2013年6月30日日曜日

撮影用の車





ニックと散歩中に綺麗な車を見た。


古い型だけれども、なんだなんだこの手入れの良さは?!と思って凝視することにした。










可愛いあずき色だし、形がこじんまりしていながら美しい!

良い車はみんな前が顔に見えてくる。






横から見るとぺっちゃんこの顔。乗り心地はどうなんだろうか、、、


と思っていたら、何やらガヤガヤ騒がしいのに気付いた。








あれあれあれ、人が集まっている! 何だあそこにも車があるぞ! 何かしているよ、ニック! 行ってみよう!!と言うと、



「さっきから何回も言っているけれど、撮影しているんだよ、だからこの車は全部撮影用の車だよ、さっきから言ってるじゃない、一体何を見ているのどこを見ているの?」とニック。





。。。。。。車を見ているんだよ。








気が付かなかっただけなのに、バカ扱いをここぞとばかりにしてくるニックだ、腹が立つ。
















60年代の車だと教えてくれた親切な撮影クルーのおじさん。


「車好きなの? 面白いね! じゃ、一枚記念に写真と撮ってあげよう、どれ、ケータイをかしてごらん」と言うので、



いやいやいや、それはいいです、、と言うと、いいからいいから撮ってあげるから、と一枚撮られることになった。結局、予想通りに周りのクルーに笑われながら。そしてその笑っているクルー達もばっちり後ろに写ってしまっているので、もちろんここには載せないんだ。。。。。。。。
















パッと見、どんな内容なのか全く想像がつかない。


60年代の車使っているし、車に乗っているあの2人の格好からしてその設定なのだろうし、ナースの服もそれらしいし。




そしてここは病院で、


ピンクのカクテルドレスを着た女とタキシード姿の男が車の中にいて、車で病院の前にいる。






。。。。。。。よく分からんな。。。。。。









 ただ、ハリウッド映画では決してなく、安く作るイギリスドラマなんだろうな〜と分かる程度のリラックス感だった。







そしてまた散歩再開でコーヒーを探した。

日曜日に営業しているコーヒー店はどこだ〜と、辿り着いたのがここ、その名も、『kaffeine』 。


悪くなく、おいしかった。


すると前に古いポルシェ発見。そしてそれの前でカメラマン一人とモデル一人が撮影を始めた。今日はよくクラシック・カーを見る日だ。









ソーホーまでまた歩いて、暑かったので『Amorino』,’’チビデブ天使の店’’へ。


この夏は新しいフレーバーのソルベが出ているから嬉しい。


今日は、ラズベリー、マンゴー、ブラッド・オレンジ、レモンにした。










涼をとって力が出たので、歩いて帰ることにしたら、途中でまた車発見。


これも撮影用で、だからカメラ用に左側のドアは外されていた。








エンジェル界隈。






と、また車。







トライアンフはニック父が昔まだ若い時にたまたま入ってきた金で買って楽しんだ車だったという。


さすがヒュー、当時、他にも金がいることがいっぱいあっただろうに、「ラッキー!金をもらったぞ車買うぞ!」と、多分なんの躊躇もしなかったであろう彼の若かりし頃が想像できる。


良かったな、ヒュー。教授とか、科学者とかの肩書きよりもなによりも、彼の成功は金銭面でも健康面でもしっかりしたクレアを妻にもらったことだと思う。そうじゃなかったら今頃どうなっていたことか。。。。。。。





それにしても、一体今日はなんの日で車をこんなに見たんだ??




2013年6月23日日曜日

i-phoneで撮る写真




デジカメのメモリカードが一杯なので、ケータイで撮ってみた。


確認したら、まあナカナカ撮れている写真だったハズなのに、


やはりこんなだった。



いつも確認画面の方が実際よりは全然良いので、結果を見るとガックリくる。




もともとケータイで撮る写真なんて、、とは思っているから、カメラの質をなんとか向上して欲しいのでは決してなく、



確認した写真が良く見えるのがイヤだな〜と思う。



ところでこれはクローズアップ写真。








 そしてこれが普通に撮った写真。



こんなショボショボな写真でも月が輝いているのが分かるくらいだから、


さぞかし本当に見たらすごい月明かりなんだろうな〜と思ってほしいくらいの、


黄金に輝く満月だった。




今年はどうやら月が美しく見える年らしい。










2013年6月22日土曜日

シェイクスピア劇『オセロ』



マチネーで『オセロ』を観てきた。


場所はサウスバンクのナショナル・シアター。





とにかく、私にとってのオセロはなんといってもローレンス・フィッシュバーンだ。


彼のカッコ良さが脳裏に焼き付いているので、今回のこのオセロがエイドリアン・レスターと知った時にちょっと考えてしまったが、評判がとても高いので興味を持ったワケだった。





彼はずっとイギリスのテレビドラマで活躍しているらしいが、一時期は初の黒人ジェームズ・ボンドになるかとまで騒がれていたらしいほど人気だという。それはまだダニエル・クレイグがそのポストにつく前の話だが。




彼の出ている作品で私が知っているのはたった一つ、映画『Primary Colors』。


ジョン・トラボルタ演じる主人公が大統領を目指して選挙活動をする話で、妻がエマ・トンプソン、脇にキャシー・ベイツとあっては面白くないワケがなく、そこにお手伝い役として出ているのがこのエイドリアン・レスターだった。



クリントンをモデルにして書かれているらしく、1998年映画だけれど今観ても充分に楽しめる映画&何回観ても面白い映画なのでDVDを持っている私はいまだに何度も観ている。


しかし先日、なんと初めて監督がマイク・ニコルズだと気が付いた。


そりゃ〜面白いハズだわ〜!!と感心してしまった。



やはり監督が全てだという良い例だ。



とにかく、エイドリアン・レスター君に話を戻すと、顔は横に置いといて、声が私の好みでは全くない。



声は役者の命だとも思っている私だから、その点で彼はガクンと評価が下がるのだ。



だから、ジェームズ・ボンドと言われて、顔よりも、背よりも、人種よりも、演技力よりも(あ、演技力はボンドには関係ないとおっしゃるか?)、




え? あの声で??



としか思わなかった。



あれから何年も経っているとはいうものの、人間の声は変わらない。



だからあの声でオセロ様だと思ったら、なんかな〜だったのだった。





しかし結論。



エイドリアン君のオセロ、感動したよ良かったよ!!


最後なんて泣けたわ。



つい、ダメーーーーーッ!! 早まらないでーーーっ!!と叫びたくなったくらい感情移入してしまった。



それで、いつもはしないスタンディング・オベーションも盛大な拍手も惜しむことなく出来たのだった。









他にもなにか気が付いたことは、、というと、




1;今回のオセロは設定が軍隊だったので、疲れた雰囲気が味。

2;イアーゴはボンド映画に出ていたRory Kinnearという人。やはりローレンス・フィッシュバーン映画のイアーゴ俳優ケネス・ブラナーの方が気に入っているが、まあOKかな。


3;銃の音が耳にかなり痛かったが他の観客は大丈夫だったのだろうか?

4;ロドリゴもカシオも奇をてらった感がありありだったがそれはそれで良く楽しめた。


5;デズデモーナが出てくると、あ!ユニクロ!と思い、ビアンカが出てくると、あ!ZARA!と、思っていたのだった。



ところでデズデモーナには???だった。とても可愛い子だったのだが、ベネチアの女というよりは、ブロンドさらさらの髪のせいか、いかにもイギリスのフツーの大学生で演劇勉強しています、といった風だった。












そして、一番悪いのはイアーゴじゃなく、エミリアだよね!??と相変わらず確認したくなったオセロの感想。


後味の悪さで言ったら東野圭吾作品の読後感とちょっと共通しているんだよな〜とも思う。
















帰り道、駅で発見したこの人。


お願いして撮らせてもらい、毎度のように、私のブログに載せてもいいかと訊いたらとっても嬉しそうな顔をしたので逆に申し訳なくなり、「すいません、実は誰も見ていないようなものなんですがね、、、」と言い訳しようと思ったが、タイをククッと直している彼を見たら言えなくなってしまった。


ま〜、そんなに喜んでもらえるなら、、と、いろいろな箇所をクローズアップして撮ることも頼みたかったがそれはすんでのところで止めておいた。



でも、いざカメラを向けたら笑顔は引っ込んでしまったよ。。。


笑い顔がベッカム笑顔に似て眼がちょっとフニッと垂れて、良かったのにな。残念☆





しかし、その格好で待っているのは、女じゃないよね?! 男だよね?!と思いたい私。


いや〜、女が待ち合わせの場所に着いたらこんな格好で男が待っているなんて、プレッシャーばりばりなんである。


少なくとも、私が彼の待ち人で改札を通って出る前に彼を見たとして、まずは立ち止まって自分の服装を確認してしまい、そしたらそのまま回れ右であろう。。。と思ったのだった。




2013年6月19日水曜日

ある6月の光景


ソーホーで見付けたカタツムリ。

そーいえば、6月だった。












フィンズベリーパークに戻るとこんな光景に遭遇。


なんでも、大家さんと合意しないままずっと長年居座ったテナントさんが出て行った後らしい。


しかしあの山に登って何か使える物がないかと探している女性のやる気に敬服する。











そうだった、


私が住んでいるのはフィンズベリーパークだったっけ。。。と思い出した。




いいね、なかなかすごいね我がフィンズベリーパーク。




2013年6月17日月曜日

元彼に婚約祝いを渡す




元カレが8月に結婚すると話してくれたのはバルセロナに行く直前。


帰ってきたら一度きちんと会って最後の話をしようね、と電話を終えたのだが、


バルセロナから帰ってきてもなかなか日が合わずにいたのがやっと決まってこの日になった。



まーな、彼忙しいもんな、フェイシャルとかあるしな、とブツブツ言いながら用意しておいたプレゼントもやっと渡せる日が来たのだ!





色々悩んだが、結局無難に久保田のお酒と、ロンドン三越で見付けたトックリ&盃のセットにした。


こういうのが一番フィアンセの彼女としてはまあ許せる範囲かな、、なんて、いつもは使わない気をがんばって使ってみたのだが。




キラキラ光るラッピング・ペーパーを見つけて一つ一つ包み、それに白いリボンをかけていたら、人に物をあげるのが久しぶりなせいか楽しくなってきた。



いくら元カレとその彼女への婚約祝いでも、やはり人に物を渡すのは嬉しいもんだな。。。と、全く人付き合いのない私のロンドン生活について反省。





しかしこうなると、他にも色々渡したくなってくる。



彼には2年も会っていないのだ。私が彼にいきなり絶好宣言をして会わないことにしようと決めて実行したこの2年、共有したかったけれど出来なかったものがいっぱいある。



例えば美味しいオリーブとか、食べたがっていた手作りジャムとか、彼が以前読みたがっていた島田荘司の推理小説の翻訳版とか。彼が好きそうな日本の映画『告白』のDVDとかなんて喜びそうじゃないか?



もちろんフィアンセの彼女さんにも食べて欲しいし、日本の映画も見てほしいし、島田荘司なんてぜひぜひ読んでほしい。



しかし、私の存在をとても気にしているというフィアンセさんのことを考えたら、ここはやはり、シンプルにしておいたほうがいいよな。と結論。



結婚式を終えて、何年かして彼らが落ち着いたら、またそういう物をフツーに渡せる機会もあるかもしれないことを期待して。










 しかし、会う直前になって、なんかあの3点セットじゃつまらんな〜と、


なにか彼女さんに渡せる物はないかと部屋を物色し始めて出来上がった物がこれ。




日本の桜バスソルトやお気に入りのイルカチョコも入れたら、イヤミにならない本当にささやかな箱が出来た。


これに日本の紙風船を一つ入れてみたりして、小さなプレゼントながら彼女にだけ向けたリトル・プレゼントだ。


イルカもちゃんと2人いるし、婚約&結婚にぴったりじゃないか?!と自己満足。










そしてとうとう、これらを両手にエッチラオッチラ彼に会ってきた。



時間にして2時間ちょっとあまり、色々話せてとても良かった。





実は亡き父のアドバイスを思い出し、ようやくここでそれを実行する時が来たと思った私はそれを使った。



それは、「人と別れる時は、自分が振られたことにしなさい」ということ。




まあ、色々と反論はあるだろうが、しかし私の場合、彼と友達になりたいのだ!



その場合、父の説は絶対使えると見た!!






、、、、、ということで、男の朦朧とした記憶と男特有の可愛らしい自惚れの間に潜り込み、


彼はこの2年の怒りを水に流して涙を流し、私は晴れて友達の座を得た。




父、凄し。










ところで友達の座を得たとたん、私達の仲はとても良くなった。


お互い、トゲトゲして話す必要ももうないし、私が本当のことを言ってぶち壊しにしない限り、彼はこれからもとても優しく接してくれるだろう。


結局のところ、私は優しくされたいのだ。



嫌みを言われたり、イライラされたり、反対に、気付かないうちに怒らせたり嫌な気分にさせたりしたくないのだ。




それもこれも、全てが恋愛感情という名の下だからで、いったんそれが取り去られたら、まるで雲のない空のよう、



晴れやか〜〜〜〜!!!なのである。





話の途中、彼が両手をいきなりグッパグッパするから、何?!と思っていると、


「ジムに行き始めてプッシュアップしてるんだよ、胸板とかも必要だろ?」


との返答に、「あなたバカじゃない?」とは決して言わないしね。



それも結婚式用の運動なのであろうか、、とチラと思っても、


会話中にそれについてずっと悩み続けても、


決してそんなことを口に出して言ってはいけないのが元彼女が昔の彼と友達になる秘訣なのである。








そういうわけで、きちんと元カレと最後に会って、


しっかりと婚約祝いを渡し、


ありがとうで締めて落ち度なく綺麗に清算出来たので思い残すことはもうこれでない。





本当に嬉しい。





これで明日はギターを買いに行けるぞ!!







ところで18年(!)も彼が置きっぱなしにしていたCD3枚を今回やっと返したのだが、
彼は全く嬉しそうではなく、そして「これ、持っていてよ、あと18年とか、持っていてよ」と言った。





ヤダ。


モッテイタクナイ。







こういう場合、昔の私だったらな〜んにも考えずに、「ああもうそれ、コピーしたし」とか言っちゃっただろうけれど、今は大人なので、「ううん、それはやっぱりあなたが持っていた方がいいと思う。。。」と、哀し気な風に言うことが出来た。




「ううん、それはやっぱりあなたが持っていた方がいいと思うの。。。」なんて、自分で言いながらイマイチ意味が分からんなーなんて思っていたけれど、彼もそこで哀し気に、「。。。。分かった。。。。」と言ってくれた。


やはり不要な言葉をたくさん付けたら結構うまく行くのは日本語でも英語でも同じなんだなと変に感心してしまった。




ところでなんで男の人ってそういうちょっとアホみたいな感傷があるのかね?



男はよく、’’これは君が持っていて’’というけれど、


女の場合、分かれる時には、


’’ハイ捨てて捨てて〜、それ返して返して〜、これ返すし〜’’だけどな。










というわけで、きっちりCD3枚返すことが出来たのだった。













2013年6月14日金曜日

コヴェントガーデンの可愛い犬



ニールズヤードを歩いていたら、チワワに遭遇。


かわいい。。。欲しい。。。ピンクの服なんか着ちゃっていて、それが角度のせいかハッピに見えるのも可愛い。。。



この女の人のネイルも同じピンクだな。。。




さすがコヴェントガーデン、お洒落に気を使っている人が多いな。。。




と視線を上に持っていったら。


















すっごく可愛い女の子でびっくりしてしまった。




なんだなんだなんだこの可愛さ!!





早速私の気は犬から彼女に移り、しかし恥ずかしいので犬を見る振りをしながら声をかけてみた。



すげ〜私。



そしたらハンパない可愛さで「ハイ!」と。




うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!





一度は通り過ぎたものの、引き返して写真をお願いしたらOKと言ってくれたのでパチパチ撮っちゃった。



見る人なんてほとんどゼロな私のブログだけど、載せてもいい?と訊いたら、笑ってそれもOKしてくれた。








「ほら、カメラの方を向いて」とチワワに言う声もまた可憐。


なんか、若かりし頃のクレア・デーンズ、ディカプリオと共演したロミオ&ジュリエットの頃のクレア・デーンズに似ているなあ!と思ったのだった。



可愛い子はたくさんいるけれど、久々に見たフレッシュさ全開の女の子だったなあ。





 














チャリングクロスの方に歩いていくと、もう「シンギング・イン・ザ・レイン」はなくなっていた。やっとだ!! ミュージカル長し。





そして今度はこれを1年くらい見ることになるのだが、



なんか暗そうなDARREN BROWNに比べたら色とりどりの傘でいっぱいだったシンギング・イン・ザ・レインの方が良かった気もする。









2013年6月12日水曜日

アルディメオラ  AL Di MEOLA




6月11日は待ちに待ったアルディメオラだった!!!
(カタカナではこう書くみたい。)



あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!



もう、ずっとずっと、この日を考えて興奮するあまり、寝心地の悪い夜を過ごしていたのだけど、それも今日で終わりか、、、と出かける前からなんとなく淋しい。。。



というのは私の悪いクセなのだけど。




とにかく朝から部屋のソファに座ることも一回もないまま右往左往、


こんな状態ならさっさと出かけよう、、と、ステージまでにまだ何時間もあるにもかかわらず、家を出てしまった。



しかしいざロニー・スコッツの前に辿り着いてもまだ誰も待ち人などいない。。。



中ではもう既に1回目のライブが始まっているのでドアマン達がいるだけ。



そりゃ〜そうだよな、、早過ぎだよな、、、



なんて思って自嘲してると、案の定ドアマンが、「まだまだ早いよ」と。



するとニックが横で、


「ベトナムフォー食べよう!」



と。




そんな、食べ物が喉を通る状態じゃないんだって!と言ってみても、


いや、しかしまだ時間が有り余っているのだし、しかもドアオープンは9時半、ステージが始まるのは10時半!


どこかで夕食を食べなければならん。



アルディメオラのギターを聴きながらロニー・スコッツスペシャルバーガーを頬張ることなんてとても出来ない。



そうだね、いったんフォーを食べに行って、その後でまたどんな状態か見に戻ってこようよ、と私が言うと、



「いったいどれくらい外で並ぶつもり?」とニック。




るさーーーーーーいっっ!!



文句があるなら私だけ並ばせてくれーーー!!!





とにかくフォーを食べに行った。








しかしやはり大好きなフォーでも喉を通らず、呆れられながら(私の分まで食べれて嬉しそうな)ニックに食べてもらったのだった。




そうして戻ってみると、ドアマン達が半分呆れたような顔で、「だからまだ早いから」と。「9時15分頃に戻ってきて」と。




仕方ない。SOHOをうろつき周ることにした。




が、何せ落ち着かない!



良い席じゃないなんてことはロニー・スコッツにおいてないが、


それでもやっぱりなるべく近くでアルディメオラ見たいよな。


しかもギターとあっては、あの指の動きを間近で見てみたいよな。



この日までに何度も何度も、「どうやったら一番前に座ることが出来るのか?」と、ロニー・スコッツのスタッフに聞いた私だったのだが、


「前なんてムリよ! メンバーになったらその可能性もあるけれど、今からメンバーになってもアルディメオラのショーはムリ!!」


とまで最後は言われたから、一番前ということはないと分かっている。



分かってはいるが、それでもステージ正面フロアテーブルがいいなあ。。。なんて虫が良いことを考えていたのだ。





というのも、ロニー・スコッツのおねーさんは最後の最後に、




「前はムリ。でも、なるべく気に入った席が欲しいなら、当日に並んで見ることね。ただし、何回も言うようだけど、前ってことはないわよ!! しかも、フロア席のこともあまり期待しない方がいいわ、アルディメオラなんだしね!」



と言っていたではないか。




それって、肯定的な部分だけくり抜いて考えてみたら、並んだらフロア席ももしかして、、、ってことか?!!



と、思った訳なのだ。





よっしゃーーー!!



笑われようが、バカにされようが、並んでやる!!と決意した私はうろうろするのを止めて、ロニー・スコッツに戻ってそこからもう動かないことにしたのだった。





それにしても、カッコいい写真使っているね〜と惚れ惚れ。



これ見ているだけで心臓がバクバクしてきた私だった。













この看板を見ても惚れ惚れ。



こうなると自分でも自覚するオバカちゃんである。




でも、



でも、



でも、




見て!!!




あそこに、AL Di MEOLAってあるよ!!!




カッコいいよおおお〜〜〜〜〜〜!!!





まじで、これから見れるんですか、聴けるんですか、そうですか!!と、興奮Max。






ファンはバカだよ。


でも、自分でバカって分かっているからそこまでバカぢゃない。。。



と、言ってみる。













そして報告。




なんと、一番前だったのーーーっっ!!!




なぜか、一番前だったのーーーっっっ!!!







テーブルに案内されている時にスタッフがフロアの方に降りたから、あ!!!!!フロアだ!!!やった!!!!!!と思って嬉しくて嬉しくて感激していたら、そのスタッフの彼はそのままズンズンと前に行く。


ん??とそのまま私も着いて行くと、どんどん一番前へ。



へ??


まさか?


まさかでしょ?!



本当に?!!



え????!!!!!




一番真ん前のド真ん中、まさにアルディメオラが座るであろうその席のすぐ前でそのスタッフは立ち止まり、「ここです」と。






口をパクパクさせてびっくりして彼を見ると、まるで私の反応を楽しむように、



「さあ、どうぞ」とにっこり。




本当に?!!!



信じられないけど、これ、本当?!!と、もう驚きのあまりにボー然として、


彼に抱きついてサンキューサンキューサンキュー!!!!!!!連発してしまった。



そんな私を見て笑いながら、「エンジョイ!!」と言って去りかける彼に、ふと現実感が首を出してきた。そして、




「ね、後で、これは何かの間違いでした、とか、ない???」



と念を押した私だったのだった。




だって、今までとんでもないトラブルが起きて、「これは現実。こんなことが今本当に私に起こっているんだね、、、」とは思っても、こんな良いことが起きて「こんなことが今起こっているんだね!!!」なんて思うなんて、私のこの地味でささやかな人生にはなかったこと、



疑っても仕方がない。



すると彼、大笑いしながら、「確かにそこがあなたのテーブルだよ!」と去って行ってしまった。





それでもまだ疑念がムックリ。



いいよ、後でこの席を返してくれって言ってきても、絶対にあげないからね、


訴訟問題だからね、


などとブツブツ言いながらやっとそこに座った私だったのだった。哀れだろ?







それからは心臓が飛び跳ねて暴れてしょうもないステージまでの時間を持て余しながら、


するとアルディメオラは出てきたのだった!!!!!!!




私の真ん前に立ったよーーーっっ!!


私の真ん前に座ったよーーーっっ!!



信じられない。。。。。。。。。





それからは非現実。





到底書くことは出来ない時間が瞬く間に嵐のように過ぎ去った後、


やはりボー然としたまま会場を出ようとしたところへ、先のスタッフの彼が、「どうだった?」と。



どうだった?????





どうだったって、そりゃ〜、




「夢のようだったわ!!!!!!!!!!!」




とまた彼に抱きついてサンキューを言いまくった私だった。





多分、私はこの日で今までとこれからの運をすっかりさっぱり使い果たしたと思う。




その価値はあったし、ま、いっか。





ところでアルディメオラとツーショット写真も撮れて、それは既に私のケータイの待ち受け画面になっているのだが、もちろんここには載せないぞ、


友達にも見せないぞ、


と、思っていたら、ニックが「なんで?」と。



それで、「だってプライベートだし、私だけのものだしね!」とニンマリ即答すると笑われた。なんでよ?




「プライベートだって! あははははは!」と。





うるさいな、ほっといてくれ。







2013年6月10日月曜日

ジェイミー・オリバーの土








今年もお世話になります、’’ジェイミー・オリバーの土’’。


春が寒かったせいで、とっても出だしが遅い今年のトマト植えなのだが、


大丈夫だろうか。。。



ニックがんばれ!



相変わらずやる気がない私だが、今回は黄色いトマトを植えるので食べる気はいつもの倍だ。




2013年6月9日日曜日

Ethiopian Coffee




いつもの土曜ルート。



まずはバラで買い出し、買い食いした後はオレンジジュースで渇きを癒す。



この機械は素晴らしい。芸術だ。家に置きたい。







水上警察。



ブルース・ウィリスはおらんね。










バラを出たらテムズを沿って、サウスバンク・マーケットの最近の大大大のお気に入り、


エチオピア・コーヒーショップでコーヒータイム。



ここのコーヒーはマジうまい。



今こうして考えただけでもその香りと味を思い出して、喉が鳴る、、、



というか、



舌の奥の方がめくれるような感じと言おうか、


とにかく飲みたくてたまらなくなる。



こりゃ、中毒だぜ。。。









この時は気づかなかったけど、こうして写真を見ると、このねーちゃんすごいね。



可愛いね。


足が、ヨーヨーみたいな柄だね。








初めて気付いたマンデラ。


なんで、今まで気付かなかったんだろう、、な大きさ。








そういえば、ジョセフ・ファインズが出ている、『マンデラの名もなき看守』という映画があってとても良かったのでまた観たいが、ニックに聞いたら英語タイトルは『Color of Freedom』。


邦題の方がいいな、と思っていると、


「イギリスタイトルは『Goodbye Bafana』だって」とニック。



ふ〜〜〜む。




いや、やはり邦題勝ちだな。





サウスバンクを出てまた散歩、次はコベントガーデン方面へ歩く。







これすごいな。


なんて悩ましげな背中なんだ!! 色っぽいぞ。








そーだった、つい、忘れてしまうが、私はロンドンにいるんだった。。。と、


思い出させてくれるこんな図。








コベントガーデンにはロイヤルオペラハウスがあるのでこんなお店のディスプレイも。



使い込んだ様子がその練習のハードさを語る。









血が滲んだ跡なんかないかしら、、、と、つい爪先の方に目をやる。



ただ単に、ナタリー・ポートマンのブラック・スワンのせい。







歩いてフィンズベリー・パークまで帰ると、駅前はこんな。


あ、そーか、



ストーン・ローゼズ2日目だった。



どーか、明日また落とし物を発見しませんように。。。と願うだけだ。



頼むぜ、オイ。