2013年7月11日木曜日

Paco Pena; at Sadler's Wells




パコ・ペナを聴きに行ってきた。


実は、サドラーズ・ウェルズにやってくると知った時、とても喜んだけれど、アフリカ音楽とコラボと分かってちょっとガッカリしたのだった。


コラボか〜。。。 フツーのフラメンコだけを聴きたいんだけどなあ、どうしようかなあ。。。と一瞬思ってしまったのだった。


しかしすぐに、最後にパコ・ペナを観たのは2007年の夏だったから、もう6年も前のことになるな、と、いうことは。何歳になるよ、彼は?



そうなんです。哀しいかな、最近は私も年を取ったせいか、周りの年が気になってきているので、あれ、パコ・ペナはもう何歳になるんだっけ、、、もしかしたら、私にとってこれが最後のチャンスかも?、、、なんて考えてしまうのだ。



なので、今回も行くことにしたのだった。でも迷ったのはそれこそ一瞬のこと。チケットを買った後は彼の演奏をまた聴けると思って気分がこの日までハイだった。


なんたって、今の私はギターを練習し始めたのだから、今までとは聴く角度も観る角度も違うのよ!と鼻息荒かった。


しかし、パコ・ペナの演奏を聴いたら買ったばっかりの私のギターを捨てたくなかもな、、という心配もあったのだったけれど。







2007年と同じく今回もサドラーズ・ウェルズだから家から近いのも嬉しい限り。

トイレだってロンドンにありがちなバカバカしいほどの狭さではないし。






そして相変わらずパコ・ペナの演奏は素晴らしく、フラメンコの歌も踊りもすごかった。アフリカの歌とダンスと、まさしくコラボレーションしていた。実験的な感じも全くしなかったし、しっかり一つの劇としても完成されていた。言ってみればまるでオペラのような。

すごいな、こんなことが出来るのか、と感動しっぱなしだった。当たり前か。パコ・ペナだっだわ。


とにかく、このチャンスを逃さないで本当に良かった!






帰り道。


ニックがいつも通りに食べた幕間でのアイスクリームの事を、「まあまあの味なんだけどね」といつも通りにコメントしているのを聞きながらコンサートの余韻に浸ってこの道を歩くのは格別だなと、幸せを感じた帰り道だった。





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