大喜び |
やっと迎えるベランダトマトの豊作シーズン。
例年(といっても今年で3年目)より甘くなく、皮も硬いのはさておき、やっぱり私も嬉しい。
少し苦くて皮がどうしても硬いのは生じゃなくてもいいしな、料理に使ったり、オリーブオイルに漬けてもいいしね、、と色々と考えを浮かばせていると、
「ほぉら〜ねぇ! 一杯採れるでしょう! 心配し過ぎだ〜か〜らぁ〜!!」
とニックが言ってきた。
いつも絶妙なタイミングで真反対な発言をしてくることに素晴らしい才能を発揮する彼だが、それに加えて最近のニックの日本語がオネエ化してきているその発音も、聞いていて本当に苛立たしいったらない。
日本を出てもうすぐ3年、彼が日本語で話す相手はもはや私しかいない。
日本にいる時も日本人の友達が多勢いるわけではなかったニックだけれど、それでもやっぱり日本語に囲まれて日々の生活を送るのとは訳が違う。
聞き取りもどんどん悪くなっていくし、その上、オネエ言葉?!!
ヤバいだろ、それは。
「日本に帰った時のためにもそれは気をつけてね」
とことあるごとに注意しているけれど。
しかしそこで気が付いた。
私の日本語が悪い?!!
ニックがそんな風に発音し始めたってことは、私としか喋ってないんだし、私の影響ってことじゃないか?!
オネエ言葉は、ちょっと間延びしたような、甘えを含んだような、まさに男性が女性になろうと意識するがあまりに全面に押し出るあの喋り。周りに私は女性だと理解してもらいたい故のあの発音。
そういえば、いつの間にかニックに私の言っている事を100%理解してもらいたいがあまりに会話時も意識してなるべく気持ちを大げさに言おうとするようになったっけ。
簡単に言うと、『ひらがな弁』ってことだ。。’’えぇ〜〜っ!’’とか、’’あ! そうなの?!’’とか、’’ほんとに〜?” とかの手合いが以前よりよく入っている。
そのうちに大げさになり過ぎて私の日本語がまるでオネエ系のようになってしまったと言うことか??
オネエだったら心地よく聞こえるのでいいけれど、私は仮にも女だ、その喋りはいかん、逆にアホに見える。。。。。。。
ということで、ニックごめんね、私のせいだった。
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