日曜日はスピタフィールズ・マーケットへ行った。
マーケットは5時までというし、家を出たのは既に3時を過ぎていたし、もう時間ほとんどないけど、でも、ま、いっか、大好きなバスに乗れるし、、ぐらいの気持ちだった。
しかしバスの運転手、飛ばす飛ばす!!
猛スピードだね~、あっとゆー間だね~、向こうで過ごす時間出来たね~、とニックに言うと、
「もし事故らなかったらね」と。
そりゃそーだ、と思いながらだんだん不安になったけど、無事到着した。
しかしロンドンバスで事故の経験するのも時間の問題かもしれないな。。。
などと思いつつさっそく散策を始めると、ニックがココナッツを売っているブースを発見。
飲みたいと言う。
今日最後のココナッツということで、即買いするニック。
3ポンドなり。
真剣に飲み始めるニック。
ココナッツを大切そうに支える手がなんともいじらしいではないか。
「飲む?」と聞かれたけれど、
私、ココナッツはいつも木からその日に落ちたものしか飲んだことないの、、、とエバって断り、手持無沙汰なので近くをぶらぶらする私。
そして振り返ると、
すんげーーーーーー真剣に飲んでいる姿。。。
気を取り直して、また周りぶらぶらを5分続けてパッと振り向いてニックを見ると、
こんな姿。。。
どんだけ子供よ??
相当気に入ったんだろうな、、と思いつつも、おいしい?って聞くと、
「おいしかった~! もう飲み終わったし、中のものをすくって食べたいんだ」と。
そんなの、このココナッツじゃ、ムリじゃないの?と言うと、
「さっき横で買っていた男の人が中をホジホジして食べていたんだよ」と。
よく見てるな、、、。。。
お店の人に中を取りだしてもらうように頼むと、困ったように、
「中にはなんにもないのよ、、、」と店の人。
そしてその場でパカッとココナッツを割って、かなり申し訳なさそうに、
「ね?」とニックに見せた。
すんごく哀しそうなニック。。。
歩きながら、「僕のだけ、なんにも中に入っていなかったんだね、、、」と呟くから、真剣に可哀想に思ってしまったわ。。。
いつもはアンティーク・マーケットでくるここスピタフィールズ・マーケットだけれど、
日曜の服マーケットも初めてだったからなかなか時間をつぶすには面白かった。
中にはお店の人がデザイナーさんの、少々値の張るオリジナル服も売っているブースもあって、
なんだか昔のカムデン・マーケットを思い出した。
それでもやっぱり、どこのマーケットでも出しているチェーン店のようなブースもたくさん。
ロンドンでいくつかのマーケットに顔を出せば、どこでも似たようなお店があるな~ということが分かってくるから、これくらいの規模のマーケットだったらそんなに所要時間もかからないと思う。
なんにもする事がない日曜日に2時間ほど過ごすには最適な場所だ。
ここら辺はあんまり人がいないから、今日はなかなか動きやすいね~、あの有名なベーグルやさんにいって、塩漬け肉のサンドイッチでも食べようか!
なんて思って中心の方に歩いて行くと、
と~~~~~んでもなく辺りは若者でギッシリなのだった。
恐るべし、ブリックレーン。
ここは「スープ・キッチン」といって、1902年、移民で苦しかったユダヤ人がパンとスープを無料でもらっていたところ。
ユダヤ人のアダムの祖父母のジョジョとパパ・マニ―もイースト・エンド出身だし、
ここは移民地域でとても安かった場所。
それが今ではロンドン最先端区域。
「当時なんて、誰もあんなところに住みたくなんてなかったのよ!!」
とジョジョは言うが、
とてもフラットが高くて買えない場所になってしまった。
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