2012年2月27日月曜日

トルコ料理:『GOKYUZU RESTAURANT』



日曜日には遠出はしないと一応のルールを決めている私達は、

じゃぁ散歩がてらサッカーボールでも買いに行こうとGreenlanesに向かい、


その後は早めの夕食をしにHALAに向かった。


けれどなぜか閉まっていた。




しかし気分はすっかりトルコ料理な私達、Greenlanesはトルコ料理店ばかりがズラリと並ぶから全く困らずそのまま歩き、HALAと同じ通りにあるトルコ料理レストランに入って行った。



この界隈でも一番と言っていいその大きなお店は『GOKYUZU RESTAURANT』。


日曜日の午後ということもあってすごい人!

店内に入ると、テイクアウェイ待ちの客とテーブル待ちの客で入口はギッシギシの混みよう、


店の規模に合わせて働いている人達も多く、目の前を色んな肉が乗った大皿が行ったり来たりするのを見ながらなんとか備え付けのベンチに座って待ったが、


こういう活気のある店での客や店員を見ながらの待ち時間は全く気にならないな~と思った。


小心者の私とニックにとっては特に、人が多い→食材の回転が良い→新鮮で安心、となるから、バンザイなのである。



(決して、人が多い→美味しい、という構図に必ずはならないということが、ここロンドンで気を付けなければならないポイントであることも付け加えなければならない。)




そうしてまず初めに頼んだのがこの前菜。


7ポンドもしなかったけれど、これがものっすごーーーーーく美味だった!!


右下は私の大好きな、ナスをローストしてざっくり切りトマトと一緒にタヒニオイル漬けしたもの。
(この料理大好き~!! どこのトルコ料理店でも必ず頼む。これだけでパン何枚もイケる。) 


左下はフムス。
(フレッシュなフムスはやっぱり格別に美味だな~と久し振りに食べて再確認。ウマすぎ☆)


左上はクスクス。
(なんなんだこのクスクス!こんな旨いクスクス初めて食べた!! レモンがたっぷりで、まさに私好み。クスクスって、食感も味も極めるとこんなになると初めて知った!)


右上はヨーグルト&キュウリ。
(残念ながら、現在アレルギー調査中の私は食べれす。。。本当に残念☆)

それに真ん中にはオリーヴが盛られているから、本当にてんこ盛りな内容の前菜だった。


これで7ポンドしないの。


移民万歳!!!!!!!!



お洒落なレストランで食べているそこのイギリス人よ、これが食というのだよ!!


と心の中で叫びながら、正真正銘たらふく食べて、食べ続けた。



しかも焼き立ての窯焼きパンが山盛り付いてきて、それもお代わり可能。



手も止めずに20分も食べ続けてからやっと、これだけでお腹がいっぱいになってしまう!!と危機感を覚えた私は、なんとかスローダウンしようとゆっくりパンに前菜のどれかを乗せながら食べていたけれど、やばい、あんまりにもウマい、、とペースが上がって本当にお腹一杯になってしまった。


大好きなトルコサラダ。




サラダはいつも行くHALAの方が味もプレゼンテーションも好み。

でもプレゼンテーションに関しては、このレストランはHALAに比べてかなりの大きなスペースだし、しかもひっきりなしに客が出入りしているから、綺麗に野菜切っている場合じゃないよな。。。と思う。

そんなことを思うほど、それこそ客でひしめき合っている店内だった。


ニックが選んだチキン。

他の店で頼むと、塩とレッドチリだけかけてただ焼きました系の??な味ばかりで、それが何回か続くうちにすっかりオーダーするのを止めてしまった私だから、今回ニックが頼んだ時にも、「ほんとに? ほんとにそれ?」と確認したほどなのに、コレは違った。

スパイスがちゃんと効いていて、かといってくどくもなく、やり過ぎてない味、

ジンワリとスパイスの味がしてくるような、そんな味だった。


次回はコレ頼もうかな~。






私が頼んだラムのスパイスミンチ。


美味しかった~~~!!

メインなんて、もう入らないと思ってたのに、一口食べたらあまりの美味しさにびっくりして、びっくりし続けながら食べ切ってしまった!

なんて罪なレストランなのぉ~~~っっ!!

添えてあるご飯もほっこりふっくらしていて噛みごたえがあるのに重くなくて甘くて、


一体どうしたらこんな風にお米が出来上がるのかな?

いずれ、家で作れるようになったらいいなと思う。


食後のお茶も濃すぎず、美味しく頂いた。

相変わらずかなり甘そうなデザートは辞退した。


ちょっと見は四角いきな粉草餅っぽいから、こんなに美味しい食事をした後の〆が一口和菓子だったらどんなにか嬉しかろう、、、と思わなくてもいいことまで思ってしまった。


これにフレッシュなオレンジジュースを3杯も頼んで、チップも入れて、総額27ポンド。


日曜日の外食2人分としては上出来だと思う。

久し振りにアカデミー賞; 2012

さて、これがどなたかお分かりか?






なんと、このクール・ハンサム、






ジャジャ~~~~ン!!


今年のアカデミー賞助演男優賞のChritpher Plummerでした。


とうとう取ったか!!!という思いで一杯。

映画『Dolores Claiborne』の彼が特にお気に入りの私はとっても嬉しい。

今年で84回目のアカデミー賞、彼は82歳で取った。

まさに映画史と共に生きてきた男なんであって、

スピーチも素晴らしいものだった。

「君は僕よりたった2つしか年上じゃないのに、いったい今までどこに行っていたんだい?」。


最近はショボイ俳優ばっかりだし、こういう人が貫録ださなきゃそろそろアカデミーも箔に問題が出てくる頃である。

今年はオスカーをライブ中継で観ようと心に決め、全く興味のないニックを脅すも同然に調べさせると、

数ヶ月前に加入していたSky Movieで中継されることが分かった。



オスカーをライブで観るなんて実に久し振りの事で、気分も高揚、準備も万端、

真夜中の12時過ぎに始まるレッドカーペットから楽しもうとテレビをつけようとすると、

「本当にアカデミー賞ライブで観るつもり?」

とニックが聞いてきた。


何をいまさら!と、「ニックは先に寝れば? うるさかったらドア閉めるから」と言うと、


「いいよ、僕も観るよ」、と言う。


こういうのに興味ない人には面白くもなんともないと思うよ、先に寝ればいいじゃないと言うと、


「いいよ、僕も観たくなったし。でも。。。」


と言うから、でも、何?と言うと、



「朝になるよ。。。」とニック。



だから?と冷たく聞くと、


「再放送観ればいいじゃない。」。。。


再放送じゃ、ヤなのーーーーーっっっ!!




ライブで観たいのーーーーーっっっ!!




久し振りで、楽しみにしてたのーーーっっっ!!




先に寝てーーーーーーーっっっ!!





と発狂すると、ニックは慌てて、



「分かった、分かった、観ればいいじゃない」と言った。



言われんでも観るわ!!!!!!!!



そうしてレッドカーペットが始まると、つくづく思った、

アカデミー賞はアメリカの物である、と。


日本で観ていた時は、何回も何回も、中継地点である日本のスタジオが映しだされ、


ワケ分からん男女の進行役が、それこそ何回も何回も意味不明な笑顔を振りまくからだんだんイラッとしてきて、”お前は誰だ??!!!”と思うことしばし。

しかしここ、ロンドンでも中継地点であるロンドンのスタジオが何回も映し出されるのは全く同じ。



何回も何回も何回も、映像はロンドンに戻り、ここでもコメンテーターがやはりああでもないこうでもないと言い合っていてうるさいことこの上ない。




まぁそれでも、日本のように、まったく関係ないにもかかわらず、レッドカーペットに登場するかのようなドレスやらタキシードやらをきてやたらものものしく、”優雅”ぶってはいないだけマシなのだろう。。。

と思って見ていた。



しかも結局のところ、イギリス人にとってはアメリカの賞だから、どうでもいいっていう感じがありありで、コメントもソファにだらっと座ってスナック食べながら飲みながらのあくまでお気楽なものであった。



こういうイギリスを見ていると、やはりこういう大きなイベントは、


エンターテイメント大国アメリカに住んで一度味わってみたい!!


というのが本音だ。


まぁ、アメリカといってもあくまでロスアンジェルス辺りじゃなけれオスカーで浮かれてはいないのだろうけれど。。。



そんなことを思っていると、画面にこんな女の子が。




あれれ、この女の子、映画『About a Boy』のあの可愛い子じゃないか?!!





そーだ、声が同じだ、あの子だ!!!!!

とニックに言ったら即調べてくれ、やっぱり同じ人だと分かった。




今までどちらに??と思っていると、ニックがネット見ながら教えてくれたには、ハリーポッターに出ていたらしい。

ハリーポッターか、、、そりゃ分らんかったわ。。。。


しかしもうあれから10年。 10年なんである。



『About a Boy』からもう10年。

そりゃあのエリ―もこんなに成長しますよね。。。



しかし彼女のファンキーなキュートさは相変わらず健在で、嬉しかった。


バンドもやっていて、ボーカル+なんと、アコーディオンというから、是非チェックしなければ。



そしてアンジェリーナジョリー。

私の全然全く好みじゃない、アンジェリーナジョリー様。


彼女は映画『GIA』で終わったと思っている私。



なぜにこの立ち姿?

笑いを取ろうとしたけれどお笑いのセンスがないから別の方に行ってしまった例? 何??


ファンではない私が擁護するのもなんだけれど、べつに見せびらかしたかったわけではなく、セクシーさをアピールしたかったわけでもなかったと思う。だってこんなに世界で圧勝しているその存在なんだから、今更そんなことするわけないと思う。

多分、賭けでもしたか??

ブラッドと子供かなんかにけしかけられて、

「ママって普段あんまり面白くないけど、笑いとるとかそういうことできる?」

「もちろん出来るわよ!!」

「ほんと? アカデミーのステージでとかでも??」

「いいわ! やって見せるわ!!」


というような、裏事情があったのではないか??と思わせる、何とも不思議~な動きだったアンジェリーナ。


本当に謎な人だわ。。。。。

でも多分フツーの人なんだろう。。。。。。





そして、第84回アカデミー賞、話題をかっさらったのがこのお方、Jim Rash。
映画『Decsendants』の脚本賞で壇上に上がってこの通り、


アンジェリーナの真似をして見せた。


すごい、早い、頭の回転!!と大笑いしてしまった。


髪の毛ないのに、アンジェリーナのロングヘアーを自分もなびかせるかのように何回も首と頭を振ったところがモロ受けた。

それにしても、その時に大笑いしているアンジェリーナが映るかと思えば、

全く映らなかった。



あぁ、ここで大笑いしている彼女の顔がアップにでもなれば良かったのにね、

せっかくのチャンスなのにどこにいるんだアンジェリーナよ!!と思った。



ところでフツーの人といえば、このブラッドピットが一番フツーの人だと思う。


きっととてもいい人なんだね、彼。。。


ところでこれはプレゼンターする前のワンショットなんだけど、

もうこんな脚出しポージングしてるんだよね。。。

てことは、ステージでのあれは、笑いを取るためではなかったのかしら・・?



レッドカーペットで一番気に入ったドレス。



ロンドンのジバンシーで作ったという。


ジバンシーと知る前から見てすぐ好きだったので、やっぱりまだ私はジバンシーが一番好きなんだな~と思った。



全てが終わって朝5時、こんなにテレビを見て楽しんでリラックス出来たと感じたのは久し振りのことだった。


やっぱりアカデミー賞観なきゃね~、満足満足、とソファから立ち上がってベッドに向かおうとしたその時、ニックが言った。


「初めてアカデミー授賞式見たけど、良かった~!」。


えっっっっっっっ、初めてだったの???!!!!!

2012年2月24日金曜日

6時でも。

1人でクラウチ・エンドに行った帰り。





もう6時になるのにこのくらいは明るい季節になって来た。



2012年2月18日土曜日

水仙とクロ、クロ、クロッカス

水仙が咲いた!



一挙に春らしい。




クロッカス。


上から撮ってみた。


なんとも綺麗な色だと初めて知った。


初め、クロッカスは別にいらないかな~と思っていたけれど、ニックのママ・クレアが、

「ミキ、クロッカスいいわよ!」


「ミキ、クロッカスがバルコニーで咲いたらとっても綺麗よ!」


「ミキ、クロッカスがあったらとても春らしくなると思うわよ!」


「ミキ、クロッカスって素晴らしく素敵なのよ!」



と電話の度に攻めてきて、



私があんまり関心がないとみてとると、



「ミキ、、、、、クロッカス、、、、きらいなの?。。。」


とそれは静かに悲しげに訊いてきたので、慌てて、



「そーですね、もしチャンスがあったら是非!」


と元気よく答えたつもりが、


「ミキ、、、そんなバカなこと言ってはダメよ。今しかクロッカスの球根は買えないんだから、いそがないといけないの。ゆっくりしていたら、店頭からすべてのクロッカスの球根が消えるわ!」


と言われ、


「じゃ、インターネットであなた達の近所のどこでクロッカスが買えるか、調べてあげましょう!」


と最終的に言い放った。


急いで、いーえ、大丈夫です、必ず見つけますから、と返答し、


こうして今はフラットのバルコニーに綺麗なクロッカスが咲いているというワケだ。



なかなか悪くない、クロッカス。。。





しかし。。。。。。。




クレア、いったいどんだけ好きよ、クロッカス!!!


最近はクロッカスという言葉に執着さえし始め、道端や店先でクロッカスを見かけると、

クロッカス、クロッカス、クロッカス、クロッ、、、



と口で転がし始めるところまで来た。


去年の夏にトマトの豊作を与えてくれたジェイミー・オリバーのグロウ・バッグを捨てずにいたので、おかげでこうして水仙とクロッカスの花壇になってくれている。

しかしこの土もこれが最後らしく、


5月になったらまた新たにこのグロウ・バッグを購入し、今年も夏のトマトの豊作を目指すつもりだ。

ホイットニーヒューストン

「ホイットニー買ってきて」と、父親に頼まれて3千円を握りしめ、


駅前の小さな音楽屋さん(当時私がそう呼んでいた)に行って買った、ホイットニーのアルバム。


しかもカセットテープ!!!

ここからの2枚のシングル『Saving All My Love for You』にどうやら父もやられたらしい、そこだけ何回も聞いていたっけ。



ボディガードよりまだだいぶ前の事だった。




彼女はデビューして即、売れに売れまくり、歌声もさることながらその容姿の素晴らしさに世界中がびっくりしたものである。



その後ボビーブラウンと結婚してしまってあんな状態になっていたけれど、



アメリカンアイドルでも散々取り上げられていたし、完全なる過去の人でなかった。






ボディガードが出た時には映画館ではなんと6か月!!も上映され、


しかもしばらくしたらアンコール上映とまできてまた数カ月、

ケヴィンコスナーに抱き抱えられているホイットニーヒューストンのあのポスターを散々見なけらばならなかったせいで、いまだにあれをみると、ウゲッ☆とくる。





タイタニックのあの船の端に立って手を広げているディカプリオとケイトウィンスレット二人の絵でも同じ経験をしてしまったけれど。。。。。。




それはともかく、ボディーガードのホイットニーは素晴らしく、あの時の彼女にまさにピタリとハマっている企画大成功ものだった。







とにかく華がありまくっていて、




どのシーンの彼女もスターだった。




大体こんなカッコが似合う人なんているか?








こんなフードマント姿も、スターっぽいし可愛いし、



とにかくこんなカッコもまさにクレオパトラとしか呼べない美しさ。



女王でいながらこのイノセントルック。



その彼女がやっと本格的にカムバックして出したのが『Million Dollar Bill』。


ドキドキしながら聞いたらものすごく良い曲でホッとして、それからしばらくはずっとこの曲ばかり聞いていた。


イギリスのXファクターに出た時もこの歌を歌い、ちょっとヨレヨレ感はあるものの、ドレスの胸部分のホックが外れるというハプニングさえも演出にしてしまう、さすがのスターな姿だった。


私が最後に見たホイットニーがその映像で本当に良かったと思う。




お葬式ではスティービーが彼女への昔の恋心を語り、『Ribbon in the Sky』を歌ったという。


2012年2月15日水曜日

PAULのマカロン

「今日はバレンタインだし、ラデュレのマカロンを買ってあげるよ。」





と言うニックにイラッ☆ときて、





反抗的にPAULのマカロンを買った。



まぁね、ラデュレがもちろん一番食べたいし、美味しいのは分かっているんだけれど、





でもいつもPAULの前を通る度にチラチラ見ていた箱入りセットのマカロンを試すのはやっと今日っていうことでもあるのじゃないか?!と、思いながら。。。



しかし。



美味しくなかった。。。。。。。。





というより、








マズイ。。。。。。。。。。。。。。。






ものの見事に、ハズレだった。。。。。。。。



京ちゃんじゃないけど、



ガックシ☆★☆★☆




8ポンド25しかしないだけあるのか。。。









こういうのを食べた人が、マカロン苦手になるのだろうな。。。









素直にラデュレで買えばよかった。。。




いや、でも、もう、PAULの店先でこのマカロンボックスを買おうか買わないでいようかとじっと見つめることがなくなるんだと思えば、


ま、いっか、



とも思った。




それにしても、1年3カ月も眺めたのになぁ。




まぁ、そもそもが、ニックにイラッとするな、、ということでありましょう。。。

2012年2月14日火曜日

Yayoi Kusama at TATE Modern

バレンタインの外出は、なんと草間弥生展!




ここはもう出口近く、やっぱり水玉の世界だった。







ボケボケでも気に入った写真。












動きながら撮ってみたのも好きだからのせちゃおう。




この橋を通る度に、ロンドンは汚いなぁと思う。


産業革命はまだ続いているよね。



今日はこんな天気だった。
今回、この写真がチューブにど~~~んと貼られて宣伝されていたことで、



この展示会があるのを知ったのだけれど、



なかなか良いポスターだと思った。



そして感想は1つ。




黄色いカボチャと赤いカボチャがあったらよかったな。




カボチャがあったら、展示会に来ていた子供達にさぞかし人気で、会場の雰囲気ももうちょっと楽しげになったのにな、と思った。

2012年2月13日月曜日

ふらめんこ Sadler's Wells

ニックが「1回くらいは見てもいいかな」などと言いながら、チケットをとってくれたフラメンコフェスティバル。


私はフラメンコ好きだから、とても嬉しく観劇したのだけれど、



終わってニックに感想を聞いてみると、



「途中で眠かったよ~~~」と。



2回目はないな、多分。。。。。。。。。

ロンドンの雪


ベッドルームから。




キッチンから。




ベッドルームの窓から。

バルコニー。



バルコニーから。





雪が降った途端、こうしてディッケンズの世界に逆戻り。