バルセロナVSマラガ戦を見に行ったぞ。
そもそも、バレンタインデーにニックがくれたのはバルセロナのシーズン最終戦のチケットで、それに合わせてバルセロナ旅行を決めた。
だから、この旅行自体がつまりはサッカー試合観戦のオマケみたいなものなのだった。
メッシのユニフォーム、欲しいな、、、と、つい、思ってしまった何十秒かがあったが、
値段が40ユーロぐらいしたので却下。
高いだろ高いだろ高いだろ。
私達のゲート入場入り口。
なんて可愛いんだ。。。。。
メッシの10番。
ここにもメッシの10番。
子供達はほとんどがメッシの10番を着ていたので、やはりせっかくだったのだし、お祭り気分もあるのだし、私も混じって10番買っておけば良かったかな、、、とちょっと後悔したが、
しかしロンドンに帰ったら私達のお家はアーセナルの本拠地にあり、アーセナル気違いもいいところのメッカに住んでいるので、じゃ、10番メッシなんて買ってもいったい他にいつ着れるのよ?? と思ったら、やっぱり40ユーロ以上も出せなかった私だった。
ニックが、「この国はビールが安い!」と、幸せそうに嬉しそうに一口飲んで、ぶっ☆
ノンアルコールビアだった。
アルコールは売っていないのだな。懸命だ。
ここにもタパス。さすが。
後ろ姿がちょっと姪っ子の京ちゃんに似ていると思った女の子が前にいた。
そういえば、京ちゃんと唯ちゃんをこういうところにバルセロナのユニフォーム着せて連れてきたら、さぞかし可愛いだろうと、想像した。
席に着く前。
中はこんな感じ。
バルセロナチームの本拠地だから、豪華にやってるんだろうな、、と思ったら案外地味でびっくりした。
シーズンのファイナルゲームとあって、ぎっしり。
実は自分たちの席に着く前に一騒動があった。
座席番号を何度も何度も見ながらやっとのことで席を見つけたと思ったら、そこには家族らしき人達が座っている。
あれれ、、ここじゃなかったかな、、、と思って何度もまたチケットを見ながら確認するが、何回見ても、席番号はそこだ。
思い切って、その人達に声をかけてみると、
その男の子2人とお母さんお父さん組が「後一つの通りをはさんだ向こう側の席だよ」と、彼らの右側をさしながら私たちのチケットを見て確認してくれた。
ありがとう、、と礼をいい、またずっと後ろに戻って回り、さっきの右側の列の方に寄ってみると、そこはもうぎっしり人で埋まっている。
あれれ??じゃ、私たちの席はどこよ??と思って辺りを見回したりするけれど、それらしき席が空いている様子はない。
なんだなんだ、このままではもう試合が始まってしまうではないか、、と焦りながら、またまた大きく迂回し、先ほどの親子たちがいる席を越えて、今度はその左側の列を当たってみた。
しかしそこも満杯。
もうこうなったら、、と、覚悟を決めて、周りの人を巻き込むことにした。
「すいません!! この席なんですけど、誰か分かる方は??」と、英語でまくしたてる。
だからこの国はスペイン語だっちゅーの、、と自分の内に焦りが湧くあまりのツッコミがでてくるのに自嘲しながらも、チケットを振り回した。
すると、スペインのおじちゃん、どれ貸してみろ、とばかりに親切にチケットを取り、ナンバーを見てくれた。そうして右側を指し、「向こうだ!」と言う。
向こう、ですか?、、、とさっきの親子が座っている方を眺めながら、ガックリする私。
一生懸命に、そこは人が座っていると説明すると、今度はそのおじちゃんがそちらを目で追い、親子が座っているのを確認。
おかしいな〜という顔をすると、横に座っているおじちゃんおばちゃんたちも一緒になってチケットを覗き込んでくれた。
しかし答えはやはり同じ。首を振りながら右側を大きく指差す。
なので礼をいい、またまた大きく迂回してさっきの親子の席まで戻り、もう一度確認した。
優しそうな、まだ若いそのお父さん、だからさっきも言ったように右側ですよ、と言って満杯になった右側を指す。
途方に暮れた私達は、もう一度大きく迂回して右側の列まで行き、今度はそこでチケットを振り回した私。
すると、またまた周りのスペインのおじちゃんたちが親切にチケットを覗き込み、「左側の列だよ」と言いながら、首を伸ばして左側を見てくれるが、やっぱり先ほどの親子が座っているので、ここでも「おかしいな〜」となった。
ニックはだんだんと、さっきの親子の席に間違いがないと思い始めたと言うので、彼らの所にとにかくまたまた戻って再々確認をすることにした。
とにかくそうして戻った後、何が起こったかというと。。。
チケットの確認をしたニックの前で、そのお父さんが何とも不可解な表情を見せながら、なんと自分の席を2つ分ずらし、子供を自分とお母さんの膝に乗せたのである。。。。。。。。
え?????????
どうゆーこと??
最初から、子供の席は取ってはいなかったということなの??
最初から、その席2つ分は自分たちの物じゃないと分かっていたということなの??
どーゆーこと?!!!!
と、しばし、ボー然となった私だったのだった。
といのは、そのお父さん、一見して優男、お母さんも綺麗、着ている服も私達なんかより断然オシャレ、子供も可愛らしい顔で柔らかい金髪をなびかせているところからして、
とてもそんな風には見えなかったのだ。
そもそも、2人分の咳をズラした時のその顔も、少しバツが悪そうではありながら、ソーリーもなし。
あ、じゃあ、、みたいな、まるで善意を施してくれたかのような態度だったので、
一瞬、「そんなことまでして私達の席を作ってはくれなくても良いですよ〜!」とこっちが悪く思ったくらいだった。
ニックが、「いや、最初からこの席は僕達のものだから。」と言ってくれなかったら、私は断って立ち見でもしていたと思う。
本当に世界はいろんな人がいるな!
そんな、やっとの経緯で辿り着いたのは良い席だったのだけど、
さすがバルセロナ、日差しがモロに突き刺さって痛いったらなかった。
イニエスタが見れた。でもメッシはいない。。。
おい。。。
メッシのための旅行だぞ。。。
もうすでに優勝が決まってのファイナルゲームだったので、
気楽な雰囲気だった。
それでも応援には熱いバルセロナファン。
大体、最初の15分でもう3点もバルセロナが得点しちゃったのだ。
バルセロナファンには嬉しくても、私にはちょっとダレダレな試合だった。
ハーフタイムでトイレ休憩に行って出会ったこんなに可愛い子。
なぜか、お母さんが連れて行ってもまた私の方に何度も何度も寄ってこようとしてくれた。
詳しく書くと、実はあの親子の2人の男の子がとんでもなく嫌な子達だったので、
こんなにキュートな子供に慰められた私だった。
4−0っていったいどうよ、どうなのよ??
やる気ねーだろ、マラガ選手!!
金でももらってるのか、マラガチーム!!
と、その試合運びに少々呆れた私。
私にとっての初めての試合観戦。
サッカーファンとは、一種の宗教の域に入っているのだな、、、とつくづく思い知ったのだった。
試合が終わり、アビダル選手のお別れセレモニーが始まるというので私達も見ていくことにした。
アビダル選手。
アビダルがお別れスピーチをして、最後は胴上げ。
淋しさに包まれたのだった。
なんとなく、ゴッドファーザー的な雰囲気を身にまとっていたこの男性。
試合中から何となく目が合っていたせいか、帰り際にお孫ちゃんらしき男の子に肩車をせがまれながらこっちを見て会釈をしてくれたので、写真をとってもいいかと聞くとOKの返事。
サッカーのゲームをおじいちゃんと楽しんだ後にもこうして肩車してもらいながら帰るなんて、なんてラッキーな子供なんだ!!と思いながら撮ったのがこの一枚。
この男の子、とってもとっても真剣に試合を見ていた。
横でおじいちゃんがゲームの説明をしていたのだと思う、
前を向いたまま何度も何度も頷きながら、しっかりとゲームからは目をそらせないでいた。
その様子を見ていると、ああこうやってこの子はもう一生バルセロナファンに成長するんだな、、と理解できたのだった。
ところで、あの親子のとんでもない2人の男の子がずっと吹きっぱなしにしているブブゼラ騒音とヤジに周りがウンザリしているのも最高潮に達した時に、
何とも静かに、それでもって有無を言わせない顔つきで、笑顔さえ浮かべながら何かを話しかけたのがこの男性だった。
そのどこか威厳のある風格といったら、少し離れてそれを目撃した私にもちょっと怖いものだったので、
その後の2人の男の子がいきなりシュンとしておとなしくなってくれたのにも納得がいった。
その2人の男の子よ、こういうしっかりしたおじいちゃんに長期預かってもらって最初から教育されなおしなさい!!と思ったのだった。
ユニセフとあるところもいいな。
バルセロナのユニフォーム、メッシを着ている子供がとても多かったのにメッシが出ないなんてさ!!
ちょっと!! メッシ君!!!
いくらなんでも、子供達は楽しまそうよ!!!!!!
みんな10番着てるんだよ!!!!!!!!
イニエスタ。
メッシメッシと騒がれてはいるが、メインで宣伝に使われているのはイニエスタ。
はるばるスペインまで、バルセロナまで来た、その第一の理由はこの試合観戦なので、
こうして無事に見終わってある意味ホッとした。
メッシを見に来たんだけどな!!!!!
という不満はあるが、なにせ優勝決まってのファイナルゲーム、
今更スーパースターが出てもしかたないやね。。。
それにしても、メッシが出ないと知った時の子供達のあのガッカリした顔と、メッシは?メッシは?と繰り返し聞こえたあの幼い声が、ちょっと少しは考えてよバルセロナチームさん!!な私の感想となったのだった。
メッシの名前が大きく書かれたミニユニフォームを着た小さな背中を見ていたら、
少し、怒りさえ覚えたのだった。
もちろん、仕方ないとは分かってはいるのだけれど。
決して、私がメッシを見たかったから!!じゃないです。
ホントです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。
あ、ちょっとウソかな。
やっぱり見たかったぞ、メッシがボール蹴るところ。笑
オマケ写真を一枚;
『R3SACON』
なんか面白いと思って。
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