今年はヒッチコックについての映画が2本あって、
アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンの方は2日前にもう劇場公開になった。
アンソニー・ホプキンス好きだけれど、あと一つの映画の方のヒッチコック役の俳優は私的にはイマイチ残念な感がある☆
とはいっても、ヒッチコック映画、ではなく、ヒッチコックを描いた映画なんて、
あんまり見たくないな。。。
知らなくてもいいことっていっぱいあるよね。。。
ヒッチコックも自分についての映画が出来るなんてさぞびっくりだと思う。
映画の内容が彼にとってあんまり厭な感じに描かれていないことを祈るばかり。
そっとしといてあげよーぜ。
ところで写真はもちろん、映画『裏窓』から。
小さな時は映画館で、今はDVDで、数えきれないくらい何百回も観てるほど(どんだけヒマだ?)、ヒッチコック映画の中でも特に大好き。
去年BFIでやっていたヒッチコックフェスティバルの時にやっていたので、大きなスクリーンで観たくて行ってきた。
すっかりDVDの『裏窓』に慣れてしまっていたらしく、
久々にスクリーンで観たらどこもかしかこも細部がくっきりで、まるで本当にジェームズ・スチュアートの部屋にいて向こう側に見えるアパートの部屋たちを一緒に覗いているみたい。
彼が握ったカメラのレンズから私も色々目撃していたみたい。
もう、最高に面白かった。
さすがカメラワークの巨匠、そういう効果もしっかり計算されて作られていたんだよな~と再認識。
ところで小さな頃、父親のいる下の部屋から私のいる2階の部屋に内線が入り、
ちょっと下まで来るように言われた。
部屋を開けると中は真っ暗。
しかしそこで見てしまった、映画とそっくりな○○を!
そしてキャーーーーーーっっ!!!!!と、まともな悲鳴を上げてしまった私だった。
そんなことのために内線使って呼び出した父。
それは『裏窓』を見た人なら分かるネタなのだけど、どんな遊びを父親は当時まだ幼い娘にやっとんねん!!と、
今思い出しても本当に不思議な人だ。。。
そんないじられ方をして育ったせいで、こんなミステリー好きになってしまった訳であった。
しかし、グレース・ケリー、あり得ない完璧さ。
神々しいほどの美しさで目が眩む。
観終わってからトイレに寄ったのだが、そこにいた女性皆が皆、ため息をつきながら、
「彼女、パーフェクト過ぎよね。。。」とつぶやき合っていたのが可笑しかった。
こんな女性がこんなドレス着て、遊びに来るか? 羨ましすぎな主人公の男だな。
しかも迷惑がっているし。
おいおい、、と説教の一つもしたくなる設定だ。
しかもこんな図。
足折って車椅子に座ってヨレヨレパジャマ着た男ジェームズ・スチュアートを愛する女性は彼の前でリラックスモードでもこんなにゴージャス。
すごい、すごすぎる、
グレース・ケリーの凄さを存分に発揮したこの姿。
これってもしかして、フツーの人の”寝そべって”いる姿なのか?!
ジャケットを脱ぐとまた優雅。
ところで私が小さな頃、いつか結婚することがあっても、それはきっとジェームズ・スチュアートのような人なんだろうなと思い込んでいた。やたらジェームズ・スチュアートが好きだった。
ある日そう父親に言うと、
「へぇ~~っ!! ゲーリー・クーパーとかグレゴリー・ペックとかじゃないのか?!」
変わっているなぁ、女の人にはその二人の方が断然人気なんだと言われた。
いや、その二人じゃないんだな。いまだに。
そんなわけで、どうしようか迷っていたのだが、こうしてしっかりとBFIのメンバーになった。
そうしたら、このメンバーズカード!!!
嬉しすぎる。。。。。。。
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