きっちりと何かをしようと思ったら途端に面倒くさく感じてしまうけれど、
きっちりなんて出来ないしね、、、と最初から手抜きだらけを想定しておくと、
途端に楽しくなるのがおせち作り。
しかもここはロンドン、手抜きの言い訳はいくらでも作れる!
。。。ってことで。
キュウリの酢の物; 砂糖と酢でイギリスのバカでっかいキュウリを漬けたもの、
大根とジャガイモとひじきといんげんの煮物; 昆布だしと醤油、砂糖、みりんでちゃちゃっと煮たもの。
シイタケのお浸し; かつお醤油でサッと煮てから柚子の代わりにライムを搾ったもの。
ヒレ豚のロースト; 豚ヒレ肉に塩、胡椒、ハチミツ、ショウガ、ニンニク、少々のカレー粉、ごま油を塗って焼いたもの。
牛肉巻き;薄切り肉で茹でたニンジンとインゲンを巻いて焼き、かつおコンブダシの中にニンニクとショウガと醤油と酒を混ぜたものを絡め、最後に片栗粉でとろみを付けたもの。
薄焼き卵; 砂糖を使って甘くしたもの。
スモークサーモン; 買ったものを切っただけ。
キノコの味ご飯; みじん切りショウガとキノコをコンブと醤油加えたご飯にいれてかき混ぜて炊いたもの。 食べる直前にライムを搾るのが結構イケる。
お雑煮; かつお昆布ダシとあっさり薄口醤油に大根とニンジンの細切りを加えただけの、あっさりお吸い物系雑煮。 最後に胡麻を乗せてみた。
と、まぁこんな感じで、かつお昆布ダシを5分くらいで作ったら、後は醤油を少々に家にある適当な調味料で全部なんとかなるもんだ。
それに日本から持ってきた日本らしい絵柄の食器を使えば、一挙にお正月気分も出る。
なんちゃっておせちでも、ニックは喜んでくれる&多めに作って正月のせめて2日間はキッチン仕事から解放されると思えば、作って損はないよな~と思うのよね。。。
加えて、お酒『久保田』と、それを楽しむためのお相伴セットをニックが買いたがるのを止めなかったおかげでますますお正月っぽいよね。。。いつもは散財に渋る私なのに、良かったよね。。。
なんて自己満足した後に、元旦の挨拶をと思って日本にいる妹に電話したら、
喋っている妹の声にまぎれて何やらコリコリポリポリ良い音がする。
何? 何か食べてるの? 何食べてるの??
と聞くと、
「かずのこ。」。
かーーーずーーーのーーーこーーーーー!!!
簡単に言うなや。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
余談:
クレアに聞かれて作ったメニューを伝えていると、
「キノコショウガご飯を日本人はおせちに食べるのね~」
と言ったので、慌てて、
「違います! これはあくまでもなんちゃっておせちなんで、本当はキノコご飯なんてありません!!」
と訂正。
なんちゃってもなかなか大変である。