2013年1月28日月曜日
大英図書館と島田荘司
キングスクロス駅までヒューとクレアの見送りにやってきて、いつも通りついでで寄った大英図書館。
するとこんなことに!!
心臓がズッきゅーーーーーーーーーん!!!
普段からMURDERとかCRIMEとかいう本を見るとワクワクする私なのだが、
それが、偶然にも寄った場所でこんな展示会にブチ当たるなんて、心臓どころか五臓六腑が跳ね上がるじゃあないか。。。
どきどきしながらその小さいスペースを回ると、ミステリーファンにはたまらないことになっていた。
こんなことやっていたのか、、いつの間に、、、という、焦りが途端に襲ってくる。
世界からいきなり取り残されたような、荷物だけ乗せたまま去っていく列車を追いかける無駄な努力というか、そんな焦燥感のようなフツフツとした泡が発生、ついには呼吸困難に!!なんて独り言をぶつぶつと。。。
この偶然に単純に喜べばいいのだけど、
普段あんまりにも情報通ではないことに思い知らされてうちのめされるのであった。
だってさ、これ、見逃してることになったかもしれないんだぜ、
いつもきっと色々見逃してるんだぜ、
とまたぶつぶつ。。。
コナン・ドイル直筆のものがあって、見た時は感無量だった。
次はニックがいない時に出かけてきて長時間過ごしたいものだ、、、などと考えていると、奥の方に、
なんと!!
島田荘司さんの『占星術殺人事件』の英語版、
『TOKYO ZODIAC MURDERS』
があるではないか!!!!!!!
素晴らしい!!!!!!
日本が誇る、ミステリー作家、こんなところに、コナンドイルの目と鼻の先に、一緒に展示されちゃってるよ~~~~~~~~っっ!!!!!!!!
狂喜乱舞。
がはははは!!!!!
とうとう分かり始めたか!!!!!
日本のミステリーの素晴らしさを!!!!!
島田荘司の偉大さを!!!!!
と、やっと落ち着いて見始めたら、
なんと!!!!!!!!
ネタ明かしがされちゃってるよ~~~~~っっ!!!!!!!
絶句。
この本を読んだ人は分かると思うけれど、
あの、強烈なページが、そのままバーンと開かれて展示されちゃっているんだよ。
ダメだよ、ネタは明かしちゃ。ミステリーファンへの裏切り行為だよ、
これから読む人、どうすりゃ~いいんだ。。。
どうしよう、どうしよう、、本当にどうしよう。。。。。。
私は悪くないぞ、なのにどうしよう、悪いことをしている気分だ。。。。。
それもこれも、勇気を振り絞って係員に言ってみればよかった、、という罪悪感にさいなまれているのが理由で、
今もとても嫌な気分のままでいる。
あの展示会、いつ終わるのかな、
もう終わるかな、
島田荘司さんの本をここイギリスでも知っては欲しいけれど、
でも、あの展示はどう考えても頂けない。。。
こんなに厭な気分になるならきちんと大英図書館のその係の人に掛け合ってもらえば良かった。。。
でも、「お前に何が分かるんだ」とか言われたらそれはその通りで、
そこをしっかり分かってもらえる英語力が私にあるかといったらそれもなし、
ただ単にロンドンに住んでいる一ファンがその作家の本の展示がどうのこうの言ってすんなりあぁそーですか、という流れではないだろうし。。。
ああ、島田荘司さんはあのページを展示するのにOK出すのか凄く疑問だ。。
いやいやでももしかして、きちんとそこまで知った上で展示OKしたんだよね、きっと?
そう願っている。
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