2010年8月31日火曜日

松彌の金魚

7,8月限定商品の『金魚』。


家から近いにもかかわらず、今日8月も最後の日、やーーーっと行ってきました。

花火は残念ながらもう時期は終了ということで、金魚だけを購入。



しかし、モノッすごい色だなぁ!

食べたら私、やばいかな?

恐る恐る食べてみた。

んーーーーーーーーーーーーーーー。。。。



まぁ、涼をとるってことで。
せっかく寒天は固くて、私好みなのになぁ。。。☆


でもずっと興味あったものにトライ出来て嬉しかった!
お店にはもう秋を感じさせる、ほおずきやブドウの和菓子があったから、次は、そっちを買ってみようと思う。

2010年8月30日月曜日

The Borrowers 床下の小人たち

本屋でこのカバー絵に目を奪われて、じっと見ると、”映画化!!”とある。

へぇ~☆ 観たいな~。。。
この絵で物語がスクリーン上に展開されるのを想像したら、それだけで嬉しくなった。

よし、観に行こう!

と心に誓う。


けれど、全くその映画がやって来たと聞かない。

ポスターも見ない。

本に”映画化!!”なんて宣伝されていて、もうすぐですよ~的な感じだったのにな。
おかしいな。。。。。。。。


それでもずーーーっと待つ。

待つこと数カ月。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ちょっとマイナー系だったのかな?

小さい映画館でザザッと上映されてサッと終わったのかも。。。

あんなに素敵な絵だったのに、残念☆



、、、と思ってまた数カ月。
 






ある日ジュンク本屋の絵本コーナーをぶらぶらして、いろんな子供向けの本を見ていた。

特に好きなのは『エルマーの冒険』、『大きなカブ』も好きだなぁ、挿絵がたまらん、

子供向けもクラシックはその良さがすたれないな~、アリスは相変わらずブサイクで嫌い、最近のは可愛く描かれたのもあるけど、あれはもうアリスとは呼べないし。



最近は絵本というより宮崎駿の映画が人気になって、それからその絵の本が売れて、グッズも、、、ってなる傾向だしね、


今年は『借りぐらしのアリエッティ』だけど、ニックの想像上の友”ハーモン”とは違って可愛い妖精だわな。。。これももんのすごく人気出るんだろうな。


そーいえばユミちゃんが、”その日暮らしのアリエッティ”って言ってたっけ、なんだかやさぐれてる感じだね、って大笑いしたんだった。。。


「タバコ、ぶっか~~~~吸ってんねん」って。



ユミちゃん。。。。。ものすごく美少女なのに発言に問題が。。。





そんなことを思い出し笑いしながら紹介文を読み始めると、



えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!


と、つい叫ぶことになった。






なんと、あの待ちわびていた『床下の小人たち』が映画化されたのが、『借りぐらしのアリエッティ』なんだって!!!!!!!!!




嘘だーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!



ショック☆




そーか、そっだったのか、、、とうなだれたのだった。。。





あれ? じゃ、アリエッティは小人なの?

妖精じゃないの??

2010年8月29日日曜日

山元麺蔵

ニックと喧嘩ばっかり。


朝から水しか飲んでいない。。。
気が付くともう2時半を過ぎていて、今の今まで全く空腹感なんてなかったのに、時間を意識した途端にモーレツに腹が減ってきた。

そーだ、京都に、、、じゃなくて麺蔵に行こう!!と向かう。



でも外に出た途端、熱くて暑くて、食欲あるのかないのか分からなくなった。。。

一度は諦めてみやこめっせでウロウロしたが、やっぱり山元麺蔵で食べようとえっちらおっちらまた向かう。







今日は豚うどんにした。

前に、お隣にいたお客さんが食べているのが美味しそうで、それなんですか?と尋ねたら豚うどんだったので、それ以来食べてみたかったのだけど、ここのカレーうどんがとんでもなく美味しいから、メニュー見て悩んでも最後はどうしてもカレーうどんを頼んでしまう。


しかし今日は体調があんまり良くなくてスパイスよりあっさりという気分だし、やったー、豚うどんだー!!と、喜んでいいのか悪いのかだったけど、頼んだ。


ら!!!



おいしーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!



感動。


脂身の多い肉は好きじゃないけど、この豚はもちもちっとしてて、噛むと甘くて、美味しい。

ネギもしゃっきしゃき。

お好みで入れるショウガが効いたスープもダシと豚の旨味がとても美味、体がジーーンとして、あら、これって五臓六腑に沁み渡る、、っていう、あれかしら??!などと嬉しい悲鳴を上げつつ飲んだ。


本当に美味しかった。





大体、京都ってうどんがフニャフニャしていて、讃岐うどんの話が出る度に、「讃岐は麺だけ、醤油をかけて終わりですが、しかし京都はおダシですから、、、」なんて言われて、ふん、その麺が極上だから醤油だけでも超美味しいんじゃないかー!!と心の中で叫んできたけど、



山元麺蔵は麺もおダシも極上!! 美味しい満足感の上に、なんだかと~っても得した気分になる。


こんなところが近所にあるなんて!!と是非エバりたい。




が、それも10月までか。。。

はぁ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



引っ越したくない!!

冬に麺蔵の豚うどんでほっこりしたい!!!




今考えるのは止めよう。。。。。。。






ニックは京カレーのつけ麺。

カレーを選ぶなんて、珍しい!




実は最初は私が京カレーつけ麺、ニックは鶏ささみのから揚げつきつけ麺、だったんだけど、

私が豚うどんに変更したら、ニックは今日はカレー気分だったらしく、京カレーつけ麺にした。

今日はカレーって気分だったみたい。



あれ??

って、変更前は私のカレーを当てにしてたってこと??!



紙前掛け、をぶらさげてうどんを食べ始めるニック。


あれ? カレーにつけてない。。。


”山元麺蔵の海老蔵”と私とニックが呼んでいる、多分主人さん?がそっと出してくれた杏仁豆腐。


嬉しかった―♪♪

前回より甘くなくて、前回より私好み!




美味しいものを食べた後の幸せな気分に浸って京都市美術館裏から三条に向かいながら、

もうすでに”いつまた麺蔵に行こうか、、、”と考えさせるところが山元麺蔵だわ。。。と思った。



本当に、いつまた行こうか。






2010年8月28日土曜日

『栖園』の宇治みぞれ金時

もうすっかり8月も終わりな空。

ちょっと前まで7時15分くらいでもまだ日が出ていたのに、今はもう6時45分には暗くなっていく。

この30分がデッカイ!

日本の冬と夏の日照時間の差は最大で2時間くらい??、かなり小さいのに、なのに、今もうその30分が取られちゃったなんて、なんだか焦る☆






そしてまた栖園へ。



ニックはいつもの宇治みぞれじゃなく、宇治みぞれ金時にしたら、一番下に敷き詰められているアズキにメロメロ、大絶賛!


そして、やっぱりモミの木みたい、、、って思った。


原因は雷だった?!!


やっと復活しましたネット環境!!

、、、、、ってなことで、ここも復活。




数週間前からYahooのBBTVが途切れることが多くなり、

でもこういうことは以前にもあったし少し待てばまた改善されるよね、ヤフーのアホバカたれ、、と悪態付きつつ期待していたら、

その内にネットもブチブチ切れるようになってハテ困ったぞと思っていると、

遂にこの1週間はBBTVの画面が全く動かなくなってネットは切れ切れ、

ニックはauのモバイルネットを使って部屋で仕事という状態になった。

やっと、こりゃ何かおかしい、、、ってなことでニックがヤフーに電話した。






「いや、ネットもおかしいし、多分モデムが古いからなんじゃないかと思うんですけど、、

いや、、、、、いや、、、、はい、、はい、、いや、だから、1台はVISTAですけど、

コンピューターは2台あって、両方ともそういう状態なんで、、いや、多分モデムの問題じゃないかと、、、」


っていう会話が聞こえて、ふむふむ何気に聞いていると、


「は?? え?? 雷、ですか? いや、、それは、ないですけど、、、もう5年もなんで、このモデムが相当古いんだと思うんですよね、、それで交換を、、、、、」


と続けるニックの横で、



”えっっ!!☆ 今、雷って言った??!!!☆★☆”



とそれこそ落雷にあったようにビビーーーーーンときた。






電話を切って、明後日新しいモデムを届けてくれるって、と言うニックに、

「ね、ね、さっき、雷って言ってたでしょ?」って聞くと、

「うん、雷が落ちましたか?って聞くんだよ、僕も”は??”って思って笑えたけど、ま、ない話じゃないからね。」 とニックが答えるのを頭の隅の方で”こいつの日本語って、、、”っと何故か少しイラッ☆っとしながら、


違うのっ!!


雷、確かに3週間前ぐらいに酷いのがあって、ほら、私、”あれ絶対落ちたよ、絶対近くに落ちた!”って騒いでいた時あったじゃない!! 覚えてない?? 時期的にも一致してるし、絶対あれだ!!


って言うと、え、そんな雷ってあったっけ、、、、、とニック。



ニックはソファで昼寝していて、私があんまりに雷で騒ぐから、”ミキ~、雷なんて怖くないよ~”って半分うとうとしながら言ってたんだった!って言うと、

「あ~~~~~~~~~~っ!! 思い出したっ!!! あった、あった、そんなこと!!!」とニック。

それからは犯人は忘れかけていた3週間前の雷である線が濃厚ですな、と興奮気味な私達がわめくここと5分。



ホシは割れましたぞとばかり再びヤフーに電話して、実は雷があったことを伝えた。



なんでも、雷に弱いらしい。

「特にヤフーは、、」とヤフーの人が言ったというからそれを聞いてなかなか好感が持てた。

そして対応の良さにヤフー嫌いの私は逆にちょっとびっくり☆



雷には気をつけなきゃねーと思った出来事だった。


2010年8月24日火曜日

1年前はパリ旅行から帰ってきた日、そして今日は。。。


朝起きた時にまだ寝たりなく感じて、
”まっいーか。2,3時間遅れたって、、、”
って思ったのは一瞬だけで、ヤバいっ☆ 新蔵先生だった!!とベッドから飛び出た。




そして主治医と面談!!
すごいっ! やっぱり時間通り!!

2度寝して遅れて来てたらどーなったことか、、、
ちっ☆ 危ないところだったぜ。。。。。。。。と思いながら、診察室に入っていくと、そこには確かに新蔵先生がいた。

いつもの笑顔でいつもの声。

うわっっ☆!☆!☆!
すごいよ、シュールだよ、、、、、、、。。。。。


なんだか不思議な体験に身を委ねたまま、無事面談は終了。





会計してクリニックを出てもまだ11時半。早っっ!!!
なんだかドッと疲れた感じがして、そのままランチを食べに行くことにした。

今日は蕎麦屋の『つるや』、アパートの近く。


そしてカウンターに着くなりに目に付いたのがこの招き猫。
酒瓶が前に置いてあって、可愛い。



                                             



つるや御膳と十割蕎麦を頂いた。
京都では私好みの蕎麦はもう食べれないと思っていたから、今日の真っ白くて表面がザラッとした腰の強い更科蕎麦に感動!!



これも『つるや御膳』のお重から。
だし巻き、お漬物、お豆の炊いたん、鳥の照り焼き山椒風味、が1の重。
小海老、ししとう、シイタケの天麩羅、が2の重。
どれも京都的でとっても美味しかった。
しかも御飯に可愛らしいザルに盛られた更科蕎麦、デザートのメロンがついて、全部で850円だから、安いよね~。


少ししてニックの十割蕎麦の写真を撮るのをすっかり忘れていたことにようやっと気付くも時すでに遅く、ニックは蕎麦湯を啜っていた。残念☆



帰りに見た満月。
煌々と輝く月が上手い具合に葉っぱの隙間にまぁるく嵌まっていて、何とも良かった。
段々と”名月”な時期になっていってるね。




2010年8月22日日曜日

栖園のレモン氷

夕方も5時間際になった頃、栖園の氷を食べようと出かけて行った。

5:30分にはもう受付終了だからとこの暑い中をものっすごい早歩きしてたら汗がどくどくと流れて、
途中から脳内メーカーみたいに氷氷氷氷と自分の頭の中が見えるようだった。

それにしても、氷っていう漢字はすごいよね!







今日は先日その存在を知ったばかりの”レモン氷”にした。
運ばれてきた途端、そのドドーーーーンと威圧的な姿に一瞬怯んだ私。。。
いつもはニックとシェアするからいいんだけど、と既にちょっと後悔気味☆
そして周りを見渡すと、細い人も小さい人もお年寄りもお兄さんもおじさんもおばさんもみんなしっかりとデッカイ氷を平らげていて、

”日本すげーーーーっ!!”

って思った。
けれど一度食べだすとそのサッパリ感がとても美味しくて、氷がサラサラ口の中でして、
付いてきたシロップなんかかけずとも、充分な味。完食。
私ってすげーーーーっ!!と思った。


今日のお伴は筒井康隆の『ロートレック殺人事件』。


フラッシュでその美人さんな姿を写してみた。


ところで京都は梶井基次郎の『檸檬』といい、レモンを窓際に置いた祇園の喫茶店といい、レモンとは縁が深いらしい。
ここ栖園にはレモン氷の他に”檸檬羹”がある。レモンの羊羹。
レモンの輪切りが綺麗に流れていて、どんな味なんだろう??と想像力を掻き立てられるから、
ぜひ一度食べてみたいんだけどな。





てっぺんには小さなサイコロ状の寒天でなんとも涼しげ。


この寒天が前回食べた”琥珀流し”とは食感が違って、固めでしっかりしてて、氷にとても合っていて、
そういうところなんか、さすがだなぁ、、と思った。


京都の美味しい甘味処では子供をあまり見かけない。
この間、ちょうど京はやしやにいる時に姪っ子から電話が来て、今から氷食べるのって言ったら、
「え~~~~っ! いいなぁ~~!! ミキちゃんなんの氷食べるの? 京ちゃんはねぇ、イチゴとか好き~~!」 
ってすごく羨ましそうな声で言われて、う~~む、抹茶って答えるのもなんか彼女の気分盛り下げそうだな、、って思ったけど、そこはもちろん京都の甘味屋さん、イチゴやメロンなんてあるわけないから、
「ここはねぇ、、、抹茶って分かる?、、緑のお茶の味とかね、紅茶とかね、、、」
って言ったら、
「、、、、、ふぅん、、、、、、、。。。」
って案の定大盛り下がりだった。


あ、でも、ミルクとかあるよ!!って急いで付けたしたら、あ、ほんと?! 京ちゃんミルクも結構好き!!ってまた声が明るくなった。


それにしても、京ちゃんと一緒に京はやしやでメニュー見てるわけじゃないのに、何故か妙に困惑してしまったのが自分でも可笑しかったんだけど、、、。
今日のこのレモン氷なんて寒天がきらきらしていて小さな子供達も好きそう!
京ちゃんにも食べさせたいな。



PS:
マダムは相変わらずとっても優雅で優しい人だった。
京都なのに、不思議!!


って言ったら語弊があるのかしら?!! 笑

2010年8月19日木曜日

連城三紀彦 『百光』 ネタバレなし



どんでん返しミステリーをネット検索してたらこの本が傑作とあって、

れんじょうみきひこ?

へ~、連城三紀彦って恋愛モノの作家だとすっかり長年思っていたけど、ミステリー書くの??!

とびっくりしてたらなんと同じ日に古本屋で巡り会った『白光』。

びゃっこう、と読む。



ふぅむ、とか、ほぉ、とか最初はいちいち唸りながら読み進めていったほど、私には馴染みのない文章で、慣れるまで時間がかかった。

が、一気読みできた本。



ネタばれは絶対嫌いだから、一文で説明すると、

「一人が殺されて、そこから登場人物の心の陰の部分がどくどく流れ出してそこに善意の嘘と悪意の嘘がたっぷり絡まって、さぁ、殺したのは誰だ?!」

っていう話。

登場人物が皆それぞれ主役で、それぞれが自分を中心に事件を語り、

だから事件はあらゆる方角に向かって突っ走っていく。



『百光』という額縁にぴったりと嵌まったストーリーだったと思う。



登場人物ひとりひとりの告白が中心となるその物語の構成は感情、心情だらけでやっぱり私のイメージしていた連城三紀彦だわ、と思いながら、そしてやっぱり心理的なものって私には合わないわ、と思いながら読んでいると、

それでも夏の暑い日差しの、失敗したネガのような白さを何度も感じ、

この本を読んで初めて“ノウゼンカズラ”だと分かった私の大好きな夏の花のそのオレンジ色や、

薄緑のテロンと下に落ちた蔓なんかの様子が目の前に迫ってきたりして、

この人はきっちりと物書きなんだな、、と思った。




どんでん返しがどんでんと返されてはいなかったことはさておき、

それにしても、本の中は幸福になりたくない人達で溢れ返っていて、そういうのって本当に疲れた。

皆が悪意を持っていて、それがまるで小学校の習字で使うプラスチックのボトルに入った安い墨汁が倒れて流れ出したみたいに薄黒く濁っていてすごく嫌だった。

まぁね、彼らも頑張ってるんだろうけどさぁ、、などと同情もしてみたりはしたけど。




でもまたこの人のミステリーを漁るだろうな、と思う。

連城三紀彦がなかなか読ませるミステリー書くなんて知っただけでも食わず嫌いの大発見!!







ポストにアマゾンから届け物。

いつの間に注文したのかしら?!

とても面白いんだってニックの推薦、ジョージ・オーウェルの『Down and Out in Paris and London』。 
あぁ、なんて嬉しいの!

本がどんどん増えていく☆


2010年8月18日水曜日

Book Off!!

今日、2日間悩んだ末に、2冊の本を手に入れた。

1000円と800円。 

そーです、なんとブックオフで、たった2冊にそんなに使ってしまったのです!!



お~マイマイ☆


だけどネ、それだけ、とっても良い本なんだよ!!!!!!




1冊目は『トンボの眼玉』 北原白秋著。



大正8年に出版された物をアルス出版社が名著復刻版・日本児童文学館 第一集として昭和50年に出版したもの。







こんなに綺麗な表紙。
昔の本は丁寧に作られてたんだなぁ、、と驚いてしまう。



ニックの大好きな『雨』もある。



そして『金魚』。
童謡とはいえ、モノッすごく怖い。


母さん、母さん 
どこへ行た。
赤い金魚と遊びませう。

母さん、帰らぬ、
さびしいな。
金魚を一匹突き殺す。

まだまだ、帰らぬ、
くやしいな。
金魚を二匹締め殺す。


なぜなぜ、帰らぬ、
ひもじいな。
金魚を三匹捻ち”殺す。


涙がこぼれる、
日は暮れる。
赤い金魚も死(しィ)ぬ、死ぬ。


母さん怖いよ、
眼が光る、
ピカピカ、金魚の眼が光る。


怖い。。。。。。。。☆
何故に童謡はそんなに怖いのか。。
マザーグースしかり。。





これは白秋の”はしがき”。


白秋なんてあんまりにも偉大な詩人過ぎて、

「相州小田原木兎の家にて」なんて最後に書かれてるのを見ると、なんだか不思議な気がする、

ちゃんと本当に生きていたの?!!って。








そして可笑しいのが、大正時代の大人は大正時代の子供を嘆き、その行く末を心配していたんだな、、と分かること。

どの時代も、自分達の子供時代が良く見えるんだろうね。。。








2冊目の『木馬のゆめ』、酒井朝彦著。

”きんらんえばなし”とある。







すごく綺麗な表紙で、これだけ見ててもわくわくする。










いろんなお話が入っていて、挿し絵もものすごく味がある。











「おきのどくですが ぼっちゃんは おいのちが あぶないかも しれません。」


ひらがなと、この絵の飄々とした雰囲気がぴったり。

どことなくユーモラスで思わず笑ってしまう。




それにしても、とても良い買い物をした。

ブックオフの一画に最近になって設けられた棚に紛れ込むようにしてあったこの2冊。

状態がとても良く、さぞかし前の持ち主は本を大切にしていた人なんだろうな、と思わせられる。


多分その人は亡くなって、家の人が蔵書を一斉処分したのではないかしら?

その新しい棚はそれで設けられたのではないかしら??

まるで一人の持ち主を失った風な感じの本達だったし、そんな棚だった。。。



こんな良い本をブックオフに持って行くなんて、本当にもったいない☆

けどそのおかげで巡り会えたこの2冊、ずっと大切にしようと思う。


2010年8月16日月曜日

大文字 2010

いつもは大体スタバで見るんだけど、今年は御池の鴨川に降りて見ることにした。

8時、点灯し始める。
やっぱり、何回見ても、おぉ~~~~っとその途端に声が出る。




燃え始めは火がボーーーッと大きく上がってるのが遠くからでも分かる。


段々と火が落ち着いてきて、そうなるとくっきりと大が見えてくる。



端の所がイマイチなので、もっと北へ歩いて行くことにした。




丸太町方面へ向かうと、やっぱり端の方までバッチリ。



なかなかデッカイな~と思った。
2年ぶりだからかな?





北にぼんやり小さく見えるのは船の頭。。。
なんだけど、遠すぎ小さすぎ☆
飛び石に乗っかって火を鑑賞してる人達の方が面白い。


私はビルの頂上から見た方が、5つの火全部が見えるし、東西南北の山から放つ火文字に囲まれると、あぁ、やっぱり京都ってれっきとした盆地だわ、、とつくづく思うとこなんかが割かし好きなんだけど、
ニックはこうして人混みの中でも河沿いで頑張って、見えた見えないを言い合いながら見える場所へ徐々に移動していくのが好きらしい。
なんでも風情があるとか。


そっかな~??
ビルの上からは5つの文字が順々に火を付けられて行くところが目撃出来るし、いかにも京都らしい丸っこい頭の山にぐるっと囲まれるからそれこそ風情たっぷりなんだけどなぁ??
大文字のために消灯された町並みが眼下に広がって、火文字が対照的に赤々して、すごく良いと思うんだけどなぁ??

夜の鴨川にこんなに人が集まるのは一年を通してもこの日だけ。


三条を通るとこんなバイク達を目撃。





絢爛バイク。
ってゆーか、もう車ね、これは。




こんなことやっちゃって、いいの??!
どこからもクレーム来ないの??!!
と思わせらるこのバイク。
すごいものを見ることが出来た。さすが大文字の夜!




そして京都の夏は終わった。
残るは残暑のみ!! 


2010年8月15日日曜日

下鴨神社の古本市と貧血

5時頃に下鴨神社に到着。
出店してる古本屋さんがズラッと書かれたボードが鳥居をくぐってすぐの所に置かれていた。



今日はとっても暑い日だったから、わざわざ遅くに出てきたんだけど、木で覆われているせいで古本市が行われている辺りはすっかり日陰。薄暗い中で本が並べらているその様子は一種異様な雰囲気。

ニックは「まるでハリーポッターの世界だね」と。よくわからない。。。





あんまりに本がありすぎて、あんまりに時間がなさ過ぎて、
最初は動かずにただただ古本市の雰囲気にけおされていた私達。


春の都メッセの時は、館内ということもあって、古本という性質上、少々埃っぽかった。
だから、このキチガイじみた暑さの中でも、まーいいか、、、って思ったけど、、、
それにしても、暑かったわ!!!!!!




右往左往、文字通りするニコラス。



こーんなおちゃめな看板も。
見よ! 右端の、「3冊200円」の張り紙を!!
閉店間際にはこうしてどんどん値段が下がっていった。






なにせ半端ない本の数!
しかもありとあらゆる種類の本が、それこそ所狭しと並べられていて、そこにはなんの分類別もされていないから、覚悟して真剣に本探しをしなければいけない。
そうでないと、もうどうしてよいか分からず、このニックのようにただボーーーーっと腕組んで眺めるようになってしまう。。。







すっかり神田の本屋さん通りみたいになった神社の様子。
左右からの木々が高くに葉っぱを重ならせてまるでアーケードのよう。

たくさん買う人のために、ちゃんとクロネコヤマト便も用意されていた。





既にお疲れ気味のニック。








谷書店さんの前で。
こーなると、本市というより本屋に来てるのともう同じ感覚。

明日が最終日なんだけど、ニックの仕事の都合で再訪はムリだから、短時間で物色しようと焦った焦った!
あっとゆー間に6時の閉店時間になってしまい、名残惜しく神社を去った。








『ふたば』で買った豆餅と、その近くの和菓子屋さんで買ったわらび餅を食べようと”京都のボンヌフ”に向かった。
すると目の前の川に、石で形づけられたハートがあった。
あ~っ!っと声をあげるとすかさずニックが、


「前もってミキのためにハートを作って置いといたんだよ、驚かせたくてね」

と。


「他人の努力を自分のモノにすんなーーーーーーーっっ☆!☆!☆」

と私がすかさず返したのは言うまでもない。。。。。。。。。。。。

ったく。。。。。。。。。。。。。。。



120円のわらび餅はとっても抹茶が濃くて、苦くて、プルンプルンで、もっちりしてて、最高に美味しかった。リピ決定だ。


そして『ふたば』の豆餅。
マキが来た時に食べたのが最初で最後だったわ、確か。


高島屋のデパ地下でも売ってるハズで、
しかし行く度に、「本日の豆餅は売り切れました」という紙が貼ってあるのしかいまだかつて見たことがなく、最近は”実は本当は売ってなんかいないんじゃないか??”などとまで考えるようになってしまったあの豆餅。


今日はお盆中だし、どうかな、、とは思ったけど、出町のお店の方ではちゃんとまだありました!
らっき~~~~~♪♪


美味な豆に塩加減がパーフェクトな餅皮が伸びる伸びる!!
程良い甘さの餡もバッチリで、一個一人でぺろっと食べちゃった☆
びっくり!☆!☆!
大福系の和菓子を一人で平らげるなんて、初めてだわ、しかも豆系。。。



この豆は、5位かな、私の中で。
いくらどんなに美味しい豆とは言われていてもそれはあくまで餅皮の中、リカちゃんのお母さんが作るあの豆には全くかないませんて!
で、2,3,4位がなくて、ふたばの豆餅の豆が5位にくるわけ。ほっほ♪


しかし何故にあそこまで美味なのか、リカちゃん母の豆よ。。。偉大だわ。
ちっ☆ 食べたくなってきちまった。。。
あれ、本当に、商品化すればいいのにな。
豆好きなマキなんかたまらないだろーな。


いろいろ物思いにふけっている間に月が見えてきた。
うっすら雲のベールをかぶって綺麗だった~!!



だんだんと暮れゆく空。。。
今頃のパリでは、、、と考えるとどうにも淋しい。




三日月のくせに、満月みたいに明るい、でぶ三日月。
今日は流れ星が見えるのかなぁ。。。




そして8時に京はやしやへ。

バタートーストを朝食べ、わらび餅、豆餅を昼食にした後に夕食はこのカキ氷。
この後私が貧血を起こしてとんでもないことになるのだけど。。。
どーやら夏バテらしい。トホホ☆



追伸:
ところでさっきグーグル開けた時、見た!!
しっかり大文字バージョンになっていた!!!
そーです、明日は大文字。
とうとう夏の終わりがやってくるのかしら??!!!