2012年9月12日水曜日

素晴らしいウェディングドレス


とうとうニックの弟の結婚式ということで、色々ありながらもデボンへレンタルカーで出発した先週の木曜日。


なにせ4日間だったのだ!!!



さてさてどうなることやら、、と思いながらも不安を吹き飛ばしながら黙々と車はデボンへ向かった。







ロンドンを出たのが既に4時半だったということで、もう8時近いのに目的地へはまだまだ、

日も暮れてきて、ipodつなげて流している音楽もだんだんダラけてきて。。。。。。。




結局到着したのは夜10時半。



サイモンとナダが今回貸し切りにしているお家の大広間にいって、案の定ぎこちない雰囲気が漂う中、まずは自己紹介を続けまくった私とニック。


か~~~~~~~っっ!! ぎこちないっっっ!!!



普段から社交的じゃない私達には結構難関門だったね。


後から行ってのあのギクシャクした感じはなんとも苦手だ。。。







さて、これは次の日、金曜の朝、若い衆が海岸へ飛び込みに行っている間、ヒューとクレアとナダのお母さんスウィーと一緒にナショナルトラストのガーデンへ見学に行った時のもの。


それにしても天気に恵まれていて、どうやらこの天気は結婚式の4日間ずっと続くというから嬉しい限りだった。



ジューンブライドという言葉があるように、ヨーロッパは6月が天気が良いはずでそのために6月に結婚式をするのだけれど、ここ数年は最悪な6月で雨ばっかり。

それに反して9月は比較的天気が良い日が多くなっている。




私は他の人に比べて雨が好きだという自覚があるけれど、それでも結婚式だけは晴れがいいと常々思う。


なのでこれからはジューンブライドはもうやめて、セプテンバーブライドという慣習にしてはどうだろうかな?



何、この刈込み??

強そうなスヌーピー?


何スタイルだ???




眠い、、、私まで眠りを誘われる。。。。。


うらやましい。。。。







貸切ハウスでも着々とこんなに飾り付けが出来上がってきていた。


結婚式ってすごいね。


いろいろな人の力の結集なのね。






こんなになっちゃって。。。。。。。。。。。。。。


哀しげにも見えるのだが、それは口にせず、同志として静かに見守ろうと彼に誓う。








アナ・ローズ。

サイモンの幼馴染。


「明日はすごい帽子をかぶるから、私の後ろには座らないでね!」との予告通り、

期待を裏切らない姿で現れてくれたアナ。


とっても似合っていて可愛い。さすがイギリス人。



「今日はあなたの後ろには絶対座らないから!」とお返しした。






哀愁漂わせて演奏するバグパイプ奏者。





そこらへんの(と言っちゃいけないか?)バグパイプ演奏と違ってかなり凄かった。


名前は、カイル、、だっけ。スピルバーグ映画の『ウォー・ホース』にちょこっと出ているらしい。
















談笑図。

「日本から来てどう? 落ちついた?」という心遣いな挨拶をもらうのにも段々疲れを感じ、こうして遠くから遠目で写真撮影。


いけないいけない、こんな所をサイモンに見られたら多目玉だ!とまた皆の中に紛れ込んだ。





花嫁のナダ!



BEAUTIFULLLLLLLLLLLLLLL!!!!!!!!!!!!!!!!!

PERFECT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




本当に見れば見るほど見事なドレスだわ!!!!!!!!

やっぱり彼女はセンスが良いな~。


とにかく素材にこだわったというだけあって、安っぽくテカテカ光らないし、柔らかくて着心地も良さそうだし、レースもとても美しいパターン。

いかにも貸衣装的なお姫様ドレスの形じゃない所がなんともクールだ。







フラワーシャワー。











あ、写真拡大してアップしたら右端のサイモンが切れちゃった。。。。。。

まぁまぁ、主役は花嫁なんだしいいじゃないかいいじゃないか。





とにかくすっごく時間をかけて、何回も何回も仕立て直しをしたというだけあって、
ナダの体にぴったりなドレスだった。



ウィリアムとケイトの結婚式以来、イギリスはどんなドレスもレースが主流になったけれど、


ケイトのドレスよりもこっちの方が断然いいな。


見て、すその長さも程よく、完璧!
背中にあしらわれたレースの繊細さ!!










Simon has a very very happy, glad and proud mixed face to have such a gorgeous bride next him!!!!! (←変な英語なので、マネしないようにお願いします。。。)






あれ?今気が付いた。

ベールはかぶらなかったんだね???



しかし、横から見ても、完璧なドレスだ。

以前一度だけ見たことのある白い優雅な孔雀のようだ。



右横ピンクタイの人はサイモン側の友達で脳外科医がジッと見ているのはナダのドレスなのかそれとも別の世界を飛んでいるのだろうか?


まさかブーケを見て脳を思い出しているのではあるまいな。。。


彼とは飲み物貯蔵庫で一緒になったのだけれど、

全ての飲み物は整理整頓して順々にそれはそれは明確に置いていた。


「コーラ―ーーーーーっ!」


「フィジー――ウォーターーーーーーっっ!」


と、いちいち叫びながらきっちりきっちり飲み物を並べていくその様子は爽快。



豆乳ミルクを手にとって、


「ファニーミルクーーーーーーーーーっっ!!」


と言った時は笑ってしまったけれど。





そうして誰かがヘルプで加わってそういう経緯を知らずに、同じブランド同じパッケージだからと例えばマンゴージュースとグゥアバジュースを隣同士にでも置くもんだったら、即、



「やり直し―――――――――――ッ!!」


と声を出していた。



さすが外科医、うるせ―な。。。と思いつつ、そういうの大好きだから嬉しく御一緒させて頂いた。





それにしても、ナダが医者のおかげで周りは医者ばっかりだったこの結婚式。



倒れても安心なのかな、、とあくまで患者側で思いつつ、いや、パーティーの最中だしな、救急車呼ぼうか!!で終わりだろうな。。。。。。。。。。








ケルティックなバンドが演奏して場を和ませていた。

横で休憩兼ねて演奏を見ていたバグパイプ演奏者とあと一人のキルトを来た男の人に、

アイルランドとスコットランドの音楽の違いについて聞いてみた。

だっていまだに私には同じにしか聞こえない。

メロディに言葉が付いていたら発音と、巻き舌具合でなんとか判断するくらいの知識だ。





「そりゃー、スコットランドの方がなんだって上だよ!」と、音楽性の違いより、どちらが上かに話題が終始する彼ら。笑えた。


ま、スコットランド人に質問したんだ、あたりまえか。








ケータリングの女の子も可愛い。


今回サイモンとナダが頼んだケーターリング会社もとても良い会社だったと思う。


みんなとっても若くて爽やかで良い感じだった!





Hannah= flower


陳腐だろうがなんだろうがもうこの言葉しかない。

”溢れる愛”。



このシーンを見て、心底うらやましくなっっちまった。


男性の方はディナーで私の隣だったウィル。


次の日まで、彼がサイモンの今回の結婚式のベストマン・ジェイミーのお兄ちゃんのウィルということが分からなかった私。。。


相変わらず、いろいろと遅い私。オトが遠い、というのか。。。

だから散々彼についての話を聞いていたにもかかわらず、まったくのストレンジャーとしてずっと話していたから少々話もかみ合わないというものだ。。


まったく私らしい。。。



とにかく、彼がケンブリッジでスーパーすごい成績を取った人ということです。


「すっごく大変だった、緊張の連続だった、もう戻りたくない」


という大学時代をケンブリッジで送ったというウィルに、

この時まだこのウィルが誰か分かっていない私は、


「え?? ニックと同じ大学のケンブリッジ? ケンブリッジって2つあるの?」


と言い放った私。。。


だって、ニックのアルバムってばパーティーして飲んだくれているところしかないからさぁ~、

ケンブリッジって勉強しないのか~って思ってたんだよ。。。



そんなウィルは今はドキュメンタリー映画の監督になって大活躍している。





ところでこの彼女のウィルを見る眼が暖かさでいっぱいで、


なんと付き合ってまだ3カ月というけれど、ウィルはこの彼女と将来を共にするんだろうなと思った。








ディナーは鴨。

オレンジソースにもかかわらず、私好みではなく、このままニックへ向かった皿。

ベジタリアンになろうかと本気で考えてきている最近。

もちろんイギリス限定ベジタリアン。






サイモンのスピーチタイム。


なかなか考え抜いたスピーチをかましたサイモン。


大変だね、結婚式って。。。


こんなこと言っている私はだから一生ひとりもんだな。



スピーチは会場にいる全員にではなく、サイモンからナダへの語りかけという形式をとりながらも途中途中の流れで周りを巻き込みながら、、という感じだったのでさすがスピーチが得意なサイモンなだけあって、決して皆を退屈させない暖かいスピーチだった。

「Let's have fun!!」



ってナダに向かってスピーチのシメで言ったのがとても感動的だったよ。



サイモン、本当におめでとう!!!!!!!!!!





ナダがチャイニーズ系が入っているということで、

チャイニーズ・ティー・セレモニーもあった。


お互いの家族同士でお茶を汲み交わし、これを終えることで家族になるという意味がある。

日本では茶の文化も浸透しているけれど、この場合は酒を使うよな。面白いな。







そしてダンスタイム。

もちろんスコティッシュダンス。





誰だ?!!!

こんなダンス考えたやつは!!!???



息が切れた!!!

倒れるわ!!!!!!!!!!!!



たった1曲、私が好きなニックのおじさんのクリスに誘われたから仕方なしに踊ったら、

もうボロボロになった。



「アイリッシュ・ダンスはもっとすごいよ、体ぶつけあって、痣が出来るんだから!」となぐさめられても、知るか、そんなこと!!!



ところでこのブレブレ写真の中央に見えるのはウィルとそのガールフレンドのハナ。

こんなにブレブレでも愛が伝わってくるわ。


こりゃ~、また結婚式あるな。








ナダのお姉ちゃん、フダが手作りでとても美しくて、やり過ぎじゃないウェディングケーキを作った。

すごいね、フダ!


マキが結婚する時、私こんなこと出来ないなぁ。。。








ケルティック・バンド。








これは最終日の日曜日に行われた、イスラム教のセレモニーのウェディング姿のナダ。

実はこのセレモニーが今回私は行かないはずだったこの結婚式旅行を最終的にひるがえして行った理由。

イスラム教の結婚式を見る機会なんてそうはないぞ!!と、思った次第。


それにしても、イスラムのウェディングドレスも綺麗だねぇ!!!








アラビア料理のランチ。


いろいろあって、とっても楽しくて美味しかった!


ところでこの右にうっすら陽を受けて写っているのがナダのお姉ちゃんのフダ。

ものっすごい、それこそとびきりの美人。


京都のリカに似ているんだよな~。

上品な、アジア文化圏で絶賛されるであろう本物美人ということ。



彼女もお医者さんだから、男性患者はノックアウトされて熱が出るか、それとも病気が吹っ飛んでいくか、どっちかであろう。


もっとちゃんとした写真を頼みたかったんだけれど、ほら、やっぱり私ってシャイだからさ、、、



というよりも、実はイギリスではあんまり美人とか綺麗とか、そういうのがちやほやする理由になはらないんだよな。


だからフダにバカにされるのも哀しいので彼女の写真はこれのみ。。。

本当に残念。。。。。。。。










おっと、これを忘れちゃいけね―ぜ!!


この2人!!!!!!!!


OH,  MY, GOSHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!




なんじゃ、これは??!!


GODDESSES!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






私が感嘆の叫び声をあげているからそれを聞いて体を曲げてケラケラ笑いまくる2人。

「ちょっと!!! フォーカスして!! カメラ見て!!!!!」

と言ってやっと静止画が撮れた。

向かって左がアニー、右がダナ。

どちらも医者らしいが、こんなのが病院行ったらいるなんて、患者もびっくりだな。

フダとアニーとダナが3人並んで話している姿は圧巻だったわ。











そしてケーキカット。

サイモンとナダ、すごく幸せそう。



結婚式ってなかなか幸せな気分になる良いものなんだね。



しかし相変わらずいまだにケーキカットの意味が分かっていない私であるが、

幸せそうな二人を見ていたら、そのケーキを是非一口食べて、幸せをおすそ分けしてもらおうという気分になったから、マジックケーキとでもいうことか?


なんてったって、あのとんでもなく美人なフダが作ったしな。

マキ、早く結婚しろ。


私がなんとかケーキを作ったる!!!!!!!





キルト人を見ると無償にカメラを向けたくなる衝動に駆られる。
しかもこの人、右ソックスにナイフをはさんでいて、

あなたは映画『ブレイブ・ハート』のメル・ギブソンですか??と聞いたら、すぐさまナイフを取り出して、サ―――ッと闘う真似をして見せてくれた、ノリのいい人だった。









サイモンの友達、向かって左がエイミーで右がミマ。


ミマは首が長く、グウィネスパルトロ―を思い出させるスラリとした体の持ち主で、本当に着物が似合っていた。


エイミーはサイモンと共同で家を買った、あのエイミーだとやはりここでも私は分かっておらず、

このあと追いかけて改めて自己紹介をするハメになった。







この日はイスラム教のセレモニーということで、トラディショナルな格好というテーマだったらしく、

こうして二人も自分が好きな格好をしているのだった。



実はミマ、最初は帯を前で締めていて、「こうすると椅子にも座りやすいし」と言っていた彼女。

その姿が、黒の色も手伝って、花魁のようで、なかなかセクシーだったのだけれど、それをエイミーが違うと言ってやり直し、帯は定石通りに後ろへ回ってしまったのだった。




いいとおもうけれどな、前でも。

格好良ければ何でもいいと思うけれど。



しかも本来なら後ろということを知った上でわざわざ前に持ってきている帯だったらいいじゃないかと思ったのだけれど、エイミーは「そんなのおかしいからダメよ!!」と、直してしまったのがなんとももったいなく思ったのは私がおかしいからか??



日本人じゃない人の和のファッションて刺激的なんだけどな。





シャナ!!


彼女はキッチンで一緒になった。 


その時にニックが何かの想い出話しをしてきて、「ねぇミキ、そうだよねぇ?」とかなんとか私にふったからニンジンと悪戦苦闘していて忙しい私は、え?覚えてないけど? 誰か別の女と混ざってんじゃない?とかわした。


するとすぐ横で、フッと、鼻で笑った人がいて、そっちを見るとなんともユニセックスでセクシーな人がいた。それが彼女。

こういうカッコをしていると女性に見えるけれど、その時はスケボーパンツに男物シャツ、むちゃくちゃカッコ良かった。

加えてスペイン語なまりの英語。

ほんと、そこらへんの男なんてメじゃないから。




もっといっぱい写真撮りたかったけど、変な人と思われるのも嫌なので止めておいた。


少し前まではサイモンの所に住んでいたけれど、今はスペインに帰っていて、今回また結婚式でイギリスに来たという。


そっか~、もうイギリスに住んでいないのか~、残念、、、と誰もが思うであろう魅力的な人だった。








サイモンとナダが用意してくれた部屋。







落ち着いた、なかなか良い部屋だった。





持ち主であるカップルがここを買ってからまだあんまり日が経っていないようで、

あちらこちらに修復の余地がまだまだ残されているとはいえ、良い買い物だと思う物件だった。

これから10年かけて改築していくらしい。
ゲイカップルということだし、センス良さそうだな。





イギリスで古い由緒正しきホテルに泊まるとよくこうした家族の写真が飾られているけれど、
私にとってそれは映画『アザ―ズ』を思い出させるちょっと怖いものでしかない。


二ックいなかったら一人で泊まりたくない。







、、、、ということで、サイモンの結婚が決まってからのこの8カ月間、家族を荒れまくる嵐の中に投げ込んてきた日々もとうとう終焉を迎え、私達はこうしてロンドンにまた戻っていったのだった。



それまでの青空はパーティーの終わりを告げるように段々曇ってきたうえに秋を感じさせる冷たい風まで吹いてきて、


4日間が無事に終わってホッとしたのも手伝って、もう眠くて眠くて仕方がなかった帰り道だった。


4日間の気違い結婚式成功万歳!!!!!!





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