2013年6月6日木曜日

BARTS HOSPITAL



バルセロナから帰ってきて2日目、バーツ病院に行った。

マンモグラムの結果報告を聞くため。







いつものWEST WING入り口。


最初の頃はよく迷っていたな〜。



今では一人で来て、きちんと先生と向かい合って話を聞いている。








この階段を上がって、2階(日本で言うところの3階)が受付。


いつもこんなにガラーンとした感じなので、最初の頃は、この病院はヤバいんじゃないか、、と不安になったものだった。(というか、いまでもちょっと不安)






ここは相談室。

いつもやっているのかやっていないのか、全く人気がない。


しかしこうして色んなボランティアの広告があるのだから、活動はしている様子だ。






ほんとほんと。


病人の面倒を見ている人も、心が参ってしまって共倒れ、、なんてことにならないように。





こちらは化学療法で髪を失った人達のためのカツラやバンダナや帽子。


日本と比べてこういったものを注文する場所は結構わいわいがやがや活気がありそうだと思っていたのだけど、


これだったら京都の沢井クリニックの方が全然活気がある。








本当はGPに行ってみてもらうはずが、今回はニックがごり押ししたのでこうしてまたバーツで検査して結果報告も。



今回は初めてと言っていいほど待合室がごった返していたので、ここバーツ病院は怪しげな病院ではないのだ、きちんと患者がいるんだ、、とちょっとホッとした。




けれど、こんなに混んでいる中、GPに行くはずの私が来ているから少し申し訳ない気がした。


嬉しいことに、結果は良かったので、こうやって噴水を見て休憩もできた。



思ったより緊張してたみたいだ。






ここはカフェ。

なかなかゆっくりと過ごせるカフェで、カフェの向かい側にはトイレもある。


このトイレは病院という場所柄キレイなのだが、ドアを開け閉めする度にもの凄い振動と音がするから大嫌い。



建物全体に負担がかかる感じがして、揺れる度に気が滅入っていく。




どうやったらこういう建築構造になるのだろうと、ますます不思議なイギリス事情だったりする。






帰りにはこの公園でのんびり。

待合室で見かけたカップルも来ていて、見学していたが、


病院の方は大丈夫だったのあればいいね、、と思う。









ここには人を助けて自分は死んでしまった人達の名前がある。



一枚一枚を読んでいくと、感慨深いものがある。



この場所はマイク・ニコルズの映画『クローサー』にも使われた所で、だからここに来ると必ずその主題曲を聴きたくなってしまい、ついipodを取り出してしまう。

そうして、じっくりひっそりその世界に浸っていると、ニックが「ね〜、お腹空いた?」とか必ず言ってくるのだ。。。


しかし今回はニックがいない。しめしめ。




なので、またその曲を聴いた。


しんみり。。。




ああ、この映画のナタリー・ポートマンがいいね、、、


私も色々あるけれど、こうしてジッとベンチに座っていて、それで一人きりだけど、でも、それでいいね〜私らしいね〜、、、




と思っていたところへ、ニックから電話。



「お腹空いた?  何やってるの? 早く帰って来なよ、もしかしてポストマンズ・パークにまたいるでしょ? ダメだよ、ぶらぶらしてないで早く帰ってくる!! ゴハンあるよ〜」




と、言われた。



だから、お腹、空いてないから!!!




気を取り直してもう一度はじめから、、と曲を再生するも、もうさっきまでの気分には浸れなかったので、諦めて、おとなしくバスに乗って帰ったのだった。







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