ここはエクスマウス・マーケット。
大人気だったソーセージのおにいさんがこの世からいなくなってから、ここもめっきり人が少なくなった。
私もすっかり足が遠のくようになったが、なんとまたここでお気に入りの食べ物に出会うことが出来た!
それはこのお店、ピュア・ベジタリアン・インディアン・フードのタリー。
モノすごーく好みの味だと思ったら、グジャラティー地方のシェフが作っているというではないか。
グジャラティーといったら、父親の仕事関係の人達はみなグジャラティーじゃないか!!
どうりで、慣れ親しんだ味だと思ったわけだな~、と、久し振りに味わう味覚に懐かしささえ覚えて感激した。
まさかエクスマウス・マーケットで再会するとは思わなかったな。
このお店の彼は見るからにとっても優しげだけど、声を出すとその優しさが倍増する人。
話しを聞くと、このレストランが別にあって、そこのリリーという名のシェフが作ったものを運んでこのマーケットで売っているというが、 ニコッとはにかみながら、
「ここの味に惚れちゃってね、それでこうしてかかわっているという訳なんだ」
と言う。
彼の顔つきと声とその話し方でそんなことを聞かされると、ますますもって、彼の人生がとてもミステリアスなものに思えてくる。
本当に、すっごく美味しいよ。
これで6ポンドだけど、お腹いっぱいになるし、そこら辺のインドレストランよりずっと美味しいよ。
そしてこの後はすぐ横にあるカフェ『NERO』のマンゴースムージーを飲んだら最高だよ。
ソーセージのおにいさんがいた時は、こんながら空きはあり得なかった。
いつか、おにいさんが、「ここだけこんなに行列で、ほかのお店からちょっとやっかみが入るのが悩みだ」とぼやいていたけれど、
おにいさんがいなくなった後のこのガラガラ空きを見たら、結局のところ、お客は美味しいものを求めているんだと分かる。いくらイギリス人でも!
そして次はいつもの散歩コースで歩いて行って、ブリティッシュ・ミュージーアムへ。
帰り道。
日が落ちる時間が延びたせいで、歩くことが多くなって嬉しい。
もうすぐ葉っぱがわんさか付いてしまう前にあと1枚。
夜桜。
今年の日本の桜の開花は早くてちょうど小学校の卒業式にぶつかったらしい。
日本の桜見たいなぁ。来年は見れるかなぁ。
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