2011年12月9日金曜日

Angelにある小さなマーケット

あんまり盛況とは言えないマーケットに行くと、
ニックがリンゴと梨の前で足をとめた。

1キロの袋が1ポンド。

悪くない。

しかも違う種類のものでも同じ袋に入れていいという。



私は他に見たいものがあったので、「味見してから買ってね」とだけニックに頼んでそこを離れた。

チラと後ろを振り向いてみると、「うん!」と元気に答えながら彼はすでに種類選びに没頭していた。

再びニックの所へ戻ると、まだ迷っていたニック。

こんなにたっぷりあっても仕方ないよね~と言う彼に、今日は寒いし豚か鳥と一緒に煮込んでキャセロールにしようよ、と提案すると、じゃぁ、と3袋購入することに決定。


そこでまた「味見はしたんだよね?」と聞くと、

うんもちろん!と言って、店の前に並んだ箱を指差した。


見ると、そこにはプラスチックの箱が5個ほど並べてあって、薄く切られた味見用が種類別にされていた。

あぁそう、と答えながらもちょっと不安になったところへニックがその箱の1つに手を延ばし、

この梨美味しいと思うんだけど と差し出してきた。

食べたら美味しかったので、まぁ美味しいよね大丈夫だよね、と思っている間にニックが支払いを済ませた。




そしていざ家に帰って食べてみると。。。



リンゴはともかく、梨はまぁまぁか味が全くしないか、という代物だった。



ガッカリ☆


見事に不安的中、


味見用でやられてしまったのである。


そりゃーそうだよな、

味見用に切って、自分達が食べて、マズかったらそれは味見用の箱に入れないもんな。


まぁでも彼らも騙すとかのつもりでやったわけじゃなくて、

実際問題、

あんまり美味しい果物がイギリスでは採れないし、

3個に1個当たりがあればそれで良し、

それどころか大当たり!みたいな文化だから文句も言えないよな。


それにしてもこのAngelにあるマーケットはなかなかショボイにもかかわらず、

つい私の足を運ばせてしまう魅力があるのは何故かしら??

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