2011年9月23日金曜日

また二人に戻って。

ヒューとクレアが去ってしまってバタバタと息つく暇もなかった5日間が過ぎて、ちょっと寂しいような手持無沙汰のような気分になったので、

二人で気分を変えるための散歩に行くことに決めた。



しょっぱな、見たかった建築物を探した。

とはいっても、私達の部屋と同じマレ地区にあるので今まで見なかったのが不思議なくらい。

そして見上げるとそこには素晴らしい建築のシニゴグがあった。


すごい。。。


アールヌーボーやっぱり惚れる。。。


私がポケ~~~~~ッと見惚れている間にもどんどんと信者達が脇をすり抜けて入っていく。

いいな~。。。

こんなシニゴグが自分の教会だったらいいな~。







ギマールは自分の建築物に必ずサインを入れる。










サインさえも可愛い!








そしてRue de RIVOLIにあるアイスクリーム屋さん。

私がそこを通りかかる度に、買って欲しそうにチラ見されるので、売れてなさそうだな~と思いながらも先を急いで通り過ぎていた。

ある日その近くにニックが用があったので、私はそこら辺をぶらぶらしていると、全く売れていなさそうなこのアイスクリーム屋さんが目に入り、少し観察してみることにした。


彼はいつも通り、行く人達をチラ見しながらアイスボックスを拭いたり、ナプキンを整えたり、取りあえず忙しくしているようだが、その間全く人が入らず。

しかしチラ見が激しい。

それはあんまり良いオ―ラ出さないよ~。。。と心の中で訴えていると、用事を終えたニックが戻って来たので、その場を離れた。


その後も何回か通り過ぎ、その度にチラ見。


彼のもの哀しげな顔の表情も手伝って、なんだかこっちが申し訳ないような気分になってくるので、店の前ではなるべく早足で通り過ぎるようになった。



そしてこの暑い日の今日、


またその前を通り過ぎる手前でニックにその話をすると、ニックもそっちを見て、

「本当だ。。。」。


そして、ちょっと食べてみようか、と言う。


うん、失敗覚悟で食べてみる!と即答。

するとやっぱりいつもチラ見してる彼だから、私達が買いそうなのをかなり遠くから察知し、無茶苦茶ニコニコし始めた。本当に嬉しそう。

おっちゃん、そんな遠くから分かるってことは、いかにもヒマです売れてませんって言ってるようなもんで良くないで~と思いながら、「ボンジュール!」。

よし、と覚悟を決め、カシスをオーダーした。

すると。

コレがとってもとっても美味だった!!!!!!!

びっくりだ!!!!!!!!!

じゃぁなんで売れてないの?!!


やっぱり彼の“チラ見”が原因なの?!!

好き好き、こういうの好き。

ピーカンの秋空だ。

噴水が本当に多いパリ。




パレ・ロワイヤル。


そして帰りにお茶をした、お気に入りのサロンドテ。

多分、コストとのバランスを考えたら、文句なくパリ一だと思う。

とっても素敵なマダムがいて、最高の雰囲気。



ショコラティエだと思うこのお店、 追加したこのオレンジのチョコがスーパー旨かった。

一日でもずーーーーーっとこうしてちょこちょこオーダーしながら美味しいお茶を啜ることが出来そうな、恐ろしくも極上な場所である。




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