2011年11月15日火曜日

ラヴェンダー入りのサシェ






最近になって、何故か、ラヴェンダーの香りにハマってしまった。



それも顔を寄せてスッと漂ってくる香りを楽しむ、、、、なんてものじゃなくて、


鼻をラヴェンダーの塊にガッチリくっ付けて、くんくんくんくん、ものすごい勢いで吸い込む、、、



というもの。



ロンドンの有名デパート『リバティー』に行った時にリバティー生地の端切れで作られた小さラヴェンダーサシェを見つけた時も人目をはばからずにくんくんくんくんくんくんくんくん嗅ぎまくり、



もうこのサシェなしには生きていけないとまで思って値段を見たら、



たっ、高い!!!!!!!!!



買えない。。。。。。。。。。




そーだ、あれを使おう。



家に帰ってすぐにベッドルームに直行し、タンスの奥にしまい込んでいた袋を取り出してみた。



中には夏に刈り取っておいたベランダー菜園のラヴェンダーが入っている。



パリに行く前にちゃちゃっとハサミで適当に切って、きちんと乾かしもせずに袋に入れておいたもので、

その時はまだこんなにラヴェンダーの香り中毒になるとは思いもしなかったので、別に何の目的もないまま、もったいないというだけでやったことだったけれど、とうとうそれを使う時が来たらしい。



袋を開けてみると、むせかえるほどのラヴェンダーのいい香り!!



あ~いい匂い、あ~いい匂い。


そのまま袋の口を手で持って、鼻に持って行き、顔を突っ込むようにして、



くんくんくんくんくんくんくんくん。


それからしばらくそのままの状態が続いた。



くんくんくんくんくんくんくんくん。



ニックが通りがかりにその様子を見て、


「ミキ!! なにやってるの?!!」





と驚いたようだから、コレコレこうで、と説明をする。



ふ~~~ん、、、と一応は納得したらしく、 不審そうな顔をしながらも去っていくニック。


そこで私はまた、くんくんくんくんくんくん。





そしてふと思った。


これじゃまるでシンナー吸ってる不良少女じゃないか。。。



面白い、、、。



ニックにそう言うと、





「うん、そんな風に見える。でもそれより、そんなに吸いこんだら良くないんじゃない?」



と呆れた様子。




確かにな。




そーいえばさっきからケホケホしてるし、花粉まで吸い込んじゃってるのか花もムズムズしてきたしな~、、、と少しビビりが入って来た私。


袋の口を縛ってベッドサイドテーブルに置いた。


しかしその夜ベッドにもぐり込見ながらその袋を見て我慢できなくなった私は、ごそごそ袋の口を開けてそこに顔を再び突っ込み、ガンガン吸い込んだ。



すると横に寝ているニックが「止めろ!」と大きな声を出してきた。


「ミキ! そういうことしないんだー!」と。



そういうことってどういうことぉ~?と誤魔化しながらもだんだんまたケホケホしてきたから、渋々と袋の口を閉めて再びべドサイドテーブルに置き、おとなしく寝た。


そして朝。



おはよーとベッドを出てからシャワールームに行って顔を洗おうとして鏡を見ると、

瞼がお岩さんのように腫れている!!!!!!




やばい。。。。。


ニックに泣き付くと、やはりニック、





「だからそういうことしないんだよって言ってるじゃない!」と怒られた。



でも、こんなに好きなのに。。。。。。


アイ・ラヴ・ラヴェンダ~なのに。。。。。。

こうなったら無精せずに、きちんとサシェを作ってみよう、
そしたら少しは花粉が抑えられていいんじゃないか?


と、そんな経緯で作られたのがこのサシェ。



ラヴェンダーを包むための袋を適当に作り、先日のリスレット作りで左右の編み図を間違えてしまって使い道のないままだったロビンの下に緑のスティッチを入れたのでそれを包み、



ブランケットスティッチで閉じただけ。


なのに、ものすごい手作りした気分。


こうして物を作る度に、自分のガサツさとテキトーさが目に余り、


私って手作り苦手よなーとつくづく思う。



そしてこれもいつかやってみたいリストに入っていたのになんだかんだと理由を付けて避けていたことなので、とうとうやっちゃったか―という気持ちで一杯になった。

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