2012年8月20日月曜日

大英博物館のカフェ


金曜日に行った大英博物館。





まずはカフェで腹ごしらえ。


実はココが目的だったりもして、期待大だったけれど、期待は裏切られずに嬉しい美味しさだった!



ポークベリーのリンゴのソース添えは9ポンド50ぐらいだったっけ、


皮がパリっとローストされていて、脂臭くもなく、薄切りのおかげも手伝って食べやすくて私好み。


しかも大好きなフルーツソース添えで、それがリンゴの酸っぱさをキッチリ出したソースなんて、

モロに私好み!!


サイドの野菜はもう完璧な焼き具合だし大好きなニンジンだし、しかもいつもあんまりソソられないじゃがいもまでホックリと甘くて、


私にしてみれば、そこらへんのお店で食べるよりずっと旨かった。






なぜこのカフェが目的だったかというと、


クレア達と行った時に食べたパスタが、もう出来上がっているものだから少々柔らかくはなっていたものの、

それでもかなり美味しいトマトソースでびっくりし、値段もなんと5ポンド以下という感激。


ところがそれ以来何度行ってもそのパスタに出会うことがなく、


それどころか食べ物のほとんどが売り切れという哀しさ。。。


だから、今日こそは食ってやる!!とばかりに勢い込んで、博物館に着くなりにカフェに直行したのだった。





でもやっぱりそのパスタはなかった。

そこに居合わせた一組のカップルがオーダーしていたこのポークベリーをチラ見するとかなり美味しそう、でも値段は9ポンド以上と予算を軽くオーバー、

仕方ないねと一度はカフェを出たのだけれど、

考えてみればカフェで食べる気満々だったから家でなんにも食べて来なかったんだ、、と思ったら、やたらお腹が空いてきて、

じゃあ別の所で食べようかとなったら他のどこに行ってもそれなりにお金がかかる。




ということで、カフェから出て5分もしないうちに戻って、このポークベリーをオーダーしたのだった。



思いなおして良かったよ~!!


やっぱり一つのものが美味しいと、他のも美味しい確率は高いのかな?


そういえばクレア達と行った時も、キッシュが予想に反して美味しいとヒューが何度も言っていたっけ。







これはマカロニチーズ。

オーダーしようかどうしようか、なかなか高いと思って迷った挙句、一つ手にとってトレーに置き、用意してくれたポークベリーの皿と一緒にレジに向かう。



しかしポークベリーの代金しか取られず、聞くとなんと無料ということ。


なんで?

なんでなの?

どーゆーことなんだ?


ワケわからなかったけど、嬉しいからそのままもらった。



カフェがもう少しで閉まるからかな?


ジッとマカロニチーズを見つめる私がかなり貧乏そうに見えたから、、、じゃないことを願うばかりだ。。。


いや、しかしね、なぜあんなに迷っていたかと言うとね、

なにも金額ばかりじゃ~ないんですよ、

マカロニチーズは私の好物なんだけど牛乳が入っているんですよ、


なんて心の中で弁護してみた。




いや、でもカフェが閉まるからだろう、、まだ結構残っているからだろう、、

ケッシテ、ビンボウソウニミエルカラジャナイ



とマカロニチーズが並んだ方を見ると、

なんとそこには、


”子供無料”


の文字が。。。。。。。。




えっ??

私、子供扱い?! バカにされたのか??!!!


違うよね、


ビンボウソウダカラダヨネ!!


と心の葛藤としばし格闘。


そして楽しんで食べること30分、お皿を片づけに来たさっきの可愛いイタリアちっくなレジのお兄さん、


「どうだった? 好きだった? マカロニチーズ?」 



と言った。



名指しかよ。。。。。。。







お腹も満足したところでさっそく見学。


今日は中国の焼き物に焦点を当ててみた。


入口をはいってすぐにある、この壺は、青と白の絵付けの記録が残る中では最古のものという。

1381年だっけか?


壺の上の、像の取っ手よりも上に書かれた文字にそれが記載されている。


あくまで記録として残っているものの中でということで、それ以前からこの青と白は焼かれていて、もうこの頃には既に確立されていたという。



 






『pair of bottles with powder-blue glaze 』 AD1662~1722 江西省 景徳鎮



この色が好み~と近寄ると、光の加減で絵が浮き出るように見えたり隠れたり。


絵付けの仕方もその見え方も、まるで野菜や果物ジュースで絵を描いて火であぶったような子供の頃のそれを思い出した。






ポップな色満載な戸棚、

まるで現代のおしゃれ雑誌の撮影に使われそうな器達がひと際そこのフロアで目立っていた。


黄色もターコイズブルーも薄緑もレンガ色もそして黒までもが透き通るような、それでいてしっかりと色づけされていて、とっても綺麗。

あのピンクはピンク嫌いな私が好きになるピンク色だ。



いったいどうやって出した色なの?



シングルカラーとあるけれど、全く焼き物を理解していないわたしにはちんぷんかんぷん。








すっごく可愛い顔したブッダを見つけた!


綺麗な顔~!

静かで上品でなのに愛嬌があって美しく、見惚れた。


18世紀終わりか19世紀初めのビルマのものという。




MYROBALANという実を手に持っていて、その実は薬の効用を持っており、ブッダが癒す存在であることを示していると説明書きにあるが、


MYROBALAN?


なんだろう??


カシの実?




仏陀が悟りを開いた菩提樹の実はもともとが弱く、身に着けるのには適さなかったので代わりに金剛菩提菩提樹ルドラクシャの実がその代用として使われている。

大人気のシヴァ神も首から長く垂れ下げているのがこの実で出来たネックレスであり、シヴァが迷走、じゃなかった、瞑想をしている時に流した涙から生まれたとも言われて崇められているが、、、


ハテ?


ルドラクシャではなく、悟りのを開いた方の菩提樹の実なのか?










ゆいか、、じゃなかった、


何だったっけ、これ?


あんまりにもユーモラスで気に入って写真は撮ったけど、

それだけだったんだった。。。。。。






『The Bodhisattva Avalokiteshvara』 Gilded bronze 16世紀のネパールのもの。


説明には、

"He is an emanation of the Budda Amitabha"とあって、なんのこっちゃサッパリ。






EMANATION




放射?

ラドン??


わーーかーーらーーなーーいーーーーーーー。。。。。。。。



ま、いいや、、、。


それでなぜこの像を撮ったかと言うと、

見て、あのお腹。



すごくない?


ちょっとタプッとしててリアルだわ、

まるで最近の私のお腹のようだわ、


私のお腹はまさにリアル以外の何物でもないのだわ、


と思った次第。





大英博物館は見どころ満載、

もっと通おうと思った次第。





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