2012年3月12日月曜日

ハムステッド・ヒースを散歩




高い地点から景色を見おろす時にロマンティックな気分になるのはどうやら世界共通らしい。。。


何故に???????
なにゆえに人間はそのような気持ちになるのか?????


私には今だもってその心理は謎である。。。。。。


過去の恋愛時、男が高い所に行こうとする時にはいつも、


”また高いとこ? めんどくさっ!”


と思っていた私だったのである。。。



青空の下に広がる風景やら、きらきらひかる夜景やらを眺めるのは私だって決して嫌いではないのだけれど、
決まって男が手を回してくるのが不思議で、なんで??と思いながらも我慢して腕の中にいる時間がホトホト疲れて嫌だった。


おかしいな、私も恋愛中だったけどな。。。




このベンチの二人はカップルじゃないよね。。。



でももしかして私とニックみたいに、



「あっちいって! 端に座ってよ! 離れてよ!!」



ってなことだったりして。。。。。。。笑


シャードもあんなに高くなった。

向かって右隣に見えるのはセント・ポール教会。





この木には何組かのカップルの名前が彫られていた。


もうここ数年ずっと、木に彫られた名前を見る度に、気に彫られた名前が出てくる話が昔読んだ短編であったはず。。。。う~~ん、なんだったっけ。。。となる。


そうなりながら、まだその話を読み返すこともなく今に至る。


今度こそ、探し出して、もう一度読もう、



サガンかな、

スコット・フィッツジェラルドかな、


いずれにせよ、ビターでロマンティックな物語だった。




それが頭の底にずっと沈んでいるせいか、


気に彫られた名前を見るのは嫌いじゃない。


ハムステッド・ヒースにあるケンウッドハウスのお気に入りのカフェでサンドイッチだけ買って、外で食べた。


そのカフェはいつも通り相変わらず混み混み。


何がお気に入りかというと、ツナサンドが旨い。


今回久し振りに食べると、チャイブが少なめでパンも四角い柔らかいパンになっていて、前の方が好みだったけれど、その差は若干、やっぱり美味しく頂いた。




ニックはラムとミントのマヨネーズ添えサンド。すごく美味しくてラムもミントもたっぷりだった。


ツナは3.95、ラムは4ポンド強と、一瞬、高ッ!!と思うけれど、とにかく新鮮でボリュームがあって何よりおいしいので、これだけで満足感を得ることが出来るから、旅行でケンウッドハウスに寄る人は試す価値あり!


特にラムサンドなんて日本じゃ簡単に食べれないし、日本円で換算すると多分2000円くらいの価値はあるサンドだと思う。

そして映画『ノッティングヒルの恋人』にも出てきたこの場所を眺めながらのんびりするロンドン観光もわりかし良いんじゃないかと、街でウロウロしている日本人の観光客を見る度にそう思う訳です。

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