2007年10月31日水曜日

Konigs-Kroneのコーヒーゼリー

私がニックに腹を立てて喋らなくなるといつも、ニックは私の手を引っ張って高島屋に行く。

服を買ってくれるというワケではなく、目的はデパ地下。



今日は最近私が食べたい食べたい言ってるアンリ・シャンパルティエの”のの字ロール”でなんとか乗り切ろうとしているらしい。

「ね、ミキ、ね、のの字ロール食べたいでしょ?」って言っている。

ふんっ! ”のの字”って意味分かってないくせに~☆




妹が数年前に買ってきてくれてから、普段は生クリーム嫌いのニックもファンになったこのケーキ。

あの大きさでお得感もあるし、、、って買いたい気持ちはいつもある。

けど、あの大きさがコワい☆

「そーだよねー、あんなに食べきれないよね、でも、明日も大丈夫だよ~」とニック。

は?!

「そーじゃないの! 全部一気に平らげそうでコワいってこと!!」と私。

マジ、あんなの軽いわ!!




近くにあった別の店でロールケーキの試食をぱくっ☆

う~~~ん、おいしいけど、だったらのの字よね~。。。

と、そのまた横の店にあった白玉&あずきが乗っかったコーヒーゼリーが目に留まる。

ほぉ~~~~~。 面白い。。。

うまいかな~~って材料名のとこ見ると変なもの一切入ってない。

だったら、味が好みに合わなくても、食べて気持ち悪くなる事はないし。。。

早速ニックレジに向かう。

なんだかうつむき加減でお金出してるニックを後ろから見ていて思い出した。保冷剤!

私もレジに行った。

ニックが私に目で何か言っているのを??と思いながら、「これ、溶けちゃうから、、、」って店員のお兄さんに言うと、

「はぁい、あのォ、保冷剤をォ~、お付けしますんでェ、大丈夫ですぅン」って喋り方の答え!

一瞬、へっ?!ってお兄さんの顔を見る。

「あのォ、すぐにぃ、冷蔵庫にぃ~、お入れくださいねェン♪」と続けるお兄さん。

笑うな、笑うんじゃないっ!って吹き出したいのをこらえて、何とかその場を離れた。

外へ出た途端、「すっごいCampだったね!!」、と私達。

Campって日本語では”女っぽい”とか”なよなよしてる”とかなんだけど、やっぱりCampって言葉の方がぴったりしっくりする感じの可愛らしいお兄さん。

いや~、まさか、ああいう所のああいう場所で登場されるとは予想してなかった。

おかげでニックに腹立てていた事を忘れてしまっていた。

お兄さん、ありがとうねン♪




夕食後に食べたそのコーヒーゼリーはとても美味しかった。

白玉は作りたてじゃないからやっぱりちょっと味落ちるけど、コーヒーゼリーと和のスウィーツがなかなかの組み合わせ。

と、包装紙をみると、Konigs-Kroneだって。どうやって読むんだ?

ドイツ語?  リカーーーー!!


調べてみると、やっぱりドイツ語、ケーニヒス・クローネ、って読むらしい。ほぉ。

あのお兄さんもいる事だし、これから御ひいきにしよう。

はろうぃぃぃぃ~~ん!

これ、去年のハロウィンの時に来てた妹とロフトで撮ったもの。

今彼女はトロントでデジカメ壊したり、PC壊したり、ケーキ作ったり、ちゃりで散歩したりしている。


と、あれれ、、、日本にいる時と変わってない? なんて思ったりして。 はは!

そんないもーとに会いたい今日この頃~。

2007年10月30日火曜日

写真色々Up~!

この島の主役はやっぱりハーシーだった!

ここでいつもバス待ち。
結構長い間待たなきゃいけなくても景色がすごいから全然Ok。
世界一のバス停!

これはベネッセホテルの外にある、ウォルタ・デ・マリアの作品。
映ってるのはニコラス!

これもベネッセの野外作品。
中に何か入れてみたくなる。

これも野外作品。
座ってるだけでワクワクする。

これは帰る直前に撮ったもの。
この宿は最高だったけど一番のお気に入りは縁側!

フェリーターミナルにあるイスはものすごく座り心地がいい♪
あ~ずっと座っていたいと思ったけどフェリーの時間が~~~☆☆

これもフェリーターミナルにある、赤い水玉のパンプキン。
左側にある大きな水玉は実は穴。
そこから中に入れるようになっていて、なんとその前日、ここで最終フェリーを逃した男の子が寝ていたらしい。。。 

昔、フィリピンのボラカイという名の島に行ったことがあった。

たくさんのトロピカルフィッシュが泳いでいる、エメラルドグリーンの透き通った海があって 、浜にいると地元の子供達がお母さんが焼いたバナナブレッドを売りに来た。

村には電気も通っていなくて、バンガロー生活をしていた私も、毎日夜6時に補充してくれるオイルを入れたランプを使って生活していた。

それから何年かして、すぐに日本が目を付け、たくさんのホテルが立ち並ぶようになり、今ではバナナボートがたくさん浮かんだ観光地となっている。

もちろんそんなのはどこにでも起こっていることで、しかも村人達はもしかしたらすごく喜んだかもしれない。

でも、問題はそのホテルや観光客目当てのお店があまりにもブサイクってこと。

観光地化するにしても、もう少しなんとかなった筈なのに。。。。と思う。

その点、直島は安心。   

。。。いや、やっぱりちょっと心配かな。もしかしたら今から、なのかも知れないし。。。

とにかく今のうちに行っておいて良かった事だよ。

2007年10月29日月曜日

地中美術館から見た夕日



地中美術館にあるジェームズタレルの作品を夜見ようというナイトプログラム。


その作品は安藤忠雄の建築で切り取られた四角い空間の部屋で、

白い天井がぽっかりと四角に開いていて、ぐるっと壁沿いに座れるようになっている所から空を見るようになっている。



ずっと見ている内に、一刻一刻変化する空は動く巨大な絵で、その白く残された天井はフレームのように見えてくる。宇宙に入り込んでしまったようなフシギな感覚。


本当に素晴らしい作品だと思う。




昼間見てもそんなにすごいのだから夜見たら、、、、と思って、ナイトプログラムに行けると決まってからはドキドキしっぱなしだった。


眠れなかったくらい。アホみたいに興奮してた。


だって、もうずーーーーっとずっと、予約入れようと頑張ってたのに、その度に無情にも、”向こう3ヶ月は一杯です。”って言われ続け、、、。



だから、今回香川県に旅行に行く事が決まってからも、ナイトプログラムには行けると思わず、まぁ一応って感じでメールを送ってみた。そしたらなんと、OKの返事。


!!! 信じられない!!!



それからは浮かれまくって、旅行日程は全てナイトプログラムのために合わせた。

それほど行きたかったものだった。







当日はその日の”日の入り”に合わせた5時30分から6時15分にそのプログラムが行われる事になっていたので、5時には30人弱が集まり、美術館の人に誘導されて美術館へと向かった。



うわぁ~~~☆なんか緊張しちゃうね~☆☆って言いながら、とうとう美術館の入り口の前に着いた途端、右側に見える海の方にすっごくキレイな夕日。

みんな写真を取り出してパチパチした。


するとその美術館の人、「すみませんが、写真撮影はご遠慮頂いております」と言うではないか!



地中美術館の中では撮影は厳重に禁止されていることは重々承知している。

そしてこの国では、”ご遠慮頂いております”の後は質問しないことになっているのも。


でも我慢できない!!


「何故? どーして夕日がダメなんですか?」って聞いた。


そしたらその係りの女の人、「あ、あの、こちらから見る眺めも、美術館の作品の一部となっていまして、、あの、それで、写真の方は。。。。」、だって!



それには呆れて、皆で「えぇぇぇ~~~~~~~~~~!!!」の大・大ブーイング。



いくらなんでも、そりゃちょっとやり過ぎちゃうの??!って感じでしょ?





たとえそれが本当でも、”ナイトプログラムに間に合わないので”とかなんとか、嘘でも付けばいいのに。。。自信なさげ~にあんなこと言ってないで。




その後は一挙に緊張感も期待感もなくなってしまい、かなりお気楽に空をポケッと眺めて45分間が過ぎた。もちろんそれは素晴らしかった。





そして帰る時。


どーやら一回100円の町営バスに乗って帰るのは私とニックと女の子1人に女の人1人だけらしい。

さっきの美術館の人がずっとなんか言ってる。けど意味不明。

その内に話が分かったらしい女の子は去って行き、私は分からなかったのでそう伝えると、

「バスでお帰りですか?」と彼女。

「ハイ」と私。



「あの、申し訳ございません、タクシーが来るんですけど、100円頂けますか?」

え?っと聞き直すと、

「タクシーが来るんで、すみませんが100円の領収書を渡しますので、本当にご迷惑をかけてすみません、、、」

「タクシーというのは?」と聞くと、

「あの、手配したんです。申し訳ございません」

まだよく分からないんですが、って言うと彼女、

「すみません、バスが事情で来れなくなってしまったので、その代わりにタクシーを用意したんですけど、どうしてもそのバス代の100円を頂かなければならないのです。本当にすみません。」



あぁ、(早くそう言ってよ。)、もちろん、、、って言いながら200円を財布から出してるとまた、「本当にご迷惑をおかけしてすみません。」と言って頭を下げている。

こ-ゆーのってよく分からないけどって段々いらいらしてくる。



そしたら彼女、「あの、事前に、代金を頂いてるってことはないですか?」と聞いてきたので、「そういう場合もありえたんですか?」と少々つっけんどんに聞き返す。



そしたらまた、「あの、バス代の100円を、、、」とやり出した。私が慌てて、「はいはい、二人分の200円ね」ってお金を渡したら、「あの、事前には頂いてはいなかったですか?」と、また!!



「ここの町営バスは、いつも降りる時にお金を箱に入れるやり方ですよね? なのに事前にバス代を払ってあるか聞かれてることの意味が分からないんですけど。先に払う場合もあるんですか?」って聞くと彼女、「あの、いいえ。。。」。 


そして領収書を書きながら、「本当に100円ずつ頂いてしまってすみません」と言った。

「どうせバス代にかかるお金なんですけど」と言うと、「は?」と彼女。

は?って、こっちのセリフだってば!!

なんだろう、もしかしてこの島ではタクシー50円とか?




バス乗り場に行くとなんとさっきの女の子がいた。

なんだーー! やっぱり分かってなかったんじゃない!!と嬉しく思ってると、ドイツ人男性が現れた。


どうやらバス待ちらしい。

と、さっきの人が彼に向かって、あの、あの、を始めた。

不気味そうに彼女を眺めてるドイツ人。

彼女は彼に向かって「100円が、100えんが、、、」って言っている。コワい。。。


仕方なしに、彼に説明すると、あぁ、って言いながら100円を取り出した。

彼女はこっちを見て「本当にありがとうございます! すみませんでした!」ってぺこぺこ頭を下げている。

ほんとにブキミだ。。。



と、今度は紙切れをドイツ人に見せて、「領収書が、領収書が、、、」って言っている。。。

新種の嫌がらせだとしか思えない。。。





追記:

それにしても地中美術館、夕日も含めて作品の一部とは、よくそこまで言ったよな~!と、その時は頭にきたが、今となっては妙に感心するのであった。







2007年10月28日日曜日

イチジクと生ハムのコンビ


大・大・大好物のイチジクの生ハム添え!

今日は和歌山のイチジクと京都のイチジクで食べ比べた。

信じられないくらい旨い。。。
やばい、止まらない。。。

地中の庭


地中美術館に行く通り道にあるモネの庭。

池には蓮の花が咲いていて、ますますモネの庭っぽい。

人気がないのか前回も今回も人は全くいなかった。

もちろん本物とは比べ物にならないのだろうけど、そこのベンチに座って何百種類もの植物を眺めるのはなかなか楽しく、結構気に入っている。

その内に、”まぁ本場ジヴェル二ーに行かなくてもいいんじゃない? ここ、私が大嫌いなものがぴょんぴょん飛んでないし。。。”とまで思えてくる。

ハッキリ名前書けない位、嫌いなもの。 ほんと、病的なまでに嫌い。フォビアです。 

ヒント:蓮の花っていったら、ハイ、なんでしょう? 分かるよね、分かるよね? 

しかもフランス人はそれ食べちゃうの~! しかもその名前で呼ばれちゃってる。

あーやだやだ!! フランス人となんて絶対付き合いたくない! 

ジヴェルニーには行きたいけどあんなものがあちこちにいると考えただけでぞっとする。

周りにアホだと言われようが、私の世界は狭いままでいい。

、、、、、と、すいません、庭の話でした。。。

とにかく、よく作り込んでいる筈なのにまるで無造作に見えるように草花が植えてあって好きということです。 ふぅーーーーっ。

てるてる坊主

直島4日目の朝起きるとやっぱり雨。


前夜作ったてるてる坊主はびしょ濡れになったので、また新しく作り直した。

これ、トイレットペーパーと、デンタルフロスで出来ている。

こうやって写真を見ると、てるてる坊主と向こう側の木の斜めさが全く同じだ。


昔からてるてる坊主をよく作った。

もし雨が降って欲しい時はてるてる坊主を逆さまに吊るす。

逆さ十字の要領なんだけどな。

それって私だけ?

猫、宿に現れる


これは直島3日目、木曜の夜のこと。

夜10時過ぎてから雨がぽつぽつし始めた。

次の日は地中美術館で過ごす予定、しかも夜はナイトプログラム。

何も明日降らなくたっていいじゃないかぁ~~~!!って言いながら、心配で心配で空を窺うために縁側に出ると、そこには猫がいた。

持っていたかっぱえびせんをあげてから、雨が風で部屋に入らないように窓を閉める。

しかし猫は動かず。

じ~~~~っ☆

ベネッセから見た夕日



ベネッセ美術館は1000円のチケットで2日間有効♪

ということで、2日目は夕日の見れる時刻に合わせて行った。

同じカフェで同じくホットケーキをオーダーして夕日を待つ。

もうそろそろ、という時に、ツアー添乗員のような女性がやってきて、ベネッセの人と話し始めた。

いや~な予感は的中、彼女はそれから喋りまくった。

夕日の始まりから終わりまで喋りっぱなし。

で、夕日が落ち切ると同時、最後に「本当に綺麗でしたねぇぇ。」と締めくくった。

即、「見たの??!」と声に出した私。

彼女は私を一瞥すると、「。。。では失礼しますぅぅ。」と言って去って行った。。。

いや~~~~~~。。。。。。。。

いつもだったら何か言ったと思うんだけど、なんかあの時はチカラなかった。

災難に出くわした、、と思った方が早い場合がよくあるけど、その時もそんな感じ。

ふぅ。。。


その後はのんびり気ままに気に入った作品だけを眺めたり、空間を楽しんだり。

すごく贅沢な過ごし方をしちゃって美術館を満喫~!

本村で昼ごはん 『あいすなお』



むちゃくちゃヘルシーなランチを食べた。

これで700円!

周りにふと目をやると、奥の方に白いコーンが逆さまになってテーブル代わりになってるのを発見!!

この白いコーンは、3月にこの本村地区で『直島・スタンダード』をやっていた時にあちこちに目印として置いてあったもの。

こういう風に再利用するのってすごいアイデア! しかもこんな町家作りの家で!

と、しばし見とれてしまった。

直島の本村地区


本村地区を散歩。
朝顔がまだこんなにきれいに咲いていた。

直島の民家地区の本村では、至る所で草木染のようなキレイな色をした暖簾を見かける。
この暖簾の模様は一体なんだろう??
おにぎり?
くり?

2007年10月27日土曜日

はまちしゃぶしゃぶ

直島2日目に宿の食堂で食べた地元で養殖しているはまちのしゃぶしゃぶ。


美味しくって量もあって食堂のおねーさんの姿と喋り方も可愛くって、



あ~大満足!!

直島の人ははまちたくさん食べてるんでしょうねぇって言ったら、おねーさん、

「食べませんねぇ、だって、むつこい(しつこい)でしょう? 食べるのは鯛ですね~。」

ぶっ☆



しかしはまちをしゃぶしゃぶにするなんて、今まで考えた事なかったなー。

今度、ファティ呼んでみんなでしたいな。

カフェまるや


ダシ巻き卵用のフライパンに”おやすみ”の知らせ。
可愛い。

直島の猫の寝姿

直島にはあちこちに猫がいる。


見てよ、この猫。

変な寝方~~!

ミキ・ロング



美術館を出た後はビーチでのんびり海を眺めた。

棒切れを見付けて、突き立てて、さっき見たばかりのリチャードロングの作品にひっかけ、「ハイ、
私はミキ・ロングです」、とアホ言いながら、ビーチにいる嬉しさで一杯。

日差しはまだまだ熱くて、もう終わった筈の夏が最後に搾り出された感じ。

この美術館の作品のいくつかは外に置かれていて、風景と一体化している。

だからこの島丸ごとがアート。

3枚目の写真の右端に見えるものも、実はオブジェ。何だか分かる?

ベネッセ美術館に行ってからこれを見ると、面白いトリックがあることに気付く。


島の中で一番好きな場所、かな~。


ベネッセのカフェで。


カプチーノとホットケーキのセットを、悩んだ末に頼んだ。


だって、こんなにキレイなところでマズいもの食べたらちょっと哀しいでしょう?

でも、まぁ1100円だし、失敗してもいいか。。。って期待少なくオーダーしたんだけど、結果、なかなかなものだった。


ホットケーキは上にバターだけ。

横にはソーセージが付いていた。

甘いメープルシロップがかけてあるホットケーキだったら組み合わせでソーセージってのは分かるけど、これはちょっと変わってるな~、と思いながらも最後までおいしく食べた。



素晴らしい景色の前で美味なホットケーキとカプチーノを味わっていると、あ~今直島にいるんだな~って実感が急激に湧いてきてとても幸せな気分になった。


テレビを見ることの弊害


昨夜、スウィーツのテレビ番組を見た。
その後ラーメンのテレビ番組を見た。

おかげで今日はニックが朝から『京はやしや』に行こうと言っていて、夜になって出かけていく。
しかしもう閉店。

ハーゲンダッツにでも行こうか、、、って言ってる時に今度は私が「ラーメン食べたい」。


これってテレビを見るようになった事の弊害なのかしらねー。

2007年10月26日金曜日

ニューおりんぴあ


直島での1日目の夜ご飯は『ニューおりんぴあ』で。


島に泊まるというだけでも嬉しくて舞い上がってるのに、その上とーーーっても美味なかつおの刺身まで食べて感激しまくった夜。

そこの女将さんがまたすごくいー感じで、色んな話を聞きながら8時45分の最終バスに乗るまで楽しい時間を過ごした。


途中で来た地元のおじさん2人が横に座ったのでマスターを挟んでかみ合わない話を交わしたけれど、あまりにかみ合わなかったのでどっちからともなくそれぞれの話に戻った。


しばらくしておじさん達が帰るために立ち上がると同時にいきなり「これあげる」って私の手に何かを握らせた。

条件反射で「ありがとうございますー」って見もしないで即座に言ってから手のひらを開くと、”ふ~~ん、角砂糖??”というようなものが二つ。

と。


「!!!」


え、え、え??!!



それが何かやっと気付いて、天まで舞い上がった気分になった私。

らっきー♪♪♪な日ってあるもんだ。


あぁ、直島~!!


本当に海が好きだな~ってつくづく思う。

海の近くに住みたいな。

大変だろうな。

でも住みたいな。

暖かいところだったらいいんだけどな。

いざ直島へ!

直島行きのフェリーから見た景色。
あれがハーシー。
ハーシー=Hershey。 私が勝手にそう呼んでるの。
だって、形がそっくりでしょう?

香川のがもううどん

直島に行く日、2泊3日でずっと向こうにいるんだから、じゃーその前に、ってことでうどん有名店の一つ、がもううどんへ向かった。電車に乗ってゴトゴトすること20分。



電車の中は地元の高校生でいっぱい。

一人、私とニックのほうをちらちらみていた子がいた。

なんで??って一時考えたけど次の瞬間、あ、そっかー、ニックって外人だったわー、って思い出す。

京都に住んでたりなんかすると、そういうのって全くない。しかもニックだしな。

その子が降りる前にニックに握手を求めてきた。

ついでに私にも握手。ヘッ?? まーいいけど。

で、その時食べていた明治のアーモンドチョコレートをついでに差し出した。

そうしたらその子、嬉しそうに1個取るとすぐに続けてもう2個取って、ますます嬉しそうな顔をしながら去っていった。

ほぉ~~~~~っ! 遠慮がなくて珍しい! 田舎の子って面白いじゃない♪

ねっ!!ってニックに言うと、「あいつチョコ3個も取ったぞ! まったく子供だな!」

って、どっちが!!



鴨川駅で降りて、本当に何にもない道を地図片手にてくてく歩いた。

着くともうそこは長~い行列。すごいな、こんな辺鄙なトコなのに、しかも火曜日なのにな。


けどやっぱりそこは回転速い麺物、すぐに順番が回ってきた。

聞けばお揚げさんと揚げちくわをトッピングする人が多いんだそう。

じゃ、私も、、、ってそれにした。

これがやっぱりものっすごく美味しかった!! 

うどん自体は讃岐うどんのコシに加えてもっちりとした食感。

大きなお揚げさんはふっくらと甘い。噛むとジュっと甘いダシが出てくる。

揚げちくわもサックサク。もともと揚げちくわ好きなんだけど香川で食べる揚げちくわの味は格別♪

え? 写真にはお揚げさんだけで、何故揚げちくわが写ってないって?

実はこれ,借りてきた写真。食べるのに夢中で撮るのすっかり忘れていたんだ。

えへへ。

それにしても、周りは黙ってうどんを食べてる人だらけ。

のどか~な風景。

秋の青空の下、みんなでうどんをすすってると不思議な気分になった。

日本ってほんと別世界だよね。



2007年10月25日木曜日

頑張って夜景撮り!



屋島から戻ったその夜はホテル「川六」に泊まる。
二人で6800円。 安い!
その夜は港の周りを散歩して楽しんだ。
私の撮る夜景の写真って微妙。。。
ソニーT9なんだけどなぁ。。。

ワサハウス・異人館

わら家の後はすぐ横にある異人館でお茶。


異人館そのものより、ここのばりばり美味しいコーヒーゼリーがお目当て♪♪

香ばしいコーヒーそのものの味がする砂糖ナシのゼリーはもちろん、上にのってるアイスも美味しいし、添えで付いてくるカルーアのコーヒーリキュールをその上からかけて全部一緒に食べるともっと美味しい♪♪


実はここ、全部ホームメイドで何を食べても美味しい♪ 

ちょっとぶっきらぼうな感じの女の子とやっぱりぶっきらぼうな女の人がいるんだけど、女の子は今回パンク系の青いペディキュアをしていたのをチェック。

しかも帰りがけにはちょっとニコッとしてくれた!

わら家のうどん

とっても旨いわら家のうどん。


ここは四国村の麓に、まるで四国村とセットのようにある。

前回行った時に店の前に出来た大行列を見て、これではさぞかし四国村も混んでることだろうと少々うんざりしながら(この時はまだ四国村は単なる安っぽい観光客目当てのところとしか思っていなかったこともあって)四国村に入ったんだけど、そこはだーれもいなかった。

皆、わら家が目当てでわざわざ来ている客だと気付いてようやくあそこが有名な”わら家”だと分かる。

今回はあまり混んでいなかった。(もちろん四国村には誰もいなかった。)

そして生姜はおろしてあった。


前回はおろし金と生姜を渡されて、自分でおろさなければならなかった。 何故だろう。 時季じゃないから?


ムチャクチャ硬い生姜をおろさないで済むのは嬉しいんだけれど、こういうのが変わると気になる。



うどんは相変わらずとても美味しかった。

しかし難点が一つ。

一体どうやったらあのむちゃくちゃ熱くてデッカイ壺からこぼさずに汁を注げるのだろう??




その時も、『どんなにうどんが旨かろうが、オヤジだったらもうこの時点でアウトだな★』と思いながら、ニックがやってくれるのを待ってたんだけど、そうしたら女の店員さんが来て、「こうやってやるんですよー」って言いながらニックからサッと壺を取り、ニックの椀にサッと注いだ。

そして見事にこぼした。ぶっ☆☆




あまりのことでびっくりして半分呆れてその店員さんを眺めると、彼女は慌ててテーブルを拭いて、「すいません、私が勝手にやっておきながら、、、」ってもごもご言いながら、フェイドアウトしていった。 

しかし見なかった事にする術を覚えた私。笑




その後私もニックも無言で汁注ぎに専念した。



それにしてもあの壺は難点だ。




花の名前


誰か、この花の名前知りませんかー?
屋島、直島で見かけたんだけど、チョコレートのような甘~いほのかな香がする。
そういえば、タバコのフィリップモリスもこんな感じの匂いだったっけ。

テレビが家にある生活

今日から家にはフツーのテレビがあるのさ!


フツー、というのは、日本のテレビ番組を見れるということ。


そーなんですね~、今まで日本のテレビ番組なんて見た事がなかったんですね~。

もちろん家にテレビはありました。

それはイスラエル人からの中古で、設定をビデオ用にしたままそれを唯一変えることの出来るリモコンを失くしてしまったものをもともとテレビを見る習慣がない私は全く気にせず購入、完全に映画鑑賞用だった。


けれど一作年前にやっとコンピューターをニックが買って、同時にYahooに加入してからは海外ドラマ専門。

日本のドラマとは比べ物にならないほど面白いから自分でもびっくりするようなテレビっ子になってしまった。

で、去年のワールドカップ。ニックがテレビを買ってつなげたいと言いだした。

サッカーのためにテレビなんて買うの、ダメだからね、って私が言っていたある日、妹から電話。

久し振りの長電話を妹としながら、ふと気付くとニックがカーテンから外を覗いている。


梅雨時で外はぽつぽつし始めてるのを心配そうに眺めている。

ピンときた。

こいつ、テレビを買いに行く気なんだ!




「ニック、ダメだよ! 雨も降ってきたんだしこんな夜中に出かけないでよ!」って電話中に言うと、

「いや~、ちょっとさ、どんなのがあるか見に行ってみるだけだよ~」とニック。

「そんなの、嘘に決まってるじゃない! 行ったら買うってば!」

「。。。。。。買っちゃダメ?。。。。。」

もう既に買う気満々じゃないか!



でも、スコットランド人のニックにワールドカップ見るなって言うのも可哀想だしな~、、と考えてると、「でもさ、パブに試合観戦で行かなければ、その分、お金セイブできるじゃないか~!」と頑張るニック。


分かった、じゃぁ、5000円以下のテレビだったら買っていいよ、と私が言うと速攻でドンキホーテに出掛けて行った。

妹も電話口で笑ってる。私も「私の電話中にってのは作戦だろーね」って苦笑。




数時間後、結局約束ギリギリの5000円で買ってきたニック。

重いテレビを雨の中両手で抱えて持ってきたらしい。

これには後日談があって、去年妹が来ていた時にふとした話から7000円と発覚。

まったく。。。




しかし購入直後、思いがけずにスコットランドに行ってしまったから結局テレビは使わずじまい。

ずーーっと押入れに閉まったままだった。

が、今回そのテレビがやーっと日の目を見ることに!!




それはなんとドラマ「医龍」のため。

このドラマ、何故か大好き! 

去年4月に入院した病院で見たんだけど、初回は手術直後に麻酔から覚めた興奮状態でうきうきしながら見た。

主役のかっこいい医者は私の主治医、脇役の気持ちの悪~~~い医者は元の主治医とぴったり重なっていたせいで感情移入倍増、5人部屋だったから他の人にうるさくないよう、ヘッドフォンしながら一人で小さい声でキャーキャー言っていた。


でも入院は10日だったから見たのは2回だけ。

残念。。。。。。と思いながらも今まですっかり忘れていたけど、先週四国にいた時に、部屋にあったテレビを付けたら医龍がまた始まることを知った。

なんとその夜からということ。


もちろん見ました! 直島にいるというのに、夜まで待ち遠しく思いながら早速見た。

やっぱり面白い。

それで昨夜押入れからテレビを引っ張り出してきて今夜の放送に備えた訳です。

リカと久し振りに会ってカプリチョーザでかぼちゃのニョッキを食べてから急いで帰ってきた甲斐あって今夜も面白かった。しかも私が好きな女優さんてんこ盛り♪♪


ぜひぜひ頑張って見続けたいな~。

でも何故そこまで気に入ってるかはイマイチ自分でも不思議。

あの濃い顔した主役の人が気に入ってるわけでもないんだけどな。




ところで夕方頃にテレビを付けたらおっそろしいものを見てしまった。

黒木瞳という女優さんが熱唱していた。。。。。。。

それはもう恐ろしくド下手☆☆☆

あんなに可愛いのに。。。あんなにキレイなのに。。。

どーしたんだ?? ああいうキャラなのか??とびーーーーっくり★★

しかし日本はあんなにヒドい歌でいいのか?? 

マイク握らせていいのか??!!


テレビをつなげたらたまにはこういうものも見てしまうことになるということでしょう。

おーこわっ☆