テムズ川で宝探し

バラマーケットの帰り道、いつも通りにテムズを見ると潮が引いていた。

早速階段を下りて川岸を歩くことにした。人混みを避けれるし、得した気分だ〜！と思ったのも束の間、まだすり減っていない真新しいガラスの破片やらゴミやらでいっぱい。

そういえば今日は土曜、昨夜はここでパーティーでもしたのだろうな。

とにかく、これじゃエアが入っている靴裏なんてすぐにダメージを受けそうだし、

やっぱり普通の道を歩こうよ〜とニックに言ったけれど、ニックはなにやら下を見ている。

何してんだ？？と訊くと、いろいろな物が落ちていて面白い、と。


確かに、なんか、金属探知機みたいな物を持った人も見かけるし、こんなふうに歩ける時には金目の物を探す人もいるらしい。そんな仕事をしている人もいるし。



ニック、何か見つけてもすぐに素手で取ったりしないでね、

危ない物がたくさんありそうだしね、



そう言いながらも私も下を見る。



う〜〜〜ん、色々落ちているなぁ。。。でも、まずはゴミが気になっちゃうなぁ。。。


もう少し、テムズ綺麗になって欲しいなぁ、とニックに言うと、いや、ロンドンは昔から泥の土地なんだ、だから、この川の色も、粘度のような泥が一緒に流されているからなんだ、と。


ふ〜〜〜ん。



でも、ゴミはいっぱい落ちてるよ。


とにかく、私は鴨川の方がいいなぁ。

ちいちゃい魚がキラキラしているのを見る方が楽しいなぁ。



金属探知機は欲しいけど。


あれ？　そんなツールも確かドラえもんが持っていたっけ。

あの話、どうなったっけ。

独創的？

びっくりした。


こんな刈り込みの仕方ってあるか？？　なんて珍しい形なんだ？？？

どうして？？　いったいどうして？？　単に上にハサミが届かなくて諦めただけ？　

とにかく遠くから見てもインパクトが大な姿だった。

カーナビーストリート

いつも楽しそうなこの空間。

奥にあるのはカフェかレストランか、とにかくいつでも人が集まっていて賑やか。

今日も遠目に見ながらの帰り道。


もうすぐイースターだと思うとまだまだ寒いロンドンも俄然、春めいてきていいね。

パンケーキの顔達

鬼っ子パンケーキ。

メープルシロップをかけたら鬼が泣いた。

ニック？

すごい性格良さそうな彼女。

そのお友達。

どちらの方？

あら、イヤリングまで。どこかの部族のプリンセス。

ブルーベリーがないからなんだけど、明るくてまっとうなパンケーキ。
でもあの上の方はちょっと。。。

ここまでくると、もはや何がなんだか分からない。
でもフルーツいっぱいで嬉しい。

シマウマ？発見

バラマーケットに行くときはいつもバスで行き、降りるのはセントポール前。

今日は桜がとても綺麗だった。

太陽も日に日に段々と沈むのが遅くなっていってるのが分かる。

今夜の月発見。

今日は月が特に綺麗だったので、お散歩ルートをちょっと変えてみた。

すると。



あそこに見えるのは！　


シマウマ？


効果狙ってやっているのかなぁ？　でも、自分で言うのもなんだけど、私ほど歩く時にキョロキョロ目を動かして下を見て上を見ているヒマな人間も少ないと思うんだけど。



なかなかいいね。人が夜になって遊びにくる時なんかに。



「外から馬の頭見えるからね、すぐ分かるよ」なんて。

グリンパークの前から。

チューリップも咲いた

やっとなんとか元気が出てきたのでやっと移動した。


と、いうか、ニックに言って、移動してもらったんだけど。笑


でも、ニックに頼む気力もなかったほど疲れてたんだよ。

私に言いつけられて鉢を移動してくれたニック。

人間の本能？

砂彫刻

ストリートアーティスト達にとって、通りかかった人達からお金を募るのが一番のハードワーク。


そこにこの丸い入れ物が登場。

ああしてこの入れ物を置くことによって、コインをあの中に入れようと通行人はコインを探し出してしまうのだね。見て、あの丸い入れ物に入らなかったコイン達！！


私もああいういのを見ると、もう必死にコイン入れちゃう。なんでだろ？


本能？　なに？　

　




グッドアイデアだな〜とつくづく思う。

フォートナム＆メイソン

外観工事中でもこんな衣装を着けていた。


さすがだなとこれには感心してしまった。

クロッカスも。

部屋の窓から。

クロッカスも咲いていた。


確実に春が来ている。



それにしても、まだこんなところに置いたまま。移動させる気力がなぜだか湧いてこないまま。　　ごめんよ。

落ち込んでいる時にはパンケーキ

パコデルシアことがあったからか、ニックが頼んでいないのにパンケーキを作ってくれた。

フラメンコ・バレイ Sara Baras

''A woman who can dance up not just a flamenco storm, but a hurricane''だって。

フラメンコフェスティバルがまたロンドンにやってきた。

どれかに行きたいな〜と思って色々調べて今回は彼女のにしてみた。


なんと席は一番前！


舞台全体を同時に見渡すことは出来ないけれど、その代わりダンサー達の動きが間近に見れるということでかなりワクワクして席に着いた。


うわ〜、近いね近いね、これじゃ汗までかかっちゃうかも〜！と、開演前に一人で舞い上がって隣のニックに話しまくっていたら、いきなり放送が流れた。


「もう始まるんだね!　すっごく楽しみだね！」


スペイン語の放送を聞きながら、私の舞い上がりも最高潮に達したその時、放送終わりの方で、


「〜〜ナントカ、ナントカ、メモリーオブ、パコデルシア」


と、英語が聞こえた。



へっ？



はっ？



パコデルシア？



メモリーオブ、パコデルシア？？？



え？



ええぇっっ？！


もしかして、、、、、


もしかしたら、、、、、



死んじゃったの？？？？？？？



何があったの？？？？？？



「ニックーー！　今、メモリーオブ、パコデルシアって言ったよね？　それってさ、それってさ、、パコに何か起こったってことだよね？　だよね？！！　それって、、、」



と、しどろもどろで動揺しまくった。


ニックが、「うん、聞こえた。。。」と言いながら、申し訳なさそうに私を眺めていたから、


マジで？まじで？　なんでそんなことが起こったの？　何があったの？　なんでそんな顔で見るの？　でもスペイン人、メモリーオブを違う風に使っているンじゃない？


と、あがきながら更に動揺。


それから幕が上がったけれど、ボーーーーッとしてしまって、実は前半ほとんど記憶ゼロ。
彼女の素晴らしいダンスやダンサー達の汗がスポットライトの下でスプラッシュしているのを目のすぐ前で見てたけれど、なんだか遠くで起こっていることみたいでぼんやりしていた。

そうか、パコデルシア、死んでしまったんだな、、、と諦め始めたのがステージも終わりになってからだった。




そして今、家に帰ってネットで調べて、パコが１週間も前に心臓発作で亡くなったことを知った。



それにしても、なにもフラメンコフェスのステージ開演直前にそんな衝撃を受けることにならなくてもいいじゃないか。。。おかげで今回のこのステージに関しては、素晴らしいダンサー達だった、確かにハリケーンみたいな踊りだった、ってことしか覚えていない。




パコデルシア、この世界からいなくなっちゃったんだねぇ。。。