2009年8月31日月曜日

ニックからのプレゼント


朝、いきなり見せられたチケット。
なんとサンジェルマンデプレ教会で行われるコンサートのチケット!!
えっ?!! 今夜??!!!
と、びっくり。
だって、今日はコクトー行く日なのに??!!!

「汽車で1時間半のって、ミリーにあるコクトーの教会行って、そっちでランチ食べて、また1時間半かけて帰ってくると、夜7時にはパリに戻れるよ。そしたらその足でカフェに行って腹ごしらえした後にサンジェルマンの本屋へ行って時間潰してからコンサートに行けば? 開演は夜8時45分からだから大丈夫。」
と、ニック。
すご~~~~~~★☆
私達がそんなハードなスケジュールこなすなんて信じられないわ!!

感激しながら、いつチケット買ったのよ?と聞くと、
「この前ヴァージンに行ったのはこのチケット取るためだったんだ」。
あーーーー、どうりで途中いなくなったと思ったわ。
そんな心憎いことしてくれるなんて嬉しい!!
けど、DVDのことを気にしてくれていたのではなかったのね。。。
やっぱり、ニックにしてはおかしいと思ったわ。


と、複雑な思いが流れたのでありました。ちゃんちゃん。

ケンカと魚と誓いの夜


なぜかまたニックとケンカして別行動する羽目に☆★☆


さーーーーみーーーーーしーーーーー。。。。。。。



それでもずんずんずんずん歩いて帰る。


慣れてるとはいえ、ちょっと怖いしな。。。

ふん、でも、絶対怒ってるんだからねー!と怖さを振り切って歩いていると、

「エクスキューゼ・モア」

と、男が寄って来た。

ぎょえーーーーーーっっ☆

聞こえないふりしてずんずん歩く。

「エクスキューゼ・モア」

まだ来る~~~~~~★☆★

ずんずんずんずん。

ふぇ~~~~ん☆★☆なんか悪態ついてるよぉぉぉ。




最後の方は、走っているのと変わらないんじゃないか、っていうスピードで歩いていた。

気が付けば一番明るい通りへ出てホッ★












今から何食べようか、時間も中途半端だし、、、、、、


でも盛り場に戻るのは嫌だし、足も疲れたし、、、、、


結局落ち着くのはマレ地区。


ってなると、慣れた所で『フィロソフ』だわ。。。と、フィロソフへ向かった。   


ウェイターはみんなとっても優しい。                

もう12時近いけど、どんどん食べものが出てくる。

そして「美味しいよ!!」って出してくれた鱒&ゴハン炒め料理は、、、、、、、、、。




川魚くさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!



と思って魚をクンクンしてみたら、臭うのは魚じゃなくてゴハン??!!!

申し訳ないけど残してしまった。。。




しかももともと多いフランス人の一皿、その上タップリ盛ってくれても、ニックがいないし、平らげるなんて到底無理!!


あぁ、、、、こんなことじゃ、ニックと来れば良かったな。。。。。。


って思ったところでハタと気付いた。                                  



ニックとケンカしなきゃ、初めからここには来てなかったんだわ!!



もうーーーーーーー、ニックめーーーーーーーーーーーーーーーー!! こんな目に合っちゃってるじゃないかぁ~~~~~~~!!!と八つ当たり。





私はこの夜誓った。


どんなに喧嘩していようとも、もう2度とニックなしでパリのレストランには入らないぞ!!




オルセー美術館; 再び

再びオルセー。






あらっ☆


あらあらっ☆



『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
ニック買って~~~~。




モネ。
モネの絵は近くで見るとただの点と線の集まり。
転じて、”あの女の人ってモネの絵みたい、、”とか、”モネの絵のような服”とかいうと、、、。







この毛布のショールが素晴らしかった。






超のつくベッピンさん。




今日もやっぱり歪んでいる。
皆この絵を好きだけど、あんまり長いこと眺めない方がいいと思う。




カフェに入ろうか一瞬迷ったけど、ちょっと財政難なのでやめた。





この金かかったキラキラした部屋はバンケット・ルームだって。



この人、なにか持ってる。。。



人形だ!!



生きているみたい。。。




なかなか迫力のある作品。


気づくと向こう側に白熊が。










大好きなアール・ヌーボーに囲まれて大満足 ♪♪
ニック買って~~~~~~~~。








美術館を出るとすっかり日が暮れていた。

夏の終わりのエッフェル塔

なんて素晴らしい空なの!!!!!!!!!
なんて素晴らしい雲なの!!!!!!!!!

ボードレールだわ。
サガンだわ。

エッフェル塔も美しい。。。
もう夏も終わりね。。。。。




あぁ、出来ることならオルセーへなんて行かないで、ゴロンとセーヌの横か公園で寝転がっぽけ~~~っと空を眺めているか、カフェにでも行ってぼーーーーっとしていたいわ。。。

しかしオルセーへ行かなければならぬ。

ならぬのだ。。。


ヴェリブを漕ぎながら、うらめしく空を仰いだ。


私には時間に追われながらの観光は向いていないのだよ。。。


目印

最初見た時はなんじゃ??って通り過ぎたけど、
すっかり目印になって活躍してくれた。

サンタントワーヌ通り


相変わらず美味しい、ポールのラズベリータルト。
ポールの店員は皆なぜかとても暗く、さぞかし職場の空気がどんよりしてるんだろーな、、、って客ながら想像してしまうほどだけど、なぜかこの日、レジで店員さんがニコッとした。
しかも、”どーしようか迷ったけど、笑顔見せてみるわね”的なスマイル。された方がびっくり☆


パリの中では高級車なんて見かけない。
だって、みんなぶつけて当たり前と思って運転してるから、すぐボコボコになっちゃって危ない危ない★
この車は、機能性も見かけも、本当にパリの街に似合うと思う。







ホントはなんて発音するか知らないけど。。。
この場所大好き~!!
夜はオルセーに行く予定だから、それまでの時間を過ごした。
「庶民のパリ」ってな感じがいい。


ヴァージンへ


『プリンスとプリンセス』のDVDを単品でずっと探していたけど、中古の店では見つからず。

この日、ニックがいきなり「ヴァージン・ストアに行ってみよう!」と言ったから、“いつもはそんなこと言ったことないのに、ちゃんと覚えていてくれてるなんて嬉しいな”って喜んだ。

パリは人を変えるのかしら?!


(この話はしかしこれでは終わらずに、後半へと続く。)


なにはともあれ、またルーヴルへ。
そこのお店街にヴァージンはある。

ギュスターヴ・モロー美術館

このカッコいいらせん階段に目が釘付け。













『Apparition』=出現


『DALIDA』=ダリダさん


彼の絵はどこか日本の漫画『王家の紋章』ちっくで、眺めているうちに、王家の紋章って今まで読んだことなかったけど読んでみたいわ~って気になってくる。。








自分でめくっていくなんて面白い。でもやっぱり芸術品だから、いいのかなぁ~ってちょっとドキドキ。




彼の寝室。




”極めて装飾性の高い、、、”としばしば形容されるモローの絵。
神話画や聖書画が多いし、その線の細かさっていったらすごくマニアック的。


彼は父親にとても厳しく古典教育を叩き込まれたらしいけど、結局のところ夢見がちになって、彼の頭は頭に角の生えたユニコーンや白鳥に化けたゼウスで一杯になっちゃったんだと思う。
私もそこら辺の話大好き~!!

2009年8月30日日曜日

レインボーな旗

ここはちびデブ天使アイスショップの向かい。
この旗があれば、その店はゲイ御用達、、ってこと。

分かりやすくていいよね。

、、、にしても、マレ地区はゲイのメッカ、こういう店が多いのは分かるけど。。。

そこにかかってる曲とか、お兄さんたちの服とか、、、ちょっと、、、

ダ、

ダ、

ダ、

ダサめ????!!!!!!

あ、言っちゃった★ うふ。



う~~~~ん、だって、カッコいいゲイばかりじゃないってのも当たり前だし、ゲイはセンス良しってイメージも偏見だけど、やっぱり夢を見ていたいのよ!!



ダメ?

外にいたい夜とちびデブ天使のアイスクリーム


人の熱気のせいでなんだかすぐには部屋に帰りたくなくて、でもお腹は空いていて、

じゃ、あのちびデブ天使のお店!!ってことになった。



ずっとニックと4€のをシェアしてきたけど、

特別に5€のを2つ!! なんて太っ腹!



あ~、こんなことをするのもパリにいられるのももう長くないと思うからで、、、。

あ~~~~~、淋しい!!!!!!!!!!





パリ・プラージュのパーティ



パリ・プラージュもものすごい賑わいだった夜。







ポン・デザールのパーティー





ポン・デザールはパーティパーティになっていた。

ここが一番人気の橋で、いつもみんなすごく楽しそうだけど、この夜は格別盛り上がりを見せていた。

しかし毎度のこと感心するのは、フランス人はものすごい量の食べ物をきちんと用意してきて、本格的なこと。
大きなフレッシュサラダにバゲット、チーズ、そしてもちろん何本ものワインは当たり前、チキンを丸ごと焼いたのとか、ギッシリとフルーツが詰まったタルトをホールで5個並べて、、っていうのも目撃した。
ショートパスタを大きなボールから取り分けていたグループもいて、あれ、何か味付いてるんだろーか、、と見ていると、でっかい大鍋を袋から取り出して、そこからパスタソースをお玉ですくい始めた。
大鍋? お玉??


そーなんです。
彼らはガラスの大きなボールや、木のまな板、大きい包丁なんてものをピクニックでもちゃんと使うんだ。
日本みたいにタッパーなんて、あんまり使われていない。
ちなみにもちろん、ワインは本物のワイングラスで奴らは飲む。
えらいっ! フランス人最高!!

それに比べて観光客はそれとすぐ分かる。
だって、チップスとかコーラ、ビールの他には何にも持ってないからね。
フランス人の横では何とも淋しいピクニックに見えてしまう。


ところでこのポン・デザールではなんとアルコール禁止だそう。
ぜーーーんぜんっ、そう思えないから!! 笑
警察が巡回してくる度にアルコール飲んでる人の所へ行っては何か言っているのを何回か目にしたから、ニックと2人で”なんだろーね、ワイングラスがダメってことかな??”って話していた。
それともアルコールには時間制限あり、とか、週末はダメ、とか??

そしたらこの夜、やっぱり警察の巡回が始まって、真横に座っていたフランス人(だってワイングラス持って飲んでるから、そうと分かるのよ)に、

「アルコールは禁止!!」

と言っているのを聞いてびっくり☆
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!

制限付きでダメとかじゃなくて、まさか一切ダメってこと???!!!
大爆笑。

だって、フランス人あんなに自由に飲んでるんだもん、そこには微塵のためらいや戸惑いはカケラもなかったから、全然分からなかったわぁぁ★☆★☆★


それにしても、もともと権力には対抗する気質のフランス人、この日は特にみんな反抗的で、警察をバカにしてるのがアリアリ!!
こういう風に、段々と国家に対する不満が募ってある日突然爆発、
そして革命が起きるのがフランスかも、、、と思ったら、大昔のフランス革命がオーヴァーラップして、とても身近に感じた。



しかし、大きい包丁はいいのか??!