2013年8月1日木曜日

最高にカッコいいフェラーリ



すごーーーーーーーくカッコいいフェラーリが走っていると思ってガン見、デジカメをカバンから出す余裕もないからケータイの質悪いカメラで写真もパシャパシャ撮っていた午後。







いや〜〜〜〜、相当に凄いフェラーリだ。こんなの、滅多にお目にかかれないな、、、と、とんでもなく暑い日差しの中、立ち止まってじっと見入っていた。



すると信号につかまってスローダウンしたフェラーリ。

かなり近寄っていってまたじっと見入っていた。


ドライバーは、なんだコイツ、近寄んな!!とか思ってるかな、でも、こんな車に乗ってるんだ、目立つ事は100も承知だろ?とずうずうしくかなり近づいていったのだ。


私の父もミッドナイトブルーのBMに乗っていながら男の子達に写真撮られ、悪いどころかいい気分だったしな、と自己弁護。


そうして私は道のド真ん中に立っているのだった。







ほお〜〜〜っ!

中には帽子かぶったカッコいいにーちゃんがいるじゃないか。

私ぐらいの年? すごいなあ、こんな車に乗れるなんて、えらいなあ!!

ニックにそう言ってながらも、すばしこく車の中をチェック。


すごいステレオ付いているし、完璧なるカスタムメイドな装備。

いいね〜、素晴らしいね〜、と言っていると、にーちゃん、運転席でモゾモゾと体を動かし始めた。


その内に帽子を上げたりもしてくれて、顔もニヤニヤしちゃって、へー、さてはオヌシ、自分のグッドルックスを自慢して見せたいのだな、こんなハンサムな上にスーパーなマシン持ってるんだよと自慢にも拍車がかかるのだな。
分かったよ分かったよ、見てやるよ、とおかげで心置きなくジッと見ることが出来た。


そりゃそーだよね、あんな車に乗っていたら、自慢したくもなるよね〜と思う。






ロンドンにはカッコいい金持ちのにーちゃんがこうしてちゃんといるんだね。


普段は見かけないけれど、まあまあの金があってカッコ良くみせようとしている男ばかりかと思い始めていたけれど、やっぱり本当にいるんだね。


もしかして、それこそ星の数のようにいるんだけれど、ただ私が会えないだけなんだね。






惚れ惚れする車だ。





見れば見るほどクールだね、、、とやっと信号が青になって走り出す車を見送りながらニックに言うと、ニックは「シティで働いているようには見えないねえ」とつぶやいた。



そう言われて、あれ、そういえばそうだと思わず笑い出してしまった。


そうだね、彼、銀行で働いてるようにはとても見えなかったね、


完全なる自由人だよね。




え???



あれ????




あれってジャミロクワイのジェイケイじゃん!



やっとそこで気が付いて、大笑いしてしまった。


ジェイケイはシティでは働いとらんわ!




そして、そうか、彼にしてみれば、まさか車だけ見られているとは思わなかったのかもな、と思った。


さっきいきなり走ってきて私の横ででかいカメラ抱えて写真をパチパチ撮っていた男達は、車小僧じゃなく、もしかして、パパラッチだったか?!

あんなカメラじゃさぞ綺麗にフェラーリが写っているだろうから、頼んで一枚譲ってもらおうかな、なんてチラとも思ったけれど、もしかして撮っていたのは車より運転手の方だった?!


どーりでプロ仕様的なレンズの大きなカメラだと思った。

てっきり、ピカデリーという場所柄、東の国の観光客がたまたまフェラーリ好きだったんだと思っていたわ。よくあんな大型カメラ持って観光しているなあと感心していた私ってアホ。。。




それにしても、やっぱりあれだけの格好良さだったら一般人じゃないんだってことか。

そこら辺にはやっぱりゴロゴロいないってことだな。ある意味安心したわ!!



そしてあんな車を見てしまった私はもうこれからは滅多な車じゃカッコいいと思えないだろうと思う。さすがフェラーリコレクターが乗っているだけあった!




しかしJay Kay、見られたからってそんなに意識するなんてな。いつも、いつだって見られてるんだから当たり前にならないのか??

あんなに有名なのにあんなに嬉しそうにするなんて思っていた通りの人だなと、今まで彼に対して抱いていたイメージと寸分も違わないことが嬉しかった。



ロンドンはこういうことがあってが面白い。






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