ニックが行きたがっていたドーミエ展に、パン屋さんのPaulにあった割引券を持って行ってきた。
オノレ・ドーミエ。
1808年にガラス職人の息子としてマルセイユで生まれた。
詩人になろうとしてパリへ出た父親を追って、残された家族とパリに出た時8歳で、生活は厳しく、ドーミエ少年は働いて家計を助けているが、そのうちに絵の勉強をし始める。
1823年頃にはその当時まだ最新の発明であったリトグラフの技法を習得。
その頃の挿絵入り風刺新聞「ラ・カリカチュール」、「ル・シャリバリ」を創刊したシャルル・フィリポンという人物に見出され、働き始めたのは1831年、ドーミエが23歳の時。
1830年の7月革命で即位した国王ルイ・フィリップの治世下で、国王を風刺した作品を多く生み出した。
’’版画家ドーミエ’’と言われるが、彼の素晴らしさはその彫刻を見る事で堪能出来ると思う。
小作品でありながらも、’’風刺彫刻’’とでも言おうか、何を意味しているのかが一目見て分かり、とっても面白い。
腹が突き出ていたり、威張って偉そうだったり、当時の’’おえらいさん’’達を風刺しまくっている。
よくもまぁ、そんな事が出来たね、怖くなかったのかね??
とにかく、一つ一つの作品をゆっくり見て廻りながら、とても楽しむ事が出来た。
ニックに感謝!
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