ヨークで泊まったのはここ、〝THE GROVE" という名前のゲストハウスだった。
夜も10時半過ぎになってやっと辿り着いたから、真っ暗な中、どんな外観か全く分からないまま呼び鈴を押したのだけど、
翌日の朝にこうしてみると、なかなか素敵な造りだ。
キャンドルがあって、壁紙がこんなで、カーペットもこんなで、落ち着く雰囲気だった。
いいな、いつか私もこんな壁紙を持った部屋を一つは持ちたいな、と思っていたけど、
その可能性はもうきっとないだろうと思う。
ま、いっか。
こういう場所に泊まったらせいぜい楽しみたいと思う。
タイルと電気を点けるヒモがこんなお揃いで可愛い感じにしてあったシャワールーム。
何がびっくりしたかって、シミもカビも一つも見当たらず、イギリスに特有なじめじめした感じも全くなく、とってもとっても綺麗にされていたこと。
これって結構得点が高いよ!
朝ごはんのテーブルで。
イギリスで泊まる時はなんといっても朝食が楽しみになっきている私。
だから、がんばって起きちゃうんだもんね。
う~ん、どうしよう、、、
といつも通り悩むけれど、なににしろ、いつもの通りべイクドビーンズはパス。
朝ごはんのメニューがさっさと決まったのでしょう、
余裕スマイルのニック。
ニックはポーチドエッグ、べイクドトマト、べイクドマッシュルーム、ソーセージにベーコン。
ちょこちょこもらって味見したけれど、美味しい!
きっとベーコンもソーセージも地元のだな。
私はスクランブルエッグとスモークサーモン。
訊いてみれば牛乳が入っていないというから、大喜びでオーダーしたもの。
コレが美味しかった――――!!
ふわふわで、卵の味がしっかりしていて、他で出されるようなギトギトしたのじゃなく、スモークサーモンとぴったりで、両方をバタートーストにのせて食べたら本当に旨かった!
牛乳入れなくてもこんなにふわっふわになるんだ?
これじゃもう卵料理が出来ない言い訳できないな~。
いや、きっと卵の質もいいんだろうな。
ニックも美味しいと思ったらしく、朝から食欲旺盛で、トーストのお代わりをものすごくたくさん頼んでいた。
しかし聞いてみると、4ピース、、と言うつもりが4スライスと伝わったらしい。
トースト半分にしてそれを2ピースにしているから、
8ピースも出てきたのだ。
びっくりした~!と笑顔でニック。 びっくりしたのは私だわ。
結局私が最初に出てきたトーストを1枚半食べているから、ニックは全部で6枚半食べたということ。
これにとても香ばしいコーヒーや美味しいアップルジュースやオレンジジュースまで出てきて、バナナはサイドで用意され、ジャムに至っては私の大好きなウイスキーマーマレードまであったから、本当に嬉しい朝ごはんだった。
気に入ったぞ、ヨークよ!!!
ここのオーナーの一人であるゴードンと最後は記念写真まで撮っちゃった。
彼がここを切り盛りしているのか~と納得させられる人柄のゴードン。
めちゃくちゃしっかり頭動かして働いている、っていう感じで、
なぜここがこんなに美味しい朝食なのか、かわいいシャワールームなのか、清潔なのか、
なのになぜここはあくまで”ゲストハウス〝と呼びたいのか、
こだわりが結構詰まっている理由もこのゴードンを見ていると分かってきそうだ。
あと一人のビジネスパートナーってどんなかな?なんて想像したりして。
シェフさんにお礼を言うとその横で、「でも私がスモークサーモンを切ったんだよ、だから、ホラ、まだ匂うんだよ!」とクンクン手を嗅いで見せたり、
「写真が失敗してもそれは私の顔のせいじゃないからね」とオチャメなことも言ったりする人でした。
これで二人で75ポンド、しかもチェックアウトしてもその後はたった5ポンドで車を好きなだけおいて街を散策していいということなので、本当に助かった。
こんな所がまだあったなんて、ヨークってすごいね!!と早速ヨークに良い印象ばっちりなのでした。
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