2010年11月5日金曜日

いざロンドンへ1 溜まった写真

次の日の朝のフライト&ビザ取得のため、関空のNiKKOホテルで一泊。




その夜、関空の松屋でがっつく私達。









疲れ過ぎて空腹も感じてなかったのに、牛丼を見た途端に2人無言で食べ始めた。




夜ももう12時近くで本当に疲れてたけど、半分寝ながら夢中で食べた。

次の日も6時起きと思ったら、うんざり★


このままここから動かないでいいなら、この空港のホテルに泊まり続けて、ずっと松屋の牛丼だけを食べて生きていけるとさえ思った。


無我夢中。

結局次の朝6時に起きて、ニックは長堀にあるビザセンターまで行って8時オープンに備えて待機。

9時にホテルロビーで荷物全部を運び出した私と待ち合わせ。


しかし8時半にニックから連絡が入り、まだビザセンターの方では9時にならないと分からないからそれまで待つという。だから空港のAカウンター、マレーシア航空のチェックイン辺りでの待ち合わせに変更してくれと言うニック。

しかし、、、

離陸は11時!!!!!!!!


間に合うのか??!!!!!!!!!!!!



とにかくやるしかないと、私もその準備を始めた。



9時になるなり、京都市左京区役所に電話して、支払えなかった保険料の請求書を妹に回してくれるように頼む。



そしてベルボーイを呼んで荷物を運び出し、ホテルをチェックアウトしながら郵便物を頼むと、「お時間がかかってもよろしいなら」というから、空港内の郵便局に行くことにしたけれど、何せ荷物が2人分、トローリーに乗せているとはいえ、重い。


エレベーターに乗るのも一苦労。

やっと4階国際線フロアのAカウンター付近に着いたと思ったら、郵便局は2階国内線フロアの反対側の、まさに端。

重いトローリーを押してまたエレベーターに乗り込み、2階まで行って反対側まで走った走った!!

やっとのことで着くと、書留、それも現金書留はそれ専用の封筒をまず購入して、色々な記載をまた最初から書き直さなければならない。


しかも糊シロが3つ!!!


こういう時に限ってぇ~~~~☆!☆!☆


と焦るもやるしかない。


やっとこさ終わってあたふたしながら汗だくで差し出すと、肝心の郵便局員が悠長な口調で一つ一つの記載について説明し始めた。


だから!! 時間ないってば!! 私のこの姿見て、分からないの??!!


ってムッとすること半分、不思議に思うこと半分、


「物凄く急いででますからすいませんがっ!!」




と言い残して再び重いトローリーを押してエレベーターまで走る。。。が、混み具合がすごく、とても乗れそうもない。


こうなったらさきに端まで走って、そこにあるエレベーターに乗った方が、スムーズに4階のAカウンターまで行けるかも、、、と思ってまた端まで走った走った!!


やっとAカウンターに着くと、もう10時5分。

でもニックの姿はない。。。


立ち尽くして、周りを見渡して、もしかして向こうもこっちを探してるんじゃないかとキョロキョロしたけど、


ニックはいない。。。





10時20分。


現れない。。。

しかし考えてみれば、現れたところで私のビザが取れてなければどうしようもないんだっけ。。。と思いながら、時計とにらめっこ。
10時28分。

遠くからニックのヒョロヒョロした姿が見えた!!!!!!


ニックだーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!


嬉しくなって、この時はもうロンドン行きはどうでもよくなっていて、「ニック~~~~~!!!!!!」と叫びながら、何だかドラマだわ、、と思っていると、ニックが近づくなり、「ミキ、取れたよ!! ビザ取れた!!」って叫んだ。そして2人、トローリーを掴んでAカウンターへ走り出す。



「すいません、11時のフライトなんですが!! もうムリですか??!!」



とパスポートを差し出して、ニックが、「彼女のビザが今取れたんで!!」って言う。



そんなこと、誰も気にしないってば~☆、、、と思ってると、



「そうですか!! お待ちください!!」



と、そこにいるマレーシア航空関係者が全員物凄い勢いで電話やらコンピューターを使い始めた。



え、もしかして、まだ乗れる可能性あるの??!



と半信半疑でいると、1人のグラウンドアテンダントが、「こっちへ!! 誘導します!!」と走り出した。

わーーーーーーー!!! もしかしてまだ乗れる望みあるかも??!

と一生懸命付いて行った。



彼女のおかげであれよあれよと言う間にどんどん前へ進み、とうとうイミグレーションカウンターまで到着。2人がパスして反対側に通ってやっと、間にあるバー越しにお礼を叫ぶと、彼女は手を左の方に向ける。

そして2人、また走った。

するとさっきAカウンターで見かけた別の男のグラウンドアテンダントが待機していて、ゲートカ―に乗せてくれた。

扉が閉まって、「もうここまで来たから大丈夫ですよ」と言われるなり、ふぅーーっと脱力感。

でも次の瞬間、本当にロンドンに引っ越しするんだ!!とやっと、実感が湧き始めた。



でももう飛行機に乗るだけ、センチメンタルに浸る時間はどうやら最後まで全くナシだな、、と思った。









マレーシア空港。


ぐっすり8時間眠った後のニック。





結構マレーシアって遠いんだね。




















パッタイみたいでおいしかったもの。





マレーシアで遊んで行くこともできたけど、今回は疲れ過ぎてその気力もなかった。





しかし空港で8時間待ち。


久し振りにゆっくり本でも読もうと、いつもだったらうんざりするようなトランジット待ちが嬉しかった。




こういう国では食べ物にスプライトかコーラが無難だよ、、っていうアドバイスをしっかり無視してニックはアイスコーヒーを頼み、案の定、「マズイ。。。」と当たり前の感想を述べて、しっかり私のスプライトを飲んでいた。










時間があるしね、と、3品目。


美味しかった。







そしてロンドン到着。


マレーシアまで8時間、空港待機が8時間、そしてロンドンまで12時間の旅ですっかりヨレヨレな私の横で燦然と輝くフライトアテンダントのSITI。



とってもプロフェッショナルな仕事ぶりで笑顔が素晴らしく、彼女動くたびとってもいい香り。

「とってもいい香りがするわ!」って言うと、「え、本当? ありがとう!!」って答える彼女の横で、男のキャビンアテンダントが「なんだって?」と聞いてきた。

彼女が「私がいい香りだって!」って言うと、「Let me smell!」と言ってSITIに叩かれるマネをされていた、ユーモアのセンス有りの人達だった。


今回の旅は、航空会社の人達にただただ脱帽。
みんなどうもありがとう!!!!!!!!!!!
おかげで今ロンドンにいる。
しかしそれが果たして良かったのか悪かったのかはまた後のことで。。。




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