ファッションのアトリエにちょこっと出入りしていた1月の時のこと。
そこのファッションスタジオには可愛くて若くて夢に向かって頑張っている、いわゆる私とは真逆な女の子達がわんさかと働いていた。
私なんてたまたまロンドンに来ちゃって、京都にいた時と全く変わらない生活をしているけれど、
この女の子達はファッションが本当に好きで、他にバイトしながらアトリエでばりばり働きながら学び、毎日忙しそうで、まさにキッラキラ輝いている感じ。
そういえば今まで、「ロンドンなんて、、、」と思うばかりで、”好奇心ゼロ”生活を送っていたけれど、ファッションが好きだったらさぞかしロンドンは楽しい所だったんだろうなぁ、、と遠目に眺めながらも彼女たちに加わって、私としてもなかなか楽しい時間を過ごしていた。
そんな時の事。
ファッションウィークに向けての準備で、リサイクルのコンセプトを元に、新聞紙やペットボトルで女の子のマネキンを作らなければならなかった。
私には初めての事、四苦八苦しながら周りに聞きながらの作業途中、素晴らしく工作が上手な女の子のスタッフが加わったおかげでやっとのことながら形が出来上がって来た。
胸のところも新聞紙で何とか盛り上げて、胸らしく見えてきてはいたけれど、
あれ、
なんか、思いだすな、コレ。。。
と!
あぁ、そーだ、オースティンパワーズだ!!
あの、おっぱい銃だ!!
あはは、おもしろい、おっぱい銃、おっぱい銃!!!
「ねぇ、これ、オースティンパワーズのおっぱい銃みたいじゃない? 火を噴きそう!!」
と周りにいた女の子達に向かってそう言うと、
みんな不思議そうな顔して首をかしげるばかり。
「ほら、映画の、オースティン・パワーズだってば!」
しかしまだみんなの首が斜めなまま。
「あれ? 観たたことない? オースティン・パワーズ??」
すると、皆一斉に、
「観たことない、知らない」と。
その途端気が付いた!!!!!!!!!!!!
みんな、若いんだった!!!!!!!!!
考えてみれば、オースティンパワーズは1997年の映画なんだった。
そりゃ~この女の子達は知らないワケだわ。。。。。。。。。。。
そっか~~~~~。。。
去年のニュースで、新しく加わるクラシック映画が発表されて、それにおける人気ナンバー1が『パルプ・フィクション』だったから、そうか、パルプフィクションはもう20年前か!!と不思議な気分だったけれど。。。
オースティン・パワーズさえ、もう一昔前になっちゃうのか。。。。。
そっか~~~~~~。。。。。。
そんな、彼女たちの前でいつもは感じない自分との年齢差をむちゃくちゃ実感した、出来事だった。
これがじぇねれ~しょんぎゃっぷなのだね。
こんなんです、おっぱい銃。
でも、面白いのよ、観てみる価値ありよ。。。
と、彼女たちに声小さく訴えてみた私。
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