ランブラ通りはこの短い5泊6日旅行の間に何回も何回も歩くことになった道。
ガイドなどでは、この道はいかにも旅行的ですみたいなことが書かれていたので、そんなところはあんまり歩きたくないな〜なんて思っていたのに、実際に行ってみたらやはり初バルセロナ旅行で行動するための目印になった道だった。
エジプト、シャローム、、、、って、、、。
なにも、仲が悪い同士、わざわざバルセロナに来てまで近くに店を構えなくてもいいじゃないか!!
笑ってしまった。
ちょっと、これ、どんな宣伝よ!?、、、と、
(隠れ)保守的な私はびっくり。
イマイチ、カソリックの国が分からない。。。
しかし、それにしたって、字ヅラがまるで落書きのようで、それからして目を引く。
広告としては成功なのかな?
それとも私が保守的なだけに気になっただけなのか?
あ、これこれ、これを機内で食べる用に買っていかなきゃね、とニックに向かって当たり前のように言ってみたが、ニックは乗り気ではなく、私だけが買うことになった。
「あげないからね。」
と、釘を深くさす。
3段に分かれているのは生ハムの格によって3段階があるから。
私は2番目に高いのにした。よって、真ん中の段。
ここも観光客目当ての雰囲気がバリバリだったが、土産用にも手軽でなかなかいい。
部屋に戻って、軽く食べた。
ニックがタパスを作ってくれた。
朝、結構念入りに掃除をしたのだが、、、
と言っても、6日滞在、汚すこともなかったのだが。
でも、ペットボトルやら、ゴミやら、置いていっても掃除も料金の内なので構わないとはいえ、気になる。
なので空港に行くバス停に向かいながらゴミは外に出して捨てることに決め、ペットボトルも道路に設置されているリサイクルボックスに入れていくことにした。
安心して最後のチェックにゴミ箱が置いてあった棚を覗くと、最初の日にオレンジの皮を捨てたせいで臭う!!
スプレーしよう、拭いてみよう、と騒ぐ私をバカバカしいと思っている様子ながらそれでも黙々と掃除してくれたニック、
最後に「日本人、細かいね」とぼそり。
そうなのだよ、オレンジの皮は日が経つと臭くてかなわないのだよ、
太陽のある国ではゴミ処理も大変なのだよ!!
この、上からぶら下がっているもの。
それは午後になって陽が傾いてくると、それを受けてこのガラスの鎖で乱反射した光が部屋に落ちてくる。
とってもそれが素敵なので、ぜひ欲しくなったのだったが、
あ、そーだ。
イギリスの太陽は、役に立たなかったんだっけ。。。
しかもロンドンの私達の部屋じゃ、全くサマにならんのだな。
全部の本や雑誌や書類は、この部屋の持ち主のマリッサの職業柄、ファッション関係のものばかりだった。
どこもかしこもきれいにされていて彼女の性格が窺える。
今回は本当にこの部屋でラッキーな旅になったなと思ったのだった。
部屋の玄関。
貝殻も多かった。
私はこのランプに一目惚れだったのだが、
すごいな〜、この貝、ホンモノだな〜、、とニックに言っていたら、
「それ、多分、採ってはいけないものだよ」
と言われ、ハタと気がついた。
そうだったね、採ったらだめだよね。
買ってもダメだよね。
と、反省。
でも、象牙とかは嫌いだけど、貝殻だとそういう感覚がつい緩む、、というか、
綺麗だから、つい欲しくなっちゃうんだよな。
お世話になりました!
好きだったアパートの玄関。
ここから30分もしないで空港なんて、
ヨーロッパは近いな。
私のバッグの中にはこうして生ハムサンドが入っているさ〜、ふふん!
といつ食べようか考えている時の嬉しさ。
生ハムだけのサンドは水っぽくなくてベチャベチャしないから移動に良いのだと学びました。
結局、ニックと一緒に食べた。美味しかった〜!
生ハムの国スペインよ、さらばじゃ〜〜っ!!!
しかし、四角い便座って座りにくい。。。
これが、ブリティッシュ・モダン、なのだろうか。。。
今回の自分たちへのお土産は、マーケットで買ってきたパエリヤ鍋と、
一番安い生ハム。
いったいどうやって何回使ったか分かるのだろう、、と不思議に思って裏を見たらこんな感じ。
もしかして、コレ??と目を凝らしてみたところ、どうやらこれらしい。
なんて分かりにくいんだ!!
最後のほうになったら、い〜ち、に〜、さ〜ん、よ〜ん、、、とやって、
あれ、今9回目? 次が10回? それとも今10回目? なんて言っていたのだが、他に何か見る方法があるのだろうか?
旅先から買ってきた食べ物を夕飯に出して今回の旅に思いを馳せる、、、というのが私達の旅行の〆なので、
だから今回は夕飯に生ハムとなった。
一番安い生ハムだよな、きっと。
2ユーロ55って。。。ちょっと!!
買ったお店でニックが無謀にも、
「いったい、何がそんなに違うんですか? 例えばコレ(2ユーロ55)とコレ(14ユーロくらいだった)は?」
するとお店の人、
「例えば年数とかね、違うからね、その横のもの(確か16ユーロぐらい)は、イベリコの○○年数ものだよ、旨いよ!」
と、にこやかに言ってくれたので、私なんて、
どう? いっちゃう?? いってまう??!
と、食べたい気を全面に押し出して、お店の人の笑顔に乗ろうとしていた矢先に、
「いいえ、今回はこの、2ユーロ55でお願いします。イベリコはまたにします。」
と迷いもなく却下したニック。
私はニックを見つめていたのだが、視線を感じて前を見ると、店の人は私をジッと見つめていた。
なんとなく私が頷くと、向こうも頷き、その後に2ユーロ55の生ハムを包みながらお店の人も私も無言。
お店の人は私にその包みをとても優しい瞳でそっと差し出してくれて、
それはまるで心が通い合ったかのようだったのだが、
帰り道、歩きながら、ニックが横で、
「なんであのお店の男の人、ミキに渡したんだろ? なんか、僕のこともじっと見て、それからミキをジーーッと見てたよね」と。
そりゃーーー、あなたね。
私が、きゃっほーイベリコ食べようぜ!って雰囲気全開なのに、その横で連れの男に’’いりません!’’ってああもハッキリ言われるとね、スペイン男としてはちょっと絶句かもよね。
と、言ったら、ニックは爆笑した。
とゆーかね。
爆笑する問題ではなくてよ、ニックさん。。。
けれど。
その(何回も繰り返すが)2ユーロ55の生ハムもとってもおいしかったので、
ま、2ユーロ55(うるさい?)でも良かったね、、と思った私だった。
そんなわけで、バレンタインプレゼントの5泊6日のバルセロナ旅行は一番安くて美味しい生ハムで幕を閉じたのだった。
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