2013年2月5日火曜日
ミステリー本『HYPOTHERMIA』 :低体温症
本屋のクライム・セクションをぶらぶらしてたらこの青い表紙が目に入ってきたので手にとった。
すると大きく書いてある作者の名前からして北欧っぽい。
翻訳モノは誰が翻訳しているかによるからちょっとなぁ、、、、と思いながら1ページ目を読んでみたところ、思いがけずなかなか良い出だしだった。
そしてそのままレジに直行して買ったのがこの本、『HYPOTHERMIA』、日本語で言ったら『低体温症』となるのか?
さっそく読み始めたら舞台はアイスランドだと分かり、話が面白そうだが、やはりアイスランドの土地や人の名前が頭に入りにくくて読みづらく、引き込まれるのに時間がかかる。
そんなわけで放置する事に決めてから数ヶ月が経ち、その間も既に読んだたった数ページが頭を離れなかったので、今回再び手にとって読んでみた。
そしたら今度はすんなりとストーリーに入り込めてとっても面白く完読した。
適当に手に取って気まぐれのように買ったミステリ本で成功したのは久しぶりだったからとても嬉しい。
英語だけど英訳ということであくまで翻訳英語なのだし簡単で、それが逆にネイティブ英語圏じゃない私には読みやすかったのかもしれない。
とにかくこの主人公の刑事Erlendur、暗さを引きずりながらも魅力的で、最終ページにさしかかる時は別れ難さを感じたほど、愛着を湧かせてくれたキャラだった。
私には、面白い本はなるべくゆっくりゆっくり読もうとすることにかなりの力を入れ、
それでもうっかり中盤まで読んでしまっていることに気づいてはまた前に戻って読みなおし、
そうやって伸ばすその数日間は本をいつでもどこへでも持ち歩くというクセがあるのだが、
今回もそのクセが出たということはかなり気に入った本ということなのだと思う。
アイスランドミステリも頑張ってるんだね~と思ってこの作者、Arnaldur Indridasonのことを調べてみたら、
既にもう結構な数の本を出している作家で、その一つは映画にもなっていて、アメリカ版にリメイクもされていて、そのタイトルは『Jar City』だという。
ジャー・シティ?
聞いたことあるある!!
なんか気持ち悪そうなヤツだったんじゃなかったっけ?
そうしてもっと分かったのが、この刑事Erlendurはシリーズになっていること!
嬉しい!! 読むものが増えたぞ!
さっそく本屋に行って買い漁ろうと思う。
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