2012年3月1日木曜日
映画『RAMPART』
久々に映画で見たウッディ・ハレルソンは、ベトナム帰りの愛国心たっぷりな同性愛嫌いの人種差別主義者な警察官だった。
感想は何と言うか、、、アメリカ的というか、、、。
そーいえば、90年代はそんな感じだったなぁとその当時見ていたCNNニュースを思い出した。
今でも衝撃で残っているのは、出世した黒人をリンチして、必死で逃げていくその背中に向かって大勢で火炎瓶を投げつたという、まだアパルトヘイト残る南アフリカからの映像。
ブラウン管では叫びながら赤い炎に巻かれたその人がめらめらと燃えていく様子が流れていて、
マジ映像か?
昔の事じゃなくて??
とかなりショックで、その夜から当分の間は寝つきが悪くなってしまった。
ブラック音楽が流行ってノーティーバイネイチャーやらアレスティッド・ディべロプメントなどが流れ、
スパイク・リーの映画が人気だったあの当時。
そしてロスアンジェルス暴動。
しかしそれでもどこかで世界は良い方に向かって行ってると思っていたあの時期。
すごいエネルギーが巷に溢れていた気がする。
そういえば、ウッディ・ハレルソンの最高傑作映画、『White Men Can't Jamp』も90年代の映画だっけ。
90年代にウェズリー・スナイプスに向かって「この人種差別主義者野郎!」と怒鳴った彼と90年代の人種差別主義者を演じた彼、そこに面白さを見出しながら、そしてそのどちらもちゃんとリアルタイムで観れて嬉しく思うと共に、時が過ぎ去ったのもしっかり感じた。
そんなパーソナルな映画だった。
PS:クレジット見ながら、そ~か~、ロビン・ライトはもうロビン・ライト・ペンではないのか~と、思って淋しくなった映画でもあった。。。
そんな役者のパーソナルライフまでも巻き込んで映画観るなよ~とも我ながら思うけれど。。。
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