2013年6月1日土曜日

バルセロネタにあるバル『la Cova Fumada』


「おいしいお店があるよ」

とパン屋さんから出たらニックが言うから、じゃぁ連れて行ってと頼んだら、すぐに立ち止まったニック。


へっ??と思っていると、ここだよ、と、まるで人のお家かと思うような所。

ここなの? これお店なの? まるでお友達が土曜日にお家パーティーしているような雰囲気なんだけど。。。と思ってびっくりした。


ピンクのドレスのおばあちゃんがここの大ボスらしく、常連客友達から挨拶のキスの嵐を受けている。





中はこんな感じで大いに気に入った! 私が好きな、お洒落じゃないのがカッコいいっていう所だ!!

オヤジも多いし、良いね良いね~と店内にどんどん入る、居座る気が満々な私だった。






カウンターにはやはり色々なタパス料理が置かれている。

この男の人、一回も、ものの見事に一度も、まったく誰にも笑顔を見せなかったどころか、まさにずっと無表情のままだった。

いつもこんな感じなのかな?

なんか、そこが気に入った!







ニックはスペインビール。




私はもちろんここでもコーヒーを頼んだ、ら!!


やっぱりすっごく美味しいんだ、これが!!


スペインのコーヒー、素晴らしいな!!!







このいわゆるスペイン風ポテトコロッケはかなりあちらこちらで好評だけど、

日本のコロッケはすごいぞ、と改めて思ったのだった。






こんなに小さいのに甘くてふっくらしていてとても美味しい貝だった。

なんていう名前の貝なのか、聞かずじまいで夢中で食べた。






 イワシ焼き。


おーいーしーーーーっ!!!


久し振りの味だった。


そういえば、魚は素晴らしい食べ物だったな。。。イギリスにいると忘れかけるから、たまに食べると体にジーンとくる。







ニックがカラマリをオーダーする、というから、


「多分、スペインでカラマリというとイカ焼きだよ、輪っかのフライは出てこないよ」と言ったけれど、まったくのスルーでオーダーしたニック。


やはり、これが出てきた。


まぁ、いいよ、これもおいしそうだし、、とやはり輪っかにスライスして食べた。


オリーブオイルと塩とガーリックで焼いてあって、シンプルに旨い。


しかしやはり日本はここまでオイルも塩も使わないし、最後は必ず少々の醤油とレモンだな、あの食べ方はやっぱりいいな、とスペインでイカ焼きを食べながら日本が恋しくなったのだった。




しかしそれにしても、スペインはこれでもかと言うほどのオリーブオイルと塩の量だ。


最近ではいかにオリーブオイルが体に良いかというニュースが世界で流れ、オリーブオイル摂取量の多いスペイン人は健康人が多いと聞いたけれど、


こんなに多い量を熱して食し、しかも大量の塩の投入のせいで喉が渇いてガブ飲みする酒量がハンパないのを見ていると、


やはり、ここスペインでも外食は大敵じゃないか??と思えてきたのだった。





ところで店を出て歩きながら、ニックが払った料金を訊くと、結構な額だった。



外食はやはり大敵だ。。。



で、何がそんなに高かったのよ??



一品一品の料金を確かめながらオーダーしたはずだった私はニックに訊いた。


すると、


「カラマリがさ、7ユーロしたんだよね。。。」



とニックがぼそっ☆




7ユーロ?


7ユーロ?!


7ユーロ?!!



「あ、でも、知っていてオーダーしたからさ!」

と慌てるニックに、



知っていてオーダーしたのか?!!とびっくりした私だった。


まぁ、旅行中だし、新鮮なイカなんてロンドンでは食べる機会ないし、仕方ないか、、、とさすがの私も怒らずにはいたけれど、



でも、


知っていてオーダーしたのか?!!


とそれでも5回は繰り返せずにはいられなかったのだった。



バルセロナ、恐るべし。






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