映画『ダイ・ハード5』を観た帰り、そのまま家には帰りたくなくて、ピカデリーにある「WHOLE FOOD」に何の目的もなく寄った。
バレンタインデーの夜に家に直行したくなくて街にいながらも、立ち寄る場所はスーパーなんて、哀しいにもほどがある。。。
もしも子供がいたら、イベント日はさぞかし騒がしくも楽しい1日になるだろうになぁ、、と淋しい気分の水溜まりにポトンと落ちること2分、
そのままブラブラと店内を歩くとカップケーキ試食させてるブースがあって、
牛乳アレルギーの私は食べれないな~と思っていると、それはビーガン用のもので、牛乳はココナッツミルクで代用しているという。
いつもは試食に心動かされない私も久し振りにカップケーキを食べれる事実に舞い上がり、さっそく一口大にカットされて並べてある一つに手を伸ばした。
味は、、、
久し振りのカップケーキ美味しい嬉しい~~!であった。
ニックにも勧めると、にこやかな笑顔ながらも嫌々そうにカケラに手を伸ばし、口に入れた途端に顔中に皺を寄せ、私に向かって日本語で「買うの?」と一言。
売り手に失礼にならないようにと気を使っていながらも明らかに嫌いだったと分かるそんなニックの一連の動作とリアクションを見ていたら笑えたが、
ここは有無を言わさず、「買わせて頂きます!」とこちらも一言。
バレンタインの夜だしね、
お家に帰ってからの楽しみが欲しいのだよね。
写真はこのカップケーキを作ってCAT & THE CREAMという商品にしたその張本人で、彼女自らこうして試食販売していた。また買うからね!
帰ったらすぐに冷蔵庫で冷やし、クリームがキンキンに冷たくなった頃合いに、
DVD映画の一人鑑賞のお供にさっそく頂いた。
改めて、家で食べると、そのクリームの濃厚さや砂糖ジャリジャリ感がすさまじい。
下もふんわりスポンジではなく、どっしりずっしりな口当たり、
重いクリームを上に乗せて耐えられるようにしっかりしてるワケだ。
だからこれ一つを完食するには相当な腹減り具合が必要だと思う。
よっ!! さすがイギリスのカップケーキ!
とにかくも、牛乳アレルギーでも食べれるカップケーキが見つかったので、これでなんとかなるだろう。
いつもクリームがどっさりクルクルのっかっているカップケーキを食べている人達を横目で見ていたけれど、これでもう大丈夫。
そう言うと、ニックは、
「でもいつもカフェNEROとかで食べてるじゃん」と。
あれは、マフィンだ。
こんなバレンタインの日には、やたら滅法美人なのに男ナシなあの女友達たちは日本で元気にしているだろうか、、、と恋しくなる。
安売りお徳用家族用チョコレートをスタバでわいわい言いながら小分作業してそれを男友達たちに渡す彼女達や、
そんな見るからに義理だと丸わかりのチョコレートをもらっても喜びでほころぶ彼らのキュートな笑顔やらが懐かしく思い出される、ロンドンの2月14日なのだった。
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