2012年3月21日水曜日

買わなくても。。。



2010年にロンドンに引っ越してきた時に、何か色のあるものがお部屋に欲しいと買った、いちばん最初の花がこれ、プリムラ。



去年は咲かなかったので、もうダメか、、と諦めて、1ポンドという値段がいけなかったのか、、、などど考えもしたが、結局捨てることが出来ず、かといって世話をするわけでもなくバルコニーに放ったらかしてあったのが、



なんと咲いていた!!


しかも色といい、大きさといい、なんともゴージャスではないか!




と、明日日本に行くからとその準備をしながらバルコニーにミントを植えていると、


あれ?あそこに見えるは。。。。。。





おぉっ! パンジーではないか!!



去年の春に屋根に吊るしたバスケットに植えたパンジーの種が飛んだのか、下の方の、全然別の、こんな所で咲いている。


パンジーなんて、ワンシーズンで終わりと思っていたのに、


嬉しい。



これでバンバン広がって咲いてくれたら、今年はもう買わなくてもいいかも?!!



、、、って、そんなわけないか。




ところでロンドンで見かける花壇は街が税金で賄っていて、春先になると早速色んな花が植えられる。


そして何週かごとにごっそりと別の花に植え変えられる、、というのが延々と秋まで続くのだが、


特に夏は日差しに耐えられない花達が早く萎れるので、


それこそそのサイクルが早い。


そして気付くとまたパッと明るい新鮮な花が並べられているのだけれど、


それはものすごい手作業で、等間隔できっちり植えられているのを見ると、


だから、


ものすごいお金がかかってるな~


と思うようになってしまった。




綺麗っていっちゃぁ綺麗だけれど、なんだかなぁ~というか。



自分のバルコニーのある日咲いちゃった程度の花を見て、


やっぱり毎年勝手に咲いてくれるのがいいね、


そしてそれを手入れするくらいでいいね、



と、思うわけです。





あ、お金ないだけか。。。





2012年3月19日月曜日

EXMOUTH MARKET のリゾット

GPに行った帰り、ランチを食べようと、EXMOUTHマーケットへ。

お目当てのソーセージ店は思った通りやっていなかったものの、他の物を試すよい機会。


迷った挙句、昨日のリゾットのリベンジをしたくなった。



そこでキノコのリゾット。



おいしかったーーーーーーーーー!!!!!


STRADA完全に負けた。


ニックが買ったタリ。

おいしかったって。

2012年3月18日日曜日

映画『Safe House』とてんこ盛りな一日

映画館「CINEWORLD」で今日に限り2人で11ポンドで映画を観れるということで、

らっき~!!とばかり、じゃ、何観に行く?

となったのだけれど、

CINEWORLDでは大したものもこの日上映しておらず。。。

これがセールスよね、、、と盛り下がるも、

『Safe House』ならやってるよ、と、

あんまり観る気がなかったこの映画を観に行くことにした。



しかし幸いにもそこまでつまらなくはなく、何のひねりもない脚本と演出ながら、

デンゼルワシントンンは出来る限りのことはしたぞ、、と思わせて満足な映画だった。

(↑ ちょっと微妙な批評??)



とりあえず、昨日サイモンが来て彼の結婚式について話しているうちに結構なバトル的会話となり、

なんとなく気分が盛り下がっていたせいなのかなんなのか、

思ったよりもずっと映画を楽しんだな~というのが感想。


それにしても、なぜに、ライアン・レイノルズのような男とスカーレットは短い間にせよ恋に落ちたのか??


摩訶不思議さを感じながら観たこの映画は、

そういう意味では彼の実生活のなんとなくミジメっぽそうなところと人良さげなキャラが活かされた大成功なキャスティングだったと思う。


ところで、今日はニックが色々な所へ連れて行ってくれた日だった。

最近のニックはこういうことをしてくれるから、

嬉しい反面、

ちょっと調子が狂う。



まず街まで歩くことに決め、

長い散歩の途中で、ニックが案内してくれたカフェ『Prufrock』に。


コーヒーに綺麗なクレマがぴかぴか光って金色な液体になっているから、

ニックは再びここでも、「まるでチョコレート飲んでるみたい」だと。

そんなの、コーヒーじゃないやい☆

邪道じゃわい☆


と、不貞腐れるしかない。



店の人に聞くと、ブレンドされていることが分かった。

私、ブレンドなんか嫌いだ。

次は他の客が飲んでいて美味しそうに見えた「エアロコーヒー」なるものに挑戦してみよう。



そしてそのカフェを出てすぐ、同じ通りに見つけた別のカフェ、『Department of Coffee and Social Affairs』。


ここは今まで見たどの店よりも美味しそうな、サンドイッチがズラリとあった。

レアなビーフがたっぷりとはさんであったり、おいしそうなハムがぎっしりと詰まっていたり、それと一緒にチーズやらホースラディッシュのソースやらが加えてあって、

もうこうなるとサンドを超えたサンドイッチ。




見るだけでいい?とお店の人に聞いて眺めているうちに、食べたくなってしまったので1つ買った。

裏切られなかったどころか、

予想をはるかに超えて、

美味。



以前は時折り食べる機会のあった、赤身の柔らかなビーフの薄切りローストビーフ。

イギリスに来てから1年半、全く食す機会はなく、


もう存在しないのだろう、、と思っていながら、

ある日、あぁそーか、あれはこっちでも高級食材なのかと気付き、

頑張ってTESCOの赤くても硬い肉を食べていた私。

久し振りの再会に感動。

こんな所にいたんだね!


5ポンドだけれど、絶対、価値あり。

どちらも場所は、Leather Lane、 Clerkenwellにある。

なんて素晴らしい通りなんだ!!




日本スーパー「らいすわいん」に米を買いにピカデリ―へ。

ついでに、時折眺めていたいなりずしもつい買ってしまった。

いつもは我慢できるのに、もうあと数日で日本という時に限って、こういうものを買ってしまう心理はなんだろう??


そしてまた映画の話。

なにがびっくりしたかって、この二人、Vera FarmigaとSam Shepard。

Veraの方は、スコセッシ映画『Departed』でその儚げな姿を気に入っていたから、

その年の取り方に驚いた。

役作りもあるのだろうけれど、それにしたって、、、な感があるのである。

そりゃ、最新カメラにさらされるハリウッド女優、お直しに日々奔走するよね。



一方、Sam Shepardの方は、カタカナでサム・シェパードと書いた方が分かるであろう、日本でも馴染みの深い俳優で、まぁ、だからもういい年なのだが、その面影はほんの僅かであった。


、、、って、

映画観ながらそんな所に目が行く私も、もう相当に年だ。




そんな中で、キラリと精彩を放っていたのがこの人、Ruben Blades。

僅かなシーンだけれど、存在感があって、さすが。

"You'll know, when you have more past than future..."とかなんとか、そんなセリフも、この人が言うからカッコ良かった。




そしてこの人、Nora Arnezeder。

初めて見たけれど、

フランス人らしい綺麗さをもった女優さん。

2008年の『幸せはシャンソニア劇場から』という、そういえばそんなかなり話題にもなった映画があったけど、それに出ていたらしい。

そしてゲランの香水ミューズでもあるらしい。


とにかくこの映画の中ではたった1人で可憐な姿を披露していた。



そしてそして、最後に夕食でSTRADAへ。

40ポンドのタダ券もらったので、初めて来た。


まずはスターター、

カプレーゼとアンチョビトマトソースパン。


まずまず、だけれど、、、

カプレーゼのトマトがまさにイギリスのトマト、土ではなく、太陽の光も浴びれない部屋で、水だけ吸って育ちましたよ~っていう味。

ただでさえイギリスのトマトは美味しくないのに、特に冬は生のトマトなんてわざわざ食べなくてもいいなじゃないか?と思わせる味だった。

私の頼んだナッツとパンチェッタとカボチャのリゾット。

なぜか、色々な食材が混じっているのに何の味もしなかった。

多分きちんとダシから作っていない味。水しかいれてないだろ~!!

それをこんなにも3人前分くらいの量を盛られて目の前に置かれて食べるのは、

苦痛の一言、それしかない。

まるっきり残したらお皿を下げられる時に、

私を見て、

「あなたにはちょっと量が多すぎるわよね!」と笑って言ったウェイトレス。


違うわぃ!!

マズいんじゃ!!








ニックの頼んだトマトのパスタ、リコッタチーズ添え。

まぁ、フツー。


オリーブオイルの味もニンニクの香りもしない、

無味無臭の味。ニックがテーブルの塩をかけて食べてるくらいだった。


そんなわけで、初STRADAは、

シェフはド素人か!!

とも思える味だったが、
ここは全国展開チェーン店、
もしかすると支店ハズレだったのだろうか。。。


でももう、タダ券貰ってもここには来ないだろうな、、、と思った。

いや、でも支店ハズレだったら、悪いから、念のため、

ここはピカデリ―のSTRADAということを覚えておこうと思う。

2012年3月17日土曜日

イースター・エッグ2012


急遽ニックの弟のサイモンがランチに来ると決まったので鳥味噌鍋を用意して待っていると、

現れたサイモンが手土産を持って現れた。

その中の一つがこれ。

今年最初のイースターエッグ!








開けたらホワイトチョコエッグが現れた。


2012年3月16日金曜日

フィンズベリーパークでサンセット



フィンズベリー・パークにサッカーボールを蹴りに行った帰り。


最近サンセットが綺麗な日が多いロンドン。













2012年3月15日木曜日

Algerian Coffee Stores est 1887

SOHOにあるアルジェリアン・コーヒー・ショップ。

テイクアウトで1ポンドのおいしいコーヒーが買える。

本当に、

ものすごーーーーーーーく美味しい。


豆のローストした匂いがふたを開けたとたん、プワーーーーーッと昇ってくる。

クリームのような泡がキンラリと光ってカップの真ん中に丸く円を描くように乗っかっていて、
その下には濃い紫茶色の液体がたっぷり。

一口飲むと、

うわぁ~~~~~、ウマいなぁ、、、、、と直球で思った、

久し振りのコーヒーだった。


最近多くの場所で飲む、酸味のある、青味のある、若いような豆の味が苦手な私は大喜びだった。

ニックに言わせると、そういう酸味の強いものも、ミルクを入れるとその糖分とミックスされて、
まるで美味しいチョコレートを飲んでるみたいだと言う。

いいよなぁ。。。

牛乳アレルギーになってしまった私は飲めない。


どうやら、そういう酸味の強いコーヒーは、もともとミルクを入れた時の味を想定したコーヒーらしいからブラックで飲むには向いてないのだろう、だからミルクなしで私好みの味は本当にうれしい限り。





店先のディスプレイもさながら、店内はさすが1887年からの歴史があるというだけあって、体格の良いおっちゃん達がエスプレッソの小さな紙コップを傾けて嬉しそうな様子も手伝い、ディープな雰囲気。




通おうかな。






2012年3月12日月曜日

映画『The Raven』




前回映画を見に行った時に、予告映画の宣伝ポスターの、『The Raven』という文字が目に飛び込んできて、



Raven?


Ravenというと、エドガー・アラン・ポー??



と思ってポスターに近づいたら、ジョン・キューザックがエドガー・アラン・ポーを演じるとわかった。





最近どこにいるんだジョン・キューザックと思ったら、

そんな映画を撮ってましたか~!!と嬉しい驚きだった。



エドガー・アラン・ポー + ジョン・キューザックという組み合わせは、映画の出来に関係なく、

絶対観たい。。。と思ったけれど、


横のニックはあんまり反応していない。



この分じゃ、日本に帰る時の飛行機で観れるのを待つことになるな、、もし観れたらだけど。。。


と思っていた。



そして今日。

映画『Help』を観ようとニックが誘ってきた。

映画館に着くと、なんとHelpのチケットは完売という。


即、「じゃ、Raven2枚」と言うニックの声が聞こえてきて、


結局諦めていたその映画を観ることになった。



感想は、


「う~~~~~むむ、こりゃシャーロックホームズが売れてることに便乗したような、ゴシック仕立ての映画だな」


ということ。


要は、第一にも第二にも売れ線を意識した作りということ。


作り手売り手はゴシックスリラーというジャンルに入れたいらしいが、”ゴシックなぞなぞ”くらいのレベル、子供だましもいいとこだ。



まぁね、いいんだけどね、最初から期待はちっともしてなかったから。









それにしても、ジョン・キューザックに非はない。

相変わらずの演技で魅了してくれて、ポーの詩を語るところなんか最高だった。

彼の演技のすごさは、、どんなに変な話で何を演じても、ついそのキャラクターに引き込まれてしまうような魅力的な人物を作り出すところ。







エドガー・アラン・ポー。


1809年生まれ1849年没。


私の年までに何とたくさんの作品を生んだことか!

彼について語り始めたら止まらなくなるので止めておこう。。。



しかし、こうして見ると、ディッケンズに似ている。。。

そういえば晩年にディッケンズに会ったというけれど。


このスタイルはその時の流行だったのか?
















そして、ジョン・キューザックと言えば、、、



もちろんこれでしょう。



『Say Anything』。



青春だ。






Tsunami Aid @Hampstead Suburb Free Church

ハムステッド・ヒースへ散歩に行った後、


日英音楽協会の日英合唱団を見に行った。



チャリティーコンサートなのでもっと人が入るかと思ったら、suburb=郊外、というだけあって、ちょっと行きにくい場所にあったせいか、満席ではありながらも、溢れんばかりの人人でごった返すということはなく、


その代わりに厳かなチャリティーらしい雰囲気の中で、日本の歌曲やらジョンラタ―のレクイエムやらで彩られたプログラムが1時間という短い間で淡々と進められていった。



私も2回の練習に参加させてもらったことで顔見知りになった人達が歌うのを見るのは、思っていた以上に楽しかったのだけれど、なんといっても長袖白ブラウスに黒のロングスカートがみんなとっても似合っていて綺麗!!というのがまず最初の感想だった。笑



それにしても、あの短い練習の中で、よくあれだけまとめてコンサートが出来上がったなと、


本当にびっくり☆



何かを企画するって、どんなに小さなことでさえとてつもなく大変なのに、


これだけのチャリティーコンサートを成功出来たっていうのはすごい。


上に立つグレゴリーさん&グレゴリー与子美さんの力っていうのがすごいのね、きっと、、、






グレゴリー与子美さんなんて、すごいよ、


小柄な体でおかっぱ頭の可愛らしい女性ながらとってもパワフル、


ソプラノもとっても高い声が出てその声は響くったらない。


イギリスには何年も在住してるのだろうし、こういう活動を長年してきているにもかかわらず、


気取った嫌味なところが微塵もない。



グレゴリー、お前、らっき~だったな、、、と思うしかない。





ところでこの合唱団には財木麗子さんというソプラノ歌手がいる。


私が参加した2回目の練習の時の事。


普段は皆に合わせているのであろう彼女の歌声が何かの拍子にくっきり聞こえてきて、そのあまりの美しさに聞き惚れてしまった。

言ってみれば、





”もしもし、なんでここにいますか??”





状態なのであった。



その彼女が今回のコンサートではソロで”さくらさくら”を歌い、その後も何曲かをソロで歌った。




練習時にちらっと聞いたあの歌声をフルで聞いちまってるぜ、、と、なにかとっても得した気分になった。


そもそも歌手の歌声というのは聴き手の好き嫌いが大きく左右するもので、

とくにオペラのような分野だと、その歌手が世界で称賛されている歌手かというよりも、その声が実際に自分がずっと聞いていたい種類のものかどうかということに結局は限られると思う。


そしてまさに、財木麗子さんの声は私好みなんだと思う。





ジョンラタ―の歌曲のソロの最後の方で出したいくつかの音はとっても素晴らしく、まるでマリアカラスのようだった。ホントに、過言ではなく。



こんなに歌えるのに、私が参加した2回の練習時にもきちんと出ていたんだから、彼女って、すごいなぁ、と思った。


ところでもしかして、記憶が定かじゃないのだけれど、


私の1回目の練習参加時は合唱団にとって新年初めての練習でもあり、ささやかな持ち寄りパーティーが開かれたのだけれど、





そのときにこの財木麗子さんはコロッケを持参して来たんじゃなかったっけ?





とても美味しいコロッケで、私は感激し、皆も称賛していると、彼女は謙虚にも謙遜していて、そうか、こんな美人がこんな美味しいものを作ってそれで謙虚か、、、と思ったんじゃなかったっけ??


あれ、財木麗子さんだったんじゃなかったか??


そうか~~、、、


名前も美しいことながら、


容姿端麗、


料理もできる、


加えて美声の持ち主のオペラ歌手か~~~。。。。



世界は広いな!!






これはコンサートの行われた教会のすぐ前にあった別の教会、St. Jude's church。


最初は1人でこのコンサートに来ようと思ってかなりニックとモメだけれど、

途中、大きな墓地が遥か遠くまで広がっていて、

ニックについてきてもらって良かったとつくづく思った。


ハムステッド・ヒースを散歩




高い地点から景色を見おろす時にロマンティックな気分になるのはどうやら世界共通らしい。。。


何故に???????
なにゆえに人間はそのような気持ちになるのか?????


私には今だもってその心理は謎である。。。。。。


過去の恋愛時、男が高い所に行こうとする時にはいつも、


”また高いとこ? めんどくさっ!”


と思っていた私だったのである。。。



青空の下に広がる風景やら、きらきらひかる夜景やらを眺めるのは私だって決して嫌いではないのだけれど、
決まって男が手を回してくるのが不思議で、なんで??と思いながらも我慢して腕の中にいる時間がホトホト疲れて嫌だった。


おかしいな、私も恋愛中だったけどな。。。




このベンチの二人はカップルじゃないよね。。。



でももしかして私とニックみたいに、



「あっちいって! 端に座ってよ! 離れてよ!!」



ってなことだったりして。。。。。。。笑


シャードもあんなに高くなった。

向かって右隣に見えるのはセント・ポール教会。





この木には何組かのカップルの名前が彫られていた。


もうここ数年ずっと、木に彫られた名前を見る度に、気に彫られた名前が出てくる話が昔読んだ短編であったはず。。。。う~~ん、なんだったっけ。。。となる。


そうなりながら、まだその話を読み返すこともなく今に至る。


今度こそ、探し出して、もう一度読もう、



サガンかな、

スコット・フィッツジェラルドかな、


いずれにせよ、ビターでロマンティックな物語だった。




それが頭の底にずっと沈んでいるせいか、


気に彫られた名前を見るのは嫌いじゃない。


ハムステッド・ヒースにあるケンウッドハウスのお気に入りのカフェでサンドイッチだけ買って、外で食べた。


そのカフェはいつも通り相変わらず混み混み。


何がお気に入りかというと、ツナサンドが旨い。


今回久し振りに食べると、チャイブが少なめでパンも四角い柔らかいパンになっていて、前の方が好みだったけれど、その差は若干、やっぱり美味しく頂いた。




ニックはラムとミントのマヨネーズ添えサンド。すごく美味しくてラムもミントもたっぷりだった。


ツナは3.95、ラムは4ポンド強と、一瞬、高ッ!!と思うけれど、とにかく新鮮でボリュームがあって何よりおいしいので、これだけで満足感を得ることが出来るから、旅行でケンウッドハウスに寄る人は試す価値あり!


特にラムサンドなんて日本じゃ簡単に食べれないし、日本円で換算すると多分2000円くらいの価値はあるサンドだと思う。

そして映画『ノッティングヒルの恋人』にも出てきたこの場所を眺めながらのんびりするロンドン観光もわりかし良いんじゃないかと、街でウロウロしている日本人の観光客を見る度にそう思う訳です。

2012年3月11日日曜日

覗く月

ひょこっと月が覗いていた。





この部屋は本当に良い部屋だ。

2012年3月10日土曜日

ロンドンで好きなカフェ、『Cafe Rouge』

イタリアフェスタに行って、

映画観て、


夕食は外食で、、、、、


なんて日はこの日が初めてだ!!!!!!!!!!


まぁ、なんて素晴らしいの!!!!!!!!!!




そして行った先は、15年前から変わらず好きな、『カフェ・ルージュ』。




チェーン店なのだけれど、チェーン店の良さである底力を感じられる店だと常々思うこのお店、

今夜はニックがコヴェント・ガーデン店を予約してくれたという。

以前はよく1人で本を片手にぷらっと入り、寒かったらコーヒー飲んで暑かったらレモネード飲んで、お腹減ったらサラダ頼んでオニオングラタンスープ頼んでぷらっと出る、という使い方をしていたけれど、




15年も経ってニックとしっかりすっかり地味な生活をしている今となってはとんと御無沙汰になってしまっていた。



なんと、2010年にロンドンに引っ越してきてからはこの日が2回目なのである。 たった2回!!!


しかも1回目はニックの家族とで、本を片手にぷらっと、、どころではなかった。



その時は多人数と会話しながらも久し振りのカフェ・ルージュということで心はメニューに飛んでいたのだけれど、出てきたクロックムッシュはなぜかマヨネーズの味がする代物で、やはり多人数と話しながらもそのマズさに心は萎れていたのだった。



なので自然に2回目が遠のいていたというワケ。


しかもこの2回目にもカラクリがあり、ニックがi-PHONEをTESCOで買ったので、買い物券がもらえることになって、それをカフェ・ルージュのお食事券に変えたという経緯なのだった。40ポンドも!




せっかく40ポンドの券があるしね、使わなきゃね、とニックは250グラムのステーキ。


日本で食べるステーキは好きだけれど、海外ではあんまりステーキが好きじゃない。

それでも一切れニックからもらって食べたら、なかなか悪くないと思ったステーキだった。







私は鴨! 好きな鴨!

しかも大好きなフルーツソースで、これはプラムソース添えだった。


鴨の外はカッリカリだし、インゲン豆も良い茹で加減だし、プラムソースと食べるとたまらなく私好みの味で、


やっぱり外で食べる時は鴨だよね、、と思った。



アレルギーが分かってから、牛乳類には特に気を付けるようになって、外食が本当に面倒くさい。

和食と違ってイギリスではありとあらゆるものに乳製品が入っているから気が抜けないのだ。


それで大好きなマッシュも食べれなくなってしまった。


そんな、牛乳がチョイ入っているのも駄目なんて哀しい、、、


最近ではマッシュが食べたい時はニックに頼んで家で牛乳抜きで作ってもらうようになったけれど、

この英国、料理にはマッシュの付け合わせが多いから、メニューをきっちり確認して、泣く泣くフライに変えてもらわなければならない。


とゆーことで今回も付け合わせはマッシュだったから、頼んでフライにしてもらったら、これがカリカリホクホクで美味しくて、嬉しかった!



ところで付け合わせのインゲンはメニューでは”フレンチ・ビーンズ”になっていて、

ニックはさかんに「白い豆だよ、きっと」と言っていたけれど、お皿がきてみたらなんのことはない、ただのインゲンだった。


さすがフランス人、なんにでも”フレンチ”付けるんか??!



そんなこんなで、2回目のカフェ・ルージュは成功に終わり、さすが15年続いているだけの理由があると実感。



ニックも気に入ったみたいだし、やっぱり私まだこのカフェ好きだな。


映画『J・エドガー』のハリウッドメイク

初めてこのポスターがロンドンバスの横にでかでかと貼られていたのをみた時、



へぇ~~~!! ディカプリオがフーバーやるのか!!


クリント・イーストウッドが監督か!!!





とびっくりして、





そ~か~、、とうとうクリント・イーストウッドもフーバー作るところまで来たのか~~。。。


と思った。


しかしどうなのよ、ディカプリオ、最近は前より少しは老けてきたかなとは思うけれど、フーバー、大丈夫かいな???


と映画館に行って、最初に見たシーンで、



かなりワラけた。

メイク、おかしいだろ??



お~~~~い、メイク係!!!!!




だいたいにおいて、ここまでメイク技術発展してきましたっていうそのハリウッドメイクを私は以前から好きじゃない。

まぁ、でもこれを見て、すごい!!と思う人もいるのだろう、、、、、、。。。

いるのだろうか???


ところでこの映画で何がすごいかって、フーバーと40年間ランチを共にした男Clyde Tolson役の俳優、Armie Hammer 。






誰、これ?






すごい、顔。



昔、セックスと嘘とビデオテープで強烈な印象を世界に与えたジェームズ・スペイダーのような感じ。


言ってみれば一昔前の顔。

それにしても、なに、その雰囲気。。


こ奴はかなりのバックグラウンドの持ち主に違いない、、、と思わせる顔だった。


どこのボンボンだ??





しかしその彼も、、、こんなになってしまった。。。。。。





ホント、頼むよ、勘弁してくれ。。。。


これじゃまるで、スティーブン・キング映画の『痩せゆく男』だ。


それかタランティーノ映画の『フロム・ダスク・ティル・ドーン』か。


かなり真剣に、映画の途中でこれはホラー仕立てなのかと思ったほど。






秘書役のナオミ・ワッツ、


とても綺麗だけれど、私はすぐに忘れてしまう、印象がとてつもなく薄いと常々思っていたナオミ・ワッツ。


彼女は今回とてもよかった。


彼女の老けメイクはそんなに違和感なかったしホラーじゃなかったし。

やはりオーストラリア俳優はウマいなと思わせる演技だった。



と、そんな感想だけれども、


ストーリー自体に関して言えば、クリント・イーストウッドらしい切れ込みの入った彼特有の匂いのする作品になっていて、そういうフーバー解釈もありだよね、と思わせる映画だと思う。




なにはともあれ、クリント・イーストウッドの過去の人物に対する解釈を垣間見れるという点で、

わたしにとってはとってもオイシイ映画なのだ。


リアルタイムでビッグスクリーンで、っていうのもまた必須。

それにしても、ディカプリオも演技巧いよな。

Italia Festa at Business Design Centre in Angel

エンジェルにあるデザインビジネスセンターでイタリア祭のようなものがあるとニックが連れて行ってくれた金曜日。





これはクッキングデモンストレーションをしているところ。





この人は梨のサラダやローストトマトのパスタを作っていたけれど、IHコンロにずーーーーーーーーっと文句タラタラ言いながらの作業だったので特に面白かった。





この人の前の男のシェフさんも、「IHコンロは絶対持つな!」と言い切っていたし、





私もこれでやっと大納得して、絶対持ちたくないぞ!!持たないぞ!!!と固く誓うことが出来た。












一番向こうには小さな時計が見えるまるでオルセーの嘘ッ子版みたいな建物ながら、とっても広々としていて、こういう催しものにはうってつけなんだろうなと思った。






かわいい女の子、Stefania。

サルディアンというところから、昨日初めてイギリスに来たという。


とっても素朴でかつセクシーなキュートさもある子。メールアドレスもらっちゃった♪

ここでとっても美味しいレモンチェロを1瓶買った。




バルサミコ酢も購入。


いっつもテスコで買っていると、もう味にウンザリしちゃって、そのうちにバルサミコ酢なんて買わなくなってしまったので、ここぞとばかり購入。


この男の人、「人はさ、スーパーで2ポンドで買えるからいい、って思って買わないだろ? 味が分からない人が多すぎるよね」


と言っていたけど、違います。



お金がそんなにないんです。あったら買いますよ。。。と思った。


だって、こんなに小さい瓶で1000円以上だよ。。。








Paolo。


ワインを作る一家だそう。


だから商人というよりも、まさにワイン造りの職人さんなので、大声を出して売るでもなく、ただジッと前を向いて人が立ち止まるのを待っていた。


作っているだけじゃなくて、売らなきゃならないもんね、大変だよね。。。


あぁ、私もワインの味が分かったらなぁ。。。。。。


ぶどうは大好きなのになぁ。。。。。。。。。。。





オリーヴオイルやさん。



たくさんのオリーヴオイルがあって、本当に迷う。


パンに付けて味見していると、どのオイルも美味しくて、

そのうちに次々片端から全部試すことになり、結局お腹がいっぱいになる。

こういうお祭りの贅沢な楽しみ。




歯ごたえがとびきり美味しかったパスタ!!
4ポンドもしてこの量だから、高っ☆少なっ☆!!と思ったけれど、


モチモチの上にひき肉の旨味がたっぷりなトマトソースだから、食べ終わる頃には満足感たっぷり。










こんなにオレンジも買って、大満足!


しかもこのオレンジはブラッドオレンジ!!


しかも1ネット1ポンド!!!!!!!!!!


しかも、おーーーいーーーしーーーーーー!!!!!




多分、イタリアからそのまま持ってきたのだろう、

とにかく新鮮で甘くて美味しいオレンジが山積みになって、それをまるで映画『ゴッドファーザー』に出てきそうなおじいさんが大儀そうに椅子に座ったまま袋を差し出してきた。


そうか、、、

もう市場からすっかり消えてしまったと思っていたブラッドオレンジは地元にこんなに安くあるのか。。。


なんて羨ましい。。。





これが高いバルサミコ酢。


とはいってもまだまだ高いのは限りなくあって、


特にトリュフ入りのはびっくりするような芳香で本当に買う寸前だった。


自分を止めた私、えらいぞ。




結局オリーヴオイル小瓶で4ボトル、(お試し用の小袋もおまけで一杯くれた!)


Paoloのところから大瓶で1本、


黒オリーヴを一袋、


レモンチェロのリキュールを1瓶、


バルサミコ酢を1瓶、


ブラッドオレンジを6ネット、


おまけのピノキオ鉛筆1本、


がこの日の収穫。



明日からのサラダが楽しみだ。