ハムステッド・ヒースへ散歩に行った後、
日英音楽協会の日英合唱団を見に行った。
チャリティーコンサートなのでもっと人が入るかと思ったら、suburb=郊外、というだけあって、ちょっと行きにくい場所にあったせいか、満席ではありながらも、溢れんばかりの人人でごった返すということはなく、
その代わりに厳かなチャリティーらしい雰囲気の中で、日本の歌曲やらジョンラタ―のレクイエムやらで彩られたプログラムが1時間という短い間で淡々と進められていった。
私も2回の練習に参加させてもらったことで顔見知りになった人達が歌うのを見るのは、思っていた以上に楽しかったのだけれど、なんといっても長袖白ブラウスに黒のロングスカートがみんなとっても似合っていて綺麗!!というのがまず最初の感想だった。笑
それにしても、あの短い練習の中で、よくあれだけまとめてコンサートが出来上がったなと、
本当にびっくり☆
何かを企画するって、どんなに小さなことでさえとてつもなく大変なのに、
これだけのチャリティーコンサートを成功出来たっていうのはすごい。
上に立つグレゴリーさん&グレゴリー与子美さんの力っていうのがすごいのね、きっと、、、
グレゴリー与子美さんなんて、すごいよ、
小柄な体でおかっぱ頭の可愛らしい女性ながらとってもパワフル、
ソプラノもとっても高い声が出てその声は響くったらない。
イギリスには何年も在住してるのだろうし、こういう活動を長年してきているにもかかわらず、
気取った嫌味なところが微塵もない。
グレゴリー、お前、らっき~だったな、、、と思うしかない。
ところでこの合唱団には財木麗子さんというソプラノ歌手がいる。
私が参加した2回目の練習の時の事。
普段は皆に合わせているのであろう彼女の歌声が何かの拍子にくっきり聞こえてきて、そのあまりの美しさに聞き惚れてしまった。
言ってみれば、
”もしもし、なんでここにいますか??”
状態なのであった。
その彼女が今回のコンサートではソロで”さくらさくら”を歌い、その後も何曲かをソロで歌った。
練習時にちらっと聞いたあの歌声をフルで聞いちまってるぜ、、と、なにかとっても得した気分になった。
そもそも歌手の歌声というのは聴き手の好き嫌いが大きく左右するもので、
とくにオペラのような分野だと、その歌手が世界で称賛されている歌手かというよりも、その声が実際に自分がずっと聞いていたい種類のものかどうかということに結局は限られると思う。
そしてまさに、財木麗子さんの声は私好みなんだと思う。
ジョンラタ―の歌曲のソロの最後の方で出したいくつかの音はとっても素晴らしく、まるでマリアカラスのようだった。ホントに、過言ではなく。
こんなに歌えるのに、私が参加した2回の練習時にもきちんと出ていたんだから、彼女って、すごいなぁ、と思った。
ところでもしかして、記憶が定かじゃないのだけれど、
私の1回目の練習参加時は合唱団にとって新年初めての練習でもあり、ささやかな持ち寄りパーティーが開かれたのだけれど、
そのときにこの財木麗子さんはコロッケを持参して来たんじゃなかったっけ?
とても美味しいコロッケで、私は感激し、皆も称賛していると、彼女は謙虚にも謙遜していて、そうか、こんな美人がこんな美味しいものを作ってそれで謙虚か、、、と思ったんじゃなかったっけ??
あれ、財木麗子さんだったんじゃなかったか??
そうか~~、、、
名前も美しいことながら、
容姿端麗、
料理もできる、
加えて美声の持ち主のオペラ歌手か~~~。。。。
世界は広いな!!
これはコンサートの行われた教会のすぐ前にあった別の教会、St. Jude's church。
最初は1人でこのコンサートに来ようと思ってかなりニックとモメだけれど、
途中、大きな墓地が遥か遠くまで広がっていて、
ニックについてきてもらって良かったとつくづく思った。
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