2013年3月30日土曜日

ポーリッシュで作ったバゲット 


前々からとっても興味があった、「カリフォルニアのばあさん」のポーリッシュで作るバゲットにとうとう手を出してみた。



なぜ興味があったかというと、彼女の動画で見ることが可能な’’ポーリッシュで作るバゲット・パート2’’で、出来上がったポーリッシュに水を入れてボールから剥がすその様子が、



なんともゾクゾクするのだ。




表現が変か?



いやいや、ゾクゾク、本当にするんですよ。


かゆい背中に手が届いて気持ち良いような、


やっと治りかけの傷口のかさぶたを無理やり取るような、



そんな感じ。




それで、やってみたいやってみたい、、と思いながら、なぜこの日まで延ばしていたかというと、


それはその後に続くレシピの大さじとか小さじの計量が苦手だから、ということに尽きる。



いつもg数を量って作る私は、ちょっと尻込みしていたのだった。




でも、まぁ、いいか、、、とこの度めでたく脱皮の心境。



そうしてポーリッシュは出来上がり、そこへ水を入れてボールから引き剥がすという心待ちにしていた作業にとうとうご対面。







想像していた通り、それはそれは心躍る作業だった。


さて、「カリフォルニアのばあさん」様はどうやって作っているのか、


ここに大雑把にポーリッシュのg数を覚え書き。



  • 50gの薄力粉と50gの強力粉

  • 水85g

  • インスタントドライイースト チョビ~っと。



写真は一晩置きっぱなしで作ったポーリッシュに、朝、再び水85gを入れて引き剥がした様子。







  • 87gの薄力粉、87gの強力粉


  • 砂糖4g
  • 塩5g
  • インスタントドライイースト  チョビ~っと。
  • レモン水 3滴


これはあくまで私流のテキトーさ。念のため。



1;上記を混ぜて、ポーリッシュに加え、箸で簡単に混ぜたら、手で捏ねる。3分。


2;サラダオイルを薄く塗ったボールで6時間ほど発酵させて、成形に入る。



これも私流のテキトーさ。念のため念のため。






やはり料理とは性格が丸ごと出るもので、作業をしているうちにどんどん「カリフォルニアのばあさん」様のものとは変わっていく私のバゲット生地だったのだが、



今回はとにかく、’’ポーリッシュを水でボールから引き剥がす’’という行為がしたいが為のものだったので、大満足だった。



しかも、ボールにサラダオイルを塗るなんて!!




おかげで成形の時には、「カリフォルニアのばあさん」様の動画のように、生地がぶる~ん、ぶる~ん、として、気持ち良かった~~!







私が好きな、RICHARD BERTINETさんが言う;’’やってはいけないこと’’をたくさんしていても、

とっても楽しい。



結局のところ個人のパン作りなんて自分が納得する作り方を自分のオーブンと格闘しながら育て上げていくしかないのだなと思う。



なんていったって、私が普通に手に入れる粉にも家のオーブンの温度にも制限があるんだしな。










そして出来上がったパン。

’’なまこ’’みたい。。。



「カリフォルニアのばあさん」様のは、もっとずっと、綺麗なんだよな~。。。


なんていうか、パンの音が聞こえてきそうな、というか。




やはり私が作るパンは相変わらず形がカッコ悪いが、今回ばかりはポーリッシュ初体験が楽しすぎて、それさえもあんまり気にならず。




切ってみたら、気泡もあんまりパッとしないけれど、それでもとにかく楽しかったパン作りだった。




多分、私にはイーストを少なく入れるクセがあるにもかかわらず、ポーリッシュの発酵時間が短すぎたのだと思う。彼女のものと改めて比べてみると、ブクブクの泡感が少なかったように思う。




そんな失敗作でも、周りはパリッと中はモッチリと本当にしたので、ニックはとても気に入ったようだった。



再度挑戦決定。




動画で「カリフォルニアのばあさん」様の出来上がったバゲットを切る音を今夜も寝る前にベッドで聞いて、バゲット作りの意欲を高めようと思う。






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