最後の日。
空港に向かう時間までに1時間半ぐらいしか時間がないが、ボケリア・マーケットへ来た。
と、いうのも、このお店でパエリヤ鍋を買って帰りたいからという理由が大!
品を見せてもらうと、望んでいた全鉄板製のものとは違ったのでちょっと迷ったけれど、でも買った!
自分達へのお土産だと思ったら嬉しい。
さてさて欲しいものも手に入れて一安心したので、
早速喉の渇きを潤そう!!といつものジュース屋さんへ直行した。
もちろん2個買い。パッション・フルーツよ、これでさらばじゃ〜〜っ!
美人なおねーさんはこんなところにいた!
どの店も、取り立ててものすごく売れているっていう訳ではなさそうだけれど、
なんでかな?
やっぱり、時季?
ここでも食べてみたかったな。
有名店らしく、今までのお客さんの写真がたくさん貼られていた。
可愛い日本の女の子達の写真もあった。
一人でエビ焼きを山盛り食べている女の子がいて、パンをそこへ浸してもくもくと食べていて、
なんともカッコいい眺めだね〜と思った。
おっと!
マグロだマグロだ。
ロンドンで見るのとは大違いだ。種類も違うのだろうが、、と思って眺めていたら、案の定ニックが横から、「あれって捕ってもいいマグロかな?」。
う〜〜〜む、、、どうだろう、、、
スペインも色々と非難されているしな。。。
しかし、私の目に映るものはあれ! あそこに見える、あれなのよ!!
100%、買う気モード。
サーモンを避けたい私とニックは迷いなくトロにした。
久しぶりの霜だ!!
あ’’ああああ〜〜〜〜!!
久しぶりの生魚だ、久しぶりのマグロだトロだ!!!
みな、黙々と食べている。
ミカンのシロップ漬け??
最後にまたイカのフライを食べて、、、と、着実に、心残りがないように、いやしん坊食いしん坊を満足させていく私だったのだが、過ぎ去っていく人達が私のイカを指差して何か言っている。
するとニックが、
「通りかかった旅行客がイカフライ見て引いてたよ」と。
私も妹のマキちゃんが砂肝とかイカのはらわたとかを食べているのを見て、
うわ〜〜〜〜〜〜っっ☆★☆
とかなるけれど、
イカフライごときが気持ち悪いって、わざわざ市場に来ている人が思うのか??
ここで考え事。
私には、この旅行から帰ったらやらなければならない仕事が待っている。
それは、
『元カレと彼のフィアンセに、結婚祝いを渡す』
というもの。
最初は久保田のお酒を買ったのだが、それだけだと、そう言えば彼の弟の結婚祝いで久保田渡したのは2年半前だったっけ。。。
じゃ、他にもなにか、、、と、薄いエメラルドグリーン色をした徳利とぐい飲み2つを足したのだった。
しかし、酒関係だけというのものな、、、と、思ったら、やはりチョコレートみたいなものがあった方がいいかな。。。なんて、この美味しそうなチョコレートを目の前にして考え始めてしまったのだ。
そういえば、会う日も、この旅行があるからといって、先送りにしてもらったんだよな、だからバルセロナに来ていること知っているし、お土産としても成り立つな、、、
と、つらつら考えている間に店員さんが寄ってきた。
値段を聞くと、高い! びっくり!!
即行、却下。チョコレートなし。
いらないよね、チョコレートなんてさ、お酒買ったもんね、徳利も、ぐい飲みだって、買ったもんね、大体さ、なんでバルセロナにまで来て、ボケリアマーケットにまで来て、
元カレの結婚祝いに頭悩ませてんだ、アホか私!!
と、ただ単に値段が高かっただけで却下したのだが、そういうふうに左から右へ考えをシフトさせていったのだった。
思考回路とは面白い。
ところで、この、’’チョコレートを土産に買おうとしたら、予算外なので止めた’’ということが、元カレの位置ということなんだろうな。。と思った。
そこへニックが登場、私が「ね、チョコレート、どうする? 私達が食べるために買っていく?」と聞くと、
「値段が高いからいらない」。
元カレへのチョコの心配なんてしている場合じゃなかった、私の分もない。。。
帰り間際、最後のお店はここにしようと、マーケット内にある「BAR BOQUERIA」のカウンター席に座る。
ここでももちろん私はコーヒー。
どれだけスペインのコーヒーを好きになったことやら、、、と思いながら注文したが、やっぱりこのコーヒーも私好みで美味しい!!
こんなにどこもかしこもコーヒーが旨いなんて、あり得ない!!
スパニッシュオムレツをニックは頼んだ。
私は牛乳入りの食べ物は食べれないから見てるだけ。つまらん。
そうして、バルセロナにお別れする時間が来たのだった。
最後の最後に訪れた場所がボケリア・マーケットというのが私達らしい。
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