ウィトビ―という所に車を走らせている時に綺麗に陽が落ちて行く所を見た、その時の写真。
陽が落ちる頃、私達はさすが北イギリスの浪漫を感じながら、車内でいちゃいちゃ、、、、、
なワケはもちろん全くない。
それどころか大げんか勃発。
あんまりに腹が立つからダンマリを決め込んで、なるべくニックから遠ざかろうと窓に顔をべったりくっつけて、じっくりたっぷり夕陽を一人で見てやった。
ウジウジする気持ちとは正反対な、北イギリスの地の夕暮れ。
地形がなだらかな斜面だと思いきや、いきなり急激に窪地のような地形に入り込んだのがただ車の中に座っているだけでも分かる。
その度に、気温がガクンと下がり、車内にまで冷え冷えとした空気がすーっと入り込んでくるような感じ。
寒いわ~。。。。。。。。
ヨークの人に、ウィトビ―に行くって言うと、「風に飛ばされないように!」とか「寒いからたくさん服を持っていけ!」とか言われたことを思い出して、服がたっぷり入ったカバンをロンドンに忘れてきた私はますますユーウツになった。
しかし、それにしても夕日が綺麗だ。。。と思っていると、
あれ?
あそこに、あの、右側のちょっと離れた所に見える、あの光はなに??
もしかして??!
まるでオーロラとも言える輝きを小さくも見せる夕暮れ時の光の屈折!
アイフォンで撮ったショボ写真じゃイマイチ分からないけれど、
まさにあの光は4色にも5色にも見えて、ピンクに緑に青に赤にオレンジに黄色にと、きらんきらん輝いている!!
それが長~く尾を引くように延びたかと思うと、また色を発し始めて3色になったり5色になったり。
この写真じゃまるで子供用”きんとうん”みたいだけれど。
コレを見ることが出来たおかげで気分は少し良くなった、、、、けれど、
この光を意地でふんばってニックに見せなかった私。
あんなに美しいものを横にいる人とシェアできないってよほど心が病んでいるのか。。
今考えると相当怒っていたんだね。
そう思うとちょっと哀しい風景になってしまった。
あぁ、ガールフレンドか妹がそういう時にそばにいたらいいのにな。
太陽は真正面方向、
左にも大きな光の球体があって、
本当に面白い眺めを堪能できた。
陽が完全に落ちるまでがヨーロッパではとても長いので、
日本にいる時とは違って恋人同士がその瞬間を一緒に眺めたいと思ったらかなりの時間を要する。
気持ちがヒートアップしていない恋人同士だと時間持て余してちょっと大変かもな。笑
私がこういう場面でいつも決まって思い出すのはジョニーデップ映画の『ナインス・ゲート』、最終シーン。
こんな景色を見れたのも、なにもかも、新しい場所に連れて行ってくれようと頑張ったニックのおかげなのに、
まったくもって、この時は感謝の気持ちがなかった私でした。
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