電車を遅らせたせいでアダムと席が離ればなれになった。
私が座る席は、、、、と見ると、オタクっぽいにーちゃんがバゲットのサンドイッチを口に入れたままこっちをじーーーっ。
長袖の上にTシャツを着るっていう、センスがない、決してしてはいけない姿をしている彼。
しかもそのシャツは何の生地だ? ガーゼ??
どーやら私は彼の横らしい。
アダム「そこでいいの? 僕が座る席と換えれるよ」
にーちゃん、ずり下がったメガネの奥から目だけこっちを見ながら、口にバゲットを入れたまま動かない。
口の周りはパンのかけらだらけ。
なんとも情けない姿。
膝の上にはたくさんのビスケットがペーパーナプキンにくるまれて置かれている。
その横にはチョコレート。
気に入った。
こいつの横に座ろう。
すると、アダム、「一緒に座れなくて残念だな~」
「いいっていいって」と私。
そしたらそのにーちゃん、「あの~、換わりましょうか?」
オタクのくせに気が利くやつだわ。。。
ちぇっ☆オタクくんの横に座りたかったのにな。
30分後、彼はコンピューターを取り出してプログラミングを始めた。
やっぱり。。。。。。。。。。。。
しかめ面でぶつぶつ言ったりしながら、いきなりビスケットをバリバリ食べるかと思うといきなりニコニコしてぶつぶつ言いながらキーを叩く姿は面白くて退屈しない。
私って、なんだかんだ言いながら、結局こういう感じの男の方に惹かれるんだよねぇ。。。。。。
決してイケてる素敵な男の子、ではないの。
あーーーーー。
1 件のコメント:
面白いな。よく想像できるな。肉
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