京大のフリマで信州・安曇野からのりんごをたくさん買うのが毎年楽しみ。
信州大学生が団体で来て一個100円で売っている。
顔にリンゴの絵を描いたり、リンゴ描いたダンボールを頭からかぶったりと、さすが大学生、売り方も威勢がいい。
このリンゴがすっごーーーーーい甘いの!
蜜がたーーーーっぷり!
そこで疑問が一つ。
こっちのスーパーでも信州のリンゴ売ってるけど、別にすんごく甘いわけではない。
何故??
「産地直送で、JAを通してないから。色んなトコをチェックのために廻されてる間に古くなるから。」
らしい。
そ~かな~。
実は美味しいリンゴは地元の人だけで食べちゃってるんじゃないかな~。。
「いや~。そんなことないです~。やっぱり時間の問題じゃないですかね~」
そっか~~~。
やっぱり採れたて、もぎたて、は旨いってことなのね。
山梨でぶどうを食べまくっていたせいで、こっちで食べる”山梨産ぶどう”のマズさに常々疑問を感じていたけど、これで分かった。
。。。。って、当たり前の話か。。。。。。
けど、あそこまで味の違いがあると、ちょっと哀しい。。。
チェックしてる間にどんどんマズくなってるなんて。
それじゃまるで落語の”目黒の秋刀魚”だ。
『目黒の秋刀魚』
殿様が家来を連れて目黒不動参詣を兼ねた遠乗りに出掛けた。
その頃は江戸の城外だった目黒に着いたのはちょうど昼。
辺りの農家からは秋刀魚を焼く良い匂いが漂ってきた。
殿様は言う、「自分もそれを食べてみたい」。
秋刀魚は下魚、まさかそれをお上の口に、、、と周りがあたふたするも、殿様の申し付け、聞かな
い訳にはいかない。農家から秋刀魚を譲ってもらった。
それを食べたお殿様、秋刀魚がすっかり気に入った。城に帰ってもその味が忘れられない。
早速秋刀魚を所望した。
城は日本橋魚河岸から最上級の秋刀魚を取り寄せたが、まさかこのように脂が多いものを殿様の口に入れるわけにはいかない。
もしもお体に触っては一大事と、十分に蒸した上、小骨を丁寧に抜き取り、だしがらの様になった秋刀魚を出した。
それを食べたお殿様、「これが秋刀魚と申すか。こんなものではなかったはずじゃ。」と言う。
脂が抜け、骨まで抜かれて、身がばさばさになった秋刀魚が美味しいわけがない。
「この秋刀魚はどこからじゃ?」と聞くと、
「日本橋魚河岸にござります」と答える家来。
すると殿様、「あ、それはいかん! 秋刀魚は目黒に限る。」
落語の中で一番と言ってもいいほど有名なこの話。
昔から大好きだけど、いつも最後に殿様を可哀想に思うのも変わらない。
ところでリンゴの美味しい見分け方。
下が黄色かったら蜜がたくさん入ってるというサインだって。
知らなかった~~~~~!!
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