建築についてまったく知らないし、彼らが何をしているのかまったく分からない私だけど、
やはり男の人のこういう姿にはポッときたりする。
地味に地味を重ねたカッコいい職業ナンバーワンだな。
なんてったって、サグラダファミリアだぞ。
ところで昔から、ファッションでもなんでも、そういう華やかな世界の舞台裏の黙々とした作業現場に心惹かれる。
ニューヨークコレクションやロンドンコレクションのショーの一番前に座って見るよりも、
お針子達が針をちくちく動かしているところに惹かれる。
それは多分、ずっと前に、小さな部屋で大きな一枚の布に5人のインドの女達がぺたりと床に座り、下をジッと向いたまま刺繍を施していたのを見たせいだと思う。
横から、ここはポール・スミスというデザイナーの工房でね、、、と、今思えばウソかしらと思うような説明を受けながら通り過ぎるその時、5人の女の一人が顔をあげて、綺麗な褐色の肌の中の白と黒の大きな目が私の目と合ったけれど、ほんの一瞬のことで、彼女はまたすぐ下を向いて針を動かし始めた。
彼女の手元を見ると、そこには大きなペイズリー模様が作られていたので、
ポールスミスが誰かさすがに私でも分かるようになった今では彼のシャツやテーブルクロスのようなものにペイズリーを見る度に、そのこげ茶いろの肌と白と黒の目の彼女を思い出すようになった。
サグラダファミリアのここでも、男たちが脇目も振らずに働いているのを見て、
やはり黙々作業いいなぁと思うのだった。
これはガウディそのものらしい。
逆さまにして重力でこういう形にしたら、横の力が必要でなくなる、、、という発想らしい。
ノットルダムみたいにサイドフォースの梁がいらなくなる、、、ということだ。
おかげでその時期にはなかった放物線の形をした建物が可能になったという。
今出来上がっている、にょき~~~っと地面から伸びたようなサグラダファミリアが可能になったという。
うーーーーーーーむむむ。。。。。。。。
ガウディ、頭良かったんだねぇ。。。。。。。。。
サグラダファミリアのあちこちにこの植物をかたどったものがあるから、じっくり教会を見学した後ではこれを見て、「サグラダファミリアだ!」となってしまった。
ローズマリーに似ているけど、なんていうのかなぁ。。
0 件のコメント:
コメントを投稿