バービカンにチックコリアが来た。
チックコリアが来ることを知った時、コンサートの次の日はドイツ旅行の予定だったのでちょっと悩んだ。そこまでファンじゃないし、彼の’’今’’もどうなっているか全く知らないし。でも、彼もいい年だ、もう生チックなんて見れないかもしれないし、、、と、行くことにした。
それにしても、最近はもう街を歩いていてポスターでコンサート予定を知る事はなくなってしまった。全てネット。
だから、ボヤッとしていると、大好きなアーティストが来ることを知らないまま終わる。
もし逃したくないなら自分からアーティストをネット検索しなければならない。
それかコンサートホールの会員になってメールをもらったりでもいいけれど、それじゃ
漏れがあり過ぎだし。
パコデルシアのコンサートを逃して大ショックだった時、次はもっと気を付ければ良いじゃないとニックに慰めてもらいながらも「なんか嫌な感じがする〜。引退とかしそうだし、もしやあれが最後のチャンスだったんじゃ、、、」と言ってたら、今年、突然に亡くなってしまった。
以来、コンピューターが苦手な自分に喝を入れ、色々なアーティストやコンサートホールの名前を入れて頑張っている。今回のチックコリアもそうやって見つけたのだった。
それで、感想は。。。
う〜〜〜む。。。むむむ。。。。
チックコリア、いつからこんなだ? 年とったのか? 丸くなったのか?
前半は、それにしてもよく喋るな、演奏聴かせてくれよ、クレイジーなやつが聴きたいよ、、、なんて思ってたらスタンダードをちょこっと弾いただけ。
どうなるんかな〜と思っていたら、彼とデュオで即興演奏したい人を会場から募り、手を挙げた2人がそれぞれチックと一緒に演奏。
お! いい感じだ! と、やっとこさ私の目が開き始めたのにそのまままた静かになり、彼は自分の創作曲を一つ一つ弾き始めた。それは既にジャズフュージョンというよりも、学校の先生のようだった。
終わりになってくると観客を巻き込んでのコーラスさえ始まり。。。
うっ☆ こういうの、好みじゃないのよ。。。。。
と思っていたら、あれ? 先日見た、ボビー・マクファーリンのものに似てないか?
しかしボビーがペンタトニック・スケールについて観客を開眼させることにポイントを置いたそれと違って、チックコリアはただ、観客に’’コーラス’’させていただけだけど。
つまらんよ、つまらんよ、非常につまらんよ。。。とぶちぶち言っていた私。
ついには彼の宗教であるサイエントロジーのせいにまでする始末だった。
まぁ、ファンじゃないのに行った私がいけないんだな、と反省。
だからバービカンなんかでやっとるのだな、と悪態。
会場を出る時にはすでに明日のドイツ旅行に持っていくスーツケースの中身を頭の中で確認していたのだった。
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