2010年8月22日日曜日

栖園のレモン氷

夕方も5時間際になった頃、栖園の氷を食べようと出かけて行った。

5:30分にはもう受付終了だからとこの暑い中をものっすごい早歩きしてたら汗がどくどくと流れて、
途中から脳内メーカーみたいに氷氷氷氷と自分の頭の中が見えるようだった。

それにしても、氷っていう漢字はすごいよね!







今日は先日その存在を知ったばかりの”レモン氷”にした。
運ばれてきた途端、そのドドーーーーンと威圧的な姿に一瞬怯んだ私。。。
いつもはニックとシェアするからいいんだけど、と既にちょっと後悔気味☆
そして周りを見渡すと、細い人も小さい人もお年寄りもお兄さんもおじさんもおばさんもみんなしっかりとデッカイ氷を平らげていて、

”日本すげーーーーっ!!”

って思った。
けれど一度食べだすとそのサッパリ感がとても美味しくて、氷がサラサラ口の中でして、
付いてきたシロップなんかかけずとも、充分な味。完食。
私ってすげーーーーっ!!と思った。


今日のお伴は筒井康隆の『ロートレック殺人事件』。


フラッシュでその美人さんな姿を写してみた。


ところで京都は梶井基次郎の『檸檬』といい、レモンを窓際に置いた祇園の喫茶店といい、レモンとは縁が深いらしい。
ここ栖園にはレモン氷の他に”檸檬羹”がある。レモンの羊羹。
レモンの輪切りが綺麗に流れていて、どんな味なんだろう??と想像力を掻き立てられるから、
ぜひ一度食べてみたいんだけどな。





てっぺんには小さなサイコロ状の寒天でなんとも涼しげ。


この寒天が前回食べた”琥珀流し”とは食感が違って、固めでしっかりしてて、氷にとても合っていて、
そういうところなんか、さすがだなぁ、、と思った。


京都の美味しい甘味処では子供をあまり見かけない。
この間、ちょうど京はやしやにいる時に姪っ子から電話が来て、今から氷食べるのって言ったら、
「え~~~~っ! いいなぁ~~!! ミキちゃんなんの氷食べるの? 京ちゃんはねぇ、イチゴとか好き~~!」 
ってすごく羨ましそうな声で言われて、う~~む、抹茶って答えるのもなんか彼女の気分盛り下げそうだな、、って思ったけど、そこはもちろん京都の甘味屋さん、イチゴやメロンなんてあるわけないから、
「ここはねぇ、、、抹茶って分かる?、、緑のお茶の味とかね、紅茶とかね、、、」
って言ったら、
「、、、、、ふぅん、、、、、、、。。。」
って案の定大盛り下がりだった。


あ、でも、ミルクとかあるよ!!って急いで付けたしたら、あ、ほんと?! 京ちゃんミルクも結構好き!!ってまた声が明るくなった。


それにしても、京ちゃんと一緒に京はやしやでメニュー見てるわけじゃないのに、何故か妙に困惑してしまったのが自分でも可笑しかったんだけど、、、。
今日のこのレモン氷なんて寒天がきらきらしていて小さな子供達も好きそう!
京ちゃんにも食べさせたいな。



PS:
マダムは相変わらずとっても優雅で優しい人だった。
京都なのに、不思議!!


って言ったら語弊があるのかしら?!! 笑

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