2013年5月25日土曜日
元彼の結婚報告。
ずーっと昔に付き合っていた彼がこの夏結婚すると、嬉しそうに電話で言った。
おめでとう!と心から言ってあげることが出来たが、
言ったまさにその直後、心の隅に引っ掛かりが出来た。
なんだろう・・?と思いながら、何年ぶりかの報告をお互いにしながら、彼の夏までの慌ただしい計画を聞いていくうちに、
なんだか、だんだんとモヤモヤ~ッとするものが体にふつふつ湧いてきて、
さっきの心の引っ掛かりみたいな、小さなかぎ裂きみたいな切れ目がますますギザギザ状態のように大きく裂け始めた。
そうして電話を終えてからもその裂け目は留まる様子を全く見せず、
とうとうモーゼの海のようにパッカリ割れてしまった。
そしてどうやら多分、私はその黒い割れ目にハマってしまったらしい。
まぁ、簡単に言うと、、「落ち込んでいる」というのであろうが、
しかし、なぜそんなに落ち込んでいるのか自分でも全くわからんのである。。
分析にも煮詰まってきたので、
一瞬、こりゃ愛か?!と簡単に片づけようとしたが、
考えれば考えるほどますます持って不可解な心。。。
そんなのってあるか?!
自分の精神はいつも分析できると思っていたが、ここにきてそれができないなんて??
どうしたよ、私?!
1・ 嫉妬。オマエ結婚できていいよな! 私は出来とらん!!というもの。
2・ 腹立ち。彼の極楽能天気、加えて気分がハイな声に頭にきた。
3・ 結婚式の細々としたことを決めるのに大忙しだというまるでウェディング・プランナーみたいな彼に今更ガッカリした。
ここまではいたって単純なもの。
ここからはかなりドロドロ系。
4・ 私は彼とは結婚したくなかったのに、彼が他の女性を選んだことに傷付いたという、まさにエゴの塊的なもの。
5・ お金持ち持ちな彼のこと、家もたくさん持っているそんなまさにロンドン典型的な、雑誌に出てくるような優雅な暮らしをやすやすと手放した自分に対する怒り。
6・ もしそんな彼と2年前に結婚していたらどうだったのだろうか、なにか決定的な間違えを犯したのではないかしら、、という自分に対する疑い。
簡単に書き出せばこんなもんだ。
それにしても、
「あいあむげってぃんぐまり~♪♪」
と彼が言った時、彼が今までの仕返しのような気分を込めて言い放ったのではないかと勘繰ってしまうほどの、あの間の取り方。
あの”間”が、そもそも私にモヤモヤ気分をくれたんじゃ??
以前、賢い友が、「リベンジのように結婚の報告をされる、さぞかし気分がエエのやろうな。。」とボヤいていたけれど、
初めて分かった気がする。
まぁ、そんな勘繰りをするのも、付き合っていた当時の自分の行いに罪悪感があるということかもしれないが。
しかしそれにしても!!
オマエ、そんなヤツやったんか~~~っっ!!
だからオマエなんかとは結婚したくなかったんや~~~っっ!!!
と思ってしまうのだよ。。。
そんなことをズラズラ考えているうちに、5月も満月。
彼は奥さんになる人の実家があるグラスゴーに行っていて、向こうでする結婚式の段取りで忙しすぎて多分満月を眺める時間がないだろう、、と言うから、びっくりした私が「そんなに大きな結婚式になるの?」と訊いたら、
「グラスゴーっていう場所を活かした、すごく素朴かつシンプルに見えながらも実はゴージャスっていう感じのセンスが良いウェディンクにしたいから、それこそ手がかかるんだ、トーンは白とグリーンでまとめてね」
と、言っていた。
女性のメイクアップ技術のことか??
ちょっと向かっ腹が立ったので、腹が立ちついでに実はオマエやっぱりゲイだろ?!!
と大人気のないことまで心で思う私なのであった。
彼の祖母の、私が大好きな92歳になるジョジョはとても長時間ドライブに耐えてグラスゴーの式には行けれないから欠席だと言うしな。
それを聞いてつい驚きのあまり、えっ!!と一瞬声に出してしまったので、
「いや、もちろん出席して欲しいんだけど。。でも無理は無理だし。。」と彼。
気分を害さないために慌てて、そうね、残念ね、でも仕方ないね、と言いながら、
私が結婚するんだったら、誰よりも一番ジョジョにいてもらいたいけどな!!
そんな遠くでしなくて近くで小さな結婚式をすればいいだけの話だろ!!
と心で思う、ますます持って暗い裂け目にハマっている私を自覚するのであった。
それにしても、ここではっきり言えるのは、彼はともかくも、彼の素晴らしい家族が私の家族にはならなかったのが残念だということだ。
でも、だからこそハッキリ肝に銘じたいのは、物でも人間でも単品で現物商品ということだぞ。ということだ。
付属品に惑わされるな、私!
なにはともあれ、私ってあんまり幸せじゃないのだろうか。。。と思いつつも、
こんな大きな満月を見る余裕がないなんて結婚するってなんて大変なんだ、、と、グラスゴーで引き出物やお花探しに奔走している元彼をねぎらう意味不明な上目線の私だったりもするから、
自己分析はまだまだ続くのだろう。。。
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