6月11日は待ちに待ったアルディメオラだった!!!
(カタカナではこう書くみたい。)
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!
もう、ずっとずっと、この日を考えて興奮するあまり、寝心地の悪い夜を過ごしていたのだけど、それも今日で終わりか、、、と出かける前からなんとなく淋しい。。。
というのは私の悪いクセなのだけど。
とにかく朝から部屋のソファに座ることも一回もないまま右往左往、
こんな状態ならさっさと出かけよう、、と、ステージまでにまだ何時間もあるにもかかわらず、家を出てしまった。
しかしいざロニー・スコッツの前に辿り着いてもまだ誰も待ち人などいない。。。
中ではもう既に1回目のライブが始まっているのでドアマン達がいるだけ。
そりゃ〜そうだよな、、早過ぎだよな、、、
なんて思って自嘲してると、案の定ドアマンが、「まだまだ早いよ」と。
するとニックが横で、
「ベトナムフォー食べよう!」
と。
そんな、食べ物が喉を通る状態じゃないんだって!と言ってみても、
いや、しかしまだ時間が有り余っているのだし、しかもドアオープンは9時半、ステージが始まるのは10時半!
どこかで夕食を食べなければならん。
アルディメオラのギターを聴きながらロニー・スコッツスペシャルバーガーを頬張ることなんてとても出来ない。
そうだね、いったんフォーを食べに行って、その後でまたどんな状態か見に戻ってこようよ、と私が言うと、
「いったいどれくらい外で並ぶつもり?」とニック。
うるさーーーーーーいっっ!!
文句があるなら私だけ並ばせてくれーーー!!!
とにかくフォーを食べに行った。
しかしやはり大好きなフォーでも喉を通らず、呆れられながら(私の分まで食べれて嬉しそうな)ニックに食べてもらったのだった。
そうして戻ってみると、ドアマン達が半分呆れたような顔で、「だからまだ早いから」と。「9時15分頃に戻ってきて」と。
仕方ない。SOHOをうろつき周ることにした。
が、何せ落ち着かない!
良い席じゃないなんてことはロニー・スコッツにおいてないが、
それでもやっぱりなるべく近くでアルディメオラ見たいよな。
しかもギターとあっては、
あの指の動きを間近で見てみたいよな。
この日までに何度も何度も、「どうやったら一番前に座ることが出来るのか?」と、ロニー・スコッツのスタッフに聞いた私だったのだが、
「前なんてムリよ! メンバーになったらその可能性もあるけれど、今からメンバーになってもアルディメオラのショーはムリ!!」
とまで最後は言われたから、一番前ということはないと分かっている。
分かってはいるが、それでもステージ正面フロアテーブルがいいなあ。。。なんて虫が良いことを考えていたのだ。
というのも、ロニー・スコッツのおねーさんは最後の最後に、
「前はムリ。でも、なるべく気に入った席が欲しいなら、当日に並んで見ることね。ただし、何回も言うようだけど、前ってことはないわよ!! しかも、フロア席のこともあまり期待しない方がいいわ、アルディメオラなんだしね!」
と言っていたではないか。
それって、肯定的な部分だけくり抜いて考えてみたら、並んだらフロア席ももしかして、、、ってことか?!!
と、思った訳なのだ。
よっしゃーーー!!
笑われようが、バカにされようが、並んでやる!!と決意した私はうろうろするのを止めて、ロニー・スコッツに戻ってそこからもう動かないことにしたのだった。
それにしても、カッコいい写真使っているね〜と惚れ惚れ。
これ見ているだけで心臓がバクバクしてきた私だった。
この看板を見ても惚れ惚れ。
こうなると自分でも自覚するオバカちゃんである。
でも、
でも、
でも、
見て!!!
あそこに、
AL Di MEOLAってあるよ!!!
カッコいいよおおお〜〜〜〜〜〜!!!
まじで、これから見れるんですか、聴けるんですか、そうですか!!と、興奮Max。
ファンはバカだよ。
でも、自分でバカって分かっているからそこまでバカぢゃない。。。
と、言ってみる。
そして報告。
なんと、一番前だったのーーーっっ!!!
なぜか、一番前だったのーーーっっっ!!!
テーブルに案内されている時にスタッフがフロアの方に降りたから、あ!!!!!フロアだ!!!やった!!!!!!と思って嬉しくて嬉しくて感激していたら、そのスタッフの彼はそのままズンズンと前に行く。
ん??とそのまま私も着いて行くと、どんどん一番前へ。
へ??
まさか?
まさかでしょ?!
本当に?!!
え????!!!!!
一番真ん前のド真ん中、まさにアルディメオラが座るであろうその席のすぐ前でそのスタッフは立ち止まり、「ここです」と。
口をパクパクさせてびっくりして彼を見ると、まるで私の反応を楽しむように、
「さあ、どうぞ」とにっこり。
本当に?!!!
信じられないけど、これ、本当?!!と、もう驚きのあまりにボー然として、
彼に抱きついてサンキューサンキューサンキュー!!!!!!!連発してしまった。
そんな私を見て笑いながら、「エンジョイ!!」と言って去りかける彼に、ふと現実感が首を出してきた。そして、
「ね、後で、これは何かの間違いでした、とか、ない???」
と念を押した私だったのだった。
だって、今までとんでもないトラブルが起きて、「これは現実。こんなことが今本当に私に起こっているんだね、、、」とは思っても、こんな良いことが起きて「こんなことが今起こっているんだね!!!」なんて思うなんて、私のこの地味でささやかな人生にはなかったこと、
疑っても仕方がない。
すると彼、大笑いしながら、「確かにそこがあなたのテーブルだよ!」と去って行ってしまった。
それでもまだ疑念がムックリ。
いいよ、後でこの席を返してくれって言ってきても、絶対にあげないからね、
訴訟問題だからね、
などとブツブツ言いながらやっとそこに座った私だったのだった。哀れだろ?
それからは心臓が飛び跳ねて暴れてしょうもないステージまでの時間を持て余しながら、
するとアルディメオラは出てきたのだった!!!!!!!
私の真ん前に立ったよーーーっっ!!
私の真ん前に座ったよーーーっっ!!
信じられない。。。。。。。。。
それからは非現実。
到底書くことは出来ない時間が瞬く間に嵐のように過ぎ去った後、
やはりボー然としたまま会場を出ようとしたところへ、先のスタッフの彼が、「どうだった?」と。
どうだった?????
どうだったって、そりゃ〜、
「夢のようだったわ!!!!!!!!!!!」
とまた彼に抱きついてサンキューを言いまくった私だった。
多分、私はこの日で今までとこれからの運をすっかりさっぱり使い果たしたと思う。
その価値はあったし、ま、いっか。
ところでアルディメオラとツーショット写真も撮れて、それは既に私のケータイの待ち受け画面になっているのだが、もちろんここには載せないぞ、
友達にも見せないぞ、
と、思っていたら、ニックが「なんで?」と。
それで、「だってプライベートだし、私だけのものだしね!」とニンマリ即答すると笑われた。なんでよ?
「プライベートだって! あははははは!」と。
うるさいな、ほっといてくれ。