グエル邸見学も終わったので、4時半前に見たこのお店に戻ってみたら、、、
お店も開いたので、この通り、ウィンドウも開いていた!!
可愛い〜!!
うわ〜! 可愛い上に、美味しそう!!
昔ながらの感じがまた食欲をそそる。
色物が大嫌いな私にはなんとも嬉しいこの光景、
しかし、牛乳アレルギーの私は諦めなければならない、なんとも苦しいこの光景でもある。
なぜさっきからこの通りに来ているかという理由がこのお店、『GRANJA LA PALLARESA』。
可愛いウィンドウのお店の隣にある。
ここのチュロスが相当美味しいらしいと聞いて、ずっとここをブラブラしていたんである。
1947年というから、なかなか古いね。
なんともシンプルなウィンドウだ。気に入った。
が、さっきのなんとも可愛いウィンドウのお店の方に気がいってしまう。。
いや、しかしここは最初から決めていたこっちのお店をトライしなければ!!と浮気心を封印してここに入ることに決めた。
まだお店を開けたばかりらしく、こんな感じ。
店内も私の好きな雰囲気だった。
こういうところは旨い物を出すと経験から知っている。
頼んだ物は、定番の、
ダークチョコレートとチュロス、もちろんコーヒー!!
いいな〜ニック、私もチュロス食べたかったな〜、、、と、
でもダークチョコレートはミルク入っていないはずだから大丈夫だよね??と味わうと、
カルダモンのスパイスの味がふわ〜〜っと鼻にきた。
チョコは、お湯で溶かしているチョコレートなので見た目の色に比べて薄い味にも感じたけれど、その代わりに甘ったるくなくてカルダモンがアクセントになっているから、チュロスにつけたら、ぱくぱくイケそうだ。
いいな〜〜〜ニック。。。。と心底羨ましいながら、遠慮しがちなニックにどうぞどうぞと勧める。
一口食べたニック、「おいしーーーっ!」と。
チュロスって美味しい物だと思わなかったけれど、美味しいんだね!!と。
う〜〜〜ん、、、それを聞いていたらどうしても食べたくなってきたぞ。。
そういえば、本格チュロスは牛乳は入れないっていうし、ここは本格なハズ、食べれるかもしれないぞ、諦めるに早いかもしれないぞ、、、
なので、もの凄いハンサムさん&マッチョな店員に訊いてみた。
「あなたはなんでこんなところで働いているんですか??」
うそうそ。
「このチュロスの材料は何ですか?」
だった。
英語は通じないながら、とても親切に一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれて、
卵、水が入っているのは分かったが、あと一つ、あと一つ、、と彼は言いながら、なにかをジェスチャーで示しながら、奥の方に戻っていった。
しばらくして戻ってきたら、電話を見せて、そこには小麦粉とあった。
すごいね〜、きちんと気にしてくれて、とスペイン人の優しさにまたびっくり。
こういうのがとっても新鮮で嬉しく感じる旅行者の私だったりする。
そしてその後も、「じゃ、ミルクは入っていないんですね!?」と何度もうるさく重ねていても全然嫌な顔もしないで確認してくれたお店の人達に抱きつきたい気分だった。
だって、これでチュロスが食べれるんだ!!
しかもとっても地元民に愛されているお店で!!
それでも最初の一口目はこわごわ口に入れた私だったけれど、
チュロスのモチモチ感に感動した。
シンプルな材料なだけにこの歯応えがモノを言う、まさに見事なスイーツ!
チュロス万歳!!
あまりの美味しさにこわごわどころか、バクバク食べはじめた。
素でバク、チョコレートをつけてバク、ってな感じに交互にずっと食べた。
まさか、今回の旅でチュロスを食べれるとは思っていなかったなあ!
’’チョコラティエ・コン・チュロス’’
今回の旅で覚えた大切なスペイン語である。
この後、お店は人で一杯になった。
今時のオシャレなお店ではないので、昔から通っています的な結構年配のお客さんが多かった。そこもいい。
京都にある老舗の甘味処って感じだな。
後ろのテーブルに座っていたカップルが、このお店のウィンドウに飾られている、やはりこのお店の定番らしい、クリームイエローのカスタードのような物を食べていたのを見た私は、ニックに向かって、あれあれ、あれが美味しいって言うんだよ、と言うと、
ニックが後ろを向いてカップルにその食べ物の名前を訊いた。
すると、彼らはニックに「一口どうぞ」と、試し食べさせてくれたんである!!
すごい!! スペイン人て優しいんだな!!!
人懐っこいような、なにか不思議な感じがするスペインの人たちなんである。
牛乳が入っているからもちろん私は試し食べを出来なかったが、そう言うと、とっても可哀想ね、、というような瞳で見た。
そうだよね、、かわいそうだよね、、、
牛乳アレルギーって本当に嫌だなあ。
思いがけずにチュロスをたらふく食べたので、腹ごなしの散歩に行こうということになった。
ホイットニー・ヒューストンもいて、お腹も幸せになって、バルセロナ旅行を楽しんでいることを実感しながら、じゃ、ここらでもう一度サグラダファミリアを見ておく?ってことになった。
おまけ写真;
本日の8、6、10番だった。
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