2013年5月29日水曜日

ロンドンでTom Harrell



いつもはイベントに対してかなりの消極的な私もロニースコッツジャズクラブのスケジュールだけはきちんとチェックしなければと思っている。


思ってはいるのだけどやはりどうにかすると2か月3か月のスケジュールを見ずにいることもあり、驚くようなゲストが来ていたのを後で知って悔し涙することも多い。




それが先月、さぁて、私はいったい最近何を見逃しているのでしょう、、と、こわごわとスケジュール表を開いてみたら、



へっ??!!



トム・ハレル??!



とむ・はれる?!!!



Tom Harrell??!!!!!!!



本当か?!!!!!




びっくりしすぎて☆しばらくスケジュール表見ながらぼーっとしてしまった。



まじで?!!!



ソールド・アウトと赤いタグないし、まだチケットあるってか?!!



と、ものすごくドキドキしながら即買った2枚のチケットだったが、



当日は夢のようなライブだった。





彼が最初の一音を出す瞬間、ロニースコッツの空気が緊張と期待で一気にピンと張ったのだけど、その一音が出された瞬間のあの音といったらそれこそ世界中のダイヤモンドをひっくりかえしたってあれには及ばない。


直後の聴き手の方の安堵と喜びと感嘆からくるため息も相当なもので、いかにこのトランぺッターがちょっと他のジャズマンとは違う領域にいるのかを実感させられたのだった。





とにかく、彼の出すトランペットの音っていったら、キラキラしながらスモーキー、艶があって薄くて淡い色が一音一音にあって、



その音全部を受け止めようとするあまりに息をするのを忘れるほど、すごいすごい音だった。





この日まで毎日このライブを楽しみにし過ぎてやや興奮状態になっていたせいでずっとあんまり眠れていなかったのに、そんなトム・ハレルの栄養剤を体にたっぷり与えられたので気分が高揚してしまい、夜はまた眠れなかった。



もう、追っかけでもしない限り、生でトム・ハレルを聴くのはこれが最後になるのかな。。


しようかな、追っかけ。






しかしそれにしても、先日の件の、結婚報告の元彼をこのライブに誘ったら、あんなに音楽キチガイなのに、



「ふ~ん。。。そうか~。。でも、僕は結婚準備があるから。。」だと。




はっっっ?!!マジで?!!



結婚て、そういうものなのか?!!



元彼も、元彼女も、結婚も、関係ないぞ、トムハレルなんだぞ!!



そこのとこ、わかってる?!!




わかってるのか?!!




わかっとんのか?!!!





と思うからでしょうか、



私が結婚していないのは。。。。。。。。。。。







そういえば、一番前のど真ん中の席には日本人ぽい男性が座っていたが、


彼のトム・ハレルを見つめるその姿は良かった。



男はああじゃなきゃ、いかんね~。


ウェディング・プランナ~は、好かんね~。


と、単に誘いを振られた私は愚痴っているのだけれど、


おかげでニックは初めてのライブジャズに大満足したらしい。



初めてのロニースコッツでトム・ハレルなんて、こっちが羨ましいわ!!



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