もう1ヶ月ほど頭皮のかぶれに悩まされていて、
カユイカユイと我慢しながらお湯だけで洗ったりこの寒いのに水で洗ったり、
それでもカユさはおさまらず、更にカユく、しまいにはジンジンと痛痒くなり、どうにも我慢が出来ないようになってしまった。
そうなると本も読めずDVDも観れず、あまりの痒さ痛さにじっとしていられない。
もういいや、掻いてしまえと、かきむしりまくり、そのうちに眠りながら引っ掻くから朝起きると血が出ている。
そんなある夜、あ、閃いた!とばかり、強力ムヒを塗ってみた。
うわぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~☆★☆★☆
気持ちいい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
あの強力な液体ムヒを、血が出るところまでかきむしらなければならない程の痒い場所にたっぷり塗ったのである。
それは、こんな痒みを人生で経験した人じゃないと絶対に分からない、
そんな気持ちの良さであった。
本当に、一瞬にして全てが一切合財、ピタッと制止するようなクールダウン。
はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~。。。。。。。
そうして久し振りにきちんと眠れるかと思ってベッドにもぐりこんで3時間半、
その突撃がきた。
猛烈に痒いんである。
それこそ一発で目が覚めるカユさ、しかもムヒを塗った所がじんじんじんじんじんじんして、
急いでナイトランプを点けてバスルームに行き、鏡を覗くと、頭皮の生え際が真っ赤。
しかし問題は赤みではなく、その強烈なカユさ。
かゆいよ~~~~~~~~~~~☆★☆
カユ過ぎて、もうどうしていいかわからないよ~~~~~☆★☆★☆
そこで朝の4時、ロンドンはまだ真っ暗なこの季節、シャワーに入って生え際に気を付けて熱いお湯をを当てた。
気持ちがいい。。。。。。。。
しかし、さて、この後どうしたものか、、、。
答えは1つ、医者である。
そんなわけで、仕方なしにGPに行くことにしたのが2週間ちょい前。
ロンドンではGPという全般科の医者に行くのが普通であり、もし問題が大きなようだったらそこから紹介状書いて専門家に回してくれるシステムで、これには良い所があり、いわゆる日によっても時間によってもどの医者に当たるか分からないからある意味チーム医療とも言える。しかし専門家ではないからあんまりやる気のない医者に当たった場合は時間の無駄。いや、無駄どころかとんでもない薬さえ処方されてしまうこともある。
まぁ、タダだしね。。。。。。。
なんて言っている場合じゃない、相手は専門家じゃないから、ということをしっかりと頭に入れて、どんな医者か見極めなきゃならない。
例えば、目が痛くても、
「目が痛いんです」、
「そーね、でも、なんにもなさそうよ」、
「でもなんか不自然な感じがして。。。」、
「そう? じゃ、これ、目薬の処方箋よ、まず点眼してみてね」、
「どんな点眼液ですか?」、
「目に不自然さがある時に入れるのよ」、
「でも、傷とかなんかがあったら、目薬でもっとおかしくなっても困るし、、、」、
「 まーね、でもまず試してみれば?」
なんて感じで、一切の検査はナシ。
手に塗るための塗り薬じゃないんである、目に入れる液体なんである。
そんなんで大丈夫か??と思う日本人の私がオカシイのか??
そんなGPに対する思いを胸に抱きながら、
でも今回は頭皮だしね、皮膚だしね、かゆみ止めくらいくれたらそれでいいしね、
という気分で行ってみた。
当たったのは女の先生で、いくつか質問してさっと頭を見ると、じゃ、シャンプーを処方しますから、それを試してくださいね、と早い診察。
診察結果、"ドライスキン”であった。
そりゃ~ドライスキンだろーさ、見りゃー分かるさ、、、、、、
とぶつぶつ言いながらもシャンプーを薬局で手に入れてその日は帰った。
そして次の朝、ゆっくりと使用方法を読みながら、シャンプーと格闘、
マッサージして、10分おいて、そうして流す、というもの。
それを一週間に2回、2週間で様子を見てみるということだった。
しかし、2週間たっても全く良くならない、それどころか、もう頭は白い頭皮が剥けてひどく、
もしかすると、今度はそのシャンプーに入っているアルコールでかぶれ出したんじゃないか?という疑いもあって、そのシャンプーボトルをカバンに入れて、仕方なしにまたGPへと出向いた。
すると今度の先生はとても若い男の先生、じっくり面と向かって質問をして来ながら、私の拙い英語でもゆっくり聞いてくれる。しかもつい昨日、アレルギーについての会議が一日中あってそれに参加していたというではないか!
おぉ~~~~~~~~!!!!!
やる気あるね!! 若いね!!!!!!
と胸中喜びながら、またもや新しいシャンプーを出してもらった。
今度のはアルコール抜きのもの。
そして使い方についての熱心な説明を受けていると、いきなり、
「気持ちはすごく分かるよ、大変だよね、カユさとか、アレルギーは本当に大変なんだよね」
とその先生が言ったから、
うわ~~~~~~~~~~~、、
こういうのって、すごいな~~~~、良い先生だな~~~~~、、と感激した。
続けて「アレルギーは同じ医者に経過観察兼ねてみてもらった方が良いから、次も僕が担当するということで、次回の予約も取りたいけど、いつがいい?」と聞くから、
3月22日から日本に行くと言うと、
「日本に帰る前に治したいだろうね。。。じゃ、その前に一度診察ということでいい?」と言った。
すごい、この先生。。。やはり良い先生だね~~~。。。と思って感激したまま診察を終え、
そうしてまた薬局に行き、すっかり顔馴染みになってしまったそこの女の子に処方箋を渡した。
シャンプーとステロイド剤の塗り薬の支払いをしてからじっくりとパッケージを読むと、
ステロイド剤の方にアルコールが入っている。
慌ててまたGPに戻り、受付にワケを話し、先ほどの男の先生が診察を終わるのを待ち、
いやな顔されるかな~と思って診察室に入っていくと、
もしかして、、、と先生の方から切りだしてくれたので、アルコールの入った塗り薬を見せた。
グラム数を確認し、本当に少しということから、取りあえず使ってみるということで話は落ち着き、
先生忙しいのに私の気にしぃで申し訳ないと言うと、
「いやいや、本当は僕達医者が、アレルギーについてしっかり勉強しなければならないのに、申し訳ない、アレルギー患者はまずアルコールがダメな人がいっぱいいるはずなのに、勉強不足もいいところだよね、本当にすまないね。」
と、どこまでも若い先生。
若さっていいな、、、と思った出来事だった。
写真左が2回目に処方されたシャンプー。
なんとCoal Tarが入っていて独特な匂い、こんなんで洗っていると、まるで自分が皮のソファにでもなったような気がする。
なにはともあれ、日本に行く前にはこの症状が少しはおさまっているのかしら??
そうとは全く思えない今の現状なのだけれど。。。
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