ブリティッシュ・ミュージーアムに「ポンペイ展」を見るために歩いていると、
こんなのを見てしまった。
5、ポンド!!!!!
食べないわけにはいかないじゃないか〜〜〜!!
久々のラーメンだ!!
ニックも久し振りのラーメンに嬉しそう。
でもロンドンで何度か試したのが全てガッカリなラーメンだったのでちょっと不安そう。
中に入ると太鼓が迎えてくれて、おお、久し振りの日本よ!と思った。
おしぼりもくれるしね。キャベツもくれたしね。嬉しいなあ。
店内は他のラーメン屋さんに比べるとスッキリと明るくて広い感じなところも気に入った。
これも久し振りなキリンビール。
ということで、とっても久し振りなラーメンは、味はともかく麺が変なのもともかく、やっぱり少しぬるかった。
熱々のラーメンが恋しい。
結局、麺類を食べるんだったら私達はこれからベトナムのフォーにしようね、と言い合ったのだった。
でも5ユーロだったのはとっても嬉しい。
しかもこのお店の人達はすごく良い感じの人達ばかりだったので嬉しかった! 働いている女の子も男の子もみんな可愛い。
というのもロンドンのお店で働いている日本の人たちは皆日本で働くように働いていて、暗い。どんより、暗い。
その接客たるや、まるで日本にワープしたのかと思って思考が一瞬停止するような無表情機械的なのだ。
日本人はとってもマジメな人種なんだな〜と感心すると同時に、なぜだろう??せっかく日本にいないのに、、、と思うのが常なのだが、このラーメン屋さん「SHORYU」で働く人達はなんとも朗らかな感じだった。かといって、イギリス的な能天気さはなく、ほっこりした感じ。ちょっと感動した。
そして思いがけない道草も終わり、やっとポンペイ展に向かった。
予約していた時間にも間に合って、しっかり見ることが出来たこのポンペイ展「Life and death Pompeii and Herculaneum」。
それはそれはすごかった。
特に話題になっていた人型の展示物。
やはり、事前に分かっていたこととはいえ、人が死んだそのままの空間に鑞を流し込んで型を取ったために、まさにそれが起こった瞬間の状態のままで飾られている展示物は実際に目にすると衝撃的というよりは、とても哀しみに溢れた代物だった。
さっきまでランチを楽しんでいたポンペイの家族団欒の時間が一瞬にして破壊されて迫ってくる死の恐怖に怯えている一家族の様子や、縮こまって壁の隅に体をくっつけるようにして震えている人間の様子を見ていると辛くなった。
現に、私の斜め前にいた老婦人は眼に涙を浮かべていたし、隅に体を寄せている人型の前ではクロスを切る人もいた。
日本の津波を思い出したのだった。
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